2013年10月12日

Re: Hoop Stove

皆さん覚えてますか? Hoop Stove と言うと今や CHS=キャピラリフープを指すように感じてしまってますが、元々ウィック・ジェットだったことを。ウィックを無くそうとしたり、パイプを廃止しようと試行錯誤を繰り返して到達したのが CHS でした。

YAOJ の缶構成を発見した時、同時に「もしやオリジナルの Hoop Stove に迫れるかも?」と思いました。パイプとオートウェルドを使わない、小一時間もあれば完成してしまう Hoop Stove

開発から一年半・・・Hoop Stove の再発見です。

YAOJの缶構成を使い、狭い副室にカーボンフェルトを入れる。燃料タンクとフープの隔壁をCFに担わせる。副室が狭いから実現できる構造です。普通のオープンジェットみたいに副室幅が広ければ、圧力が逃げてしまうし起動も遅くなるし最終的に気化量過多甚だしい。まあこのYAOJ構造でも気化量過多気味なんですけどね。
性能云々より、多分誰にでも作ることができる Hoop Stove というところに意義があるのかなと思います。

ジェットは 0.7mm X 4 + 0.8mm X 4 にしています。0.7mm のみだと暴力気味で噴出音が勇ましい(笑) 私の好みはこっちなんですが、無風で吼えない程度に抑える為に 0.8mm を混在させました。安定した炎にするなら 0.8mm 径を推奨します。そのかわり燃焼時間が短くなりますよ。
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2013年09月17日

もう一つのオープンジェット その4

Yet Another Open Jet Alcohol Stove part-4 − carbon felt −
YAOJ 第4弾。カーボンフェルトの細切れを狭副室に入れました。


15mm 幅の CF を 4 枚入れてますが、これでも多過ぎると思います。2枚で充分かな。もちろん素早い立ち上がりと強力なジェットになっています。ナローサブチャンバの効果てき面。2mm巾のおかげで、CFを固定するためにオートウェルドを塗る必要もありません。さらに前 2 作の詰め物版と比べると、目に見えて黄炎が減少しています。

CFって入手難だし、ある意味特殊な素材なんで、本当は避けたかったところです。でも性能面じゃ一番の媒体みたいなんですよねー。もう少し簡単に入手できそうな素材として、どこのホームセンターにもあるグラスウールやグラスファイバ布で、近い性能を出せるかもしれません。

これを作った後で、内筒の全周をCFで囲んだモデルと、5mm巾でπ型に切ったCFを入れたモデルも試しました。前者(副室をCFで満たす方)が一番良いかも。副室が狭すぎて、CFが適度に(過度に?)圧迫されている分アルコールが上昇し難いことが、逆に良い影響をもたらしているように思います。

そうそう、隙間にスチールウールを入れるのは効果無いです。もしスチールウールの繊維が縦になるように入れられるならいいかもしれませんけど、作業が滅茶苦茶面倒なことになるハズ(笑)
posted by tetk at 11:25| Comment(14) | TrackBack(0) |  アルコール沼 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年09月14日

もう一つのオープンジェット その3

Yet Another Open Jet Alcohol Stove part-3 − tin foil ribbon −
YAOJ 第3弾。アルミフォイルをしわくちゃにしてカットしたリボンを狭副室に入れました。eizoさんがアルミフォイルを入れたストーブを公開されていましたね。確か手間をかけて内筒を小さく加工していた記憶があります。YAOJの缶の組み合わせなら、その手間も不要ですね。


前回の缶壁ひだひだリボン・バージョンと同様に 立ち上がりが早くなり、ジェットも強力になりました。ここでもナローサブチャンバの効果が活きてます。

コレも最適化を施していない素案です。タタキ台にして色々トライしてみてください。

まだまだ詰め物シリーズは続きますヨ。
posted by tetk at 13:24| Comment(0) | TrackBack(0) |  アルコール沼 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年09月11日

もう一つのオープンジェット その2

Yet Another Open Jet Alcohol Stove part-2 − corrugated ribbon −
YAOJ 第2弾。缶壁から作り出した"ひだひだリボン"を狭副室に入れました。


なんと言うことでしょう!? 立ち上がりが早くなり、ジェットも強力になるではありませんか!(劇的ビフォーアフター調) 大きな副室だとここまで顕著な変化が見られません。狭副室ならではの効果です。

ちなみにコレ、最適化を何もしていない素案みたいな物。リボンが1枚でも充分な効果を得られることまで判明しています。コイツをタタキ台にして色々トライしてみてください。

詰め物シリーズ(笑)は続きます。
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2013年09月07日

もう一つのオープンジェット

Yet Another Open Jet Alcohol Stove − Prologue −
「おっとここにもオープンジェットアルコールストーブがあるよ」的な意味です(笑) きっとまだ誰も公開していない缶の組み合わせ。共にエナジードリンクの Monster と Red Bull。市場じゃライバルかもしれないけど、このストーブではパートナーです。



Monster 缶をアウターに、Red Bull 缶を内壁に利用しています。ポイントは、Red Bull缶の底の部分を下側にしたまま挿入しているところ。缶底を CHS-U で会得したヤスリ切断法でくり貫きます。で、ちょっと直径が小さくなった部分をモン缶の底部に当てるとピッタリ。この組み合わせによって副室の幅を 2mm まで削減することが可能になりました。

一応 30cc で 10秒以内にジェット噴出が始まるので、オープンジェットとしたらだいぶ早い方です。既存オープンジェットの起動の遅さは副室が大きいことが大きな要因だった・・・。それでも Hoop の起動速度に慣れた目には超遅緩。ジェットも弱々しくてトルネードに至りません。ハッキリ言って副室開放型として失敗作で実用的じゃない。

え!?使えない缶の組み合わせを公表して終わり??・・・ご安心ください、あくまでこれは序章であってベースになるもの。とりあえず今まで知られていなかった缶の組み合わせ法を公表しただけです。
これからいろいろ展開していきますよ。乞うご期待。

なお、こんなに苦労しなくても、V8トマトジュース缶(163ml)を使えば副室幅を 3mm まで小さくできます。ちなみに Red Bull缶 4mm、Pepsi/UCC-Black 缶で 5mm です。
posted by tetk at 13:41| Comment(0) | TrackBack(0) |  アルコール沼 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年08月30日

レガシィのブレーキパッド交換

自分の備忘録。

間も無く9万4千km。一年前の車検で「パッドがもうすぐ1mmを切りますよ」と言われ、ディーラーやガソリンスタンドへ依頼すると数万円かかることもあって、延ばし延ばしになっていた。ようやく思い腰を上げてDIYで交換。実際交換してみたら、計8個の古いパッドで最も減っていたので2.5mm。うーん、自分の運転ならあと1年は乗れたな。スタンドの言葉を信じちゃいかん。

新しいパッドはWedsSports REVESPEC SC。メーカー廃盤らしく、amazonとかに掲載されていたものの入荷見込みが無いらしい・・・そんなモン載っけておくなよと思いつつ、少し高いPRIMESというパッドにするしかないかなあと諦めかけたとき、Yahoo!オークションで見かけて即購入。大汗を垂らしながら作業しましたよ(笑)

まずはブレーキフルードをテキトーに抜く。
breakflude.jpg
アルコールの燃料ボトル用に何本か買い置きがあった100ml容器で吸上げました。ほぼ一杯100mlくらい抜き、交換完了後に少し戻して最終的に約80ml抜き去ったことになりました。

リア側。ピストンのリセットは、メガネレンチをキャリパーの穴から差し込んでテコの原理でOK。
breakpadchange1.jpg

フロント側。取り外した古いパッドをピストンに押し当てて、やはりテコの原理でOK。
breakpadchange2.jpg
難儀したのはフロント内側用パッドの取り付け。キャリパー上側に付いているパッドを抑える金具が当たってすんなり入れられない。指じゃ無理だし、結局軍手を挟み込んで金具を広げて挿入したらOKでした。

breakpadchange3.jpg
ブレーキペダルを数回踏み込んでから、フルードの量を再チェック。MAXの線まで抜き取ってあったフルードを戻して作業は完了。低速で何度か効きのチェックをして異常なし。

実際に乗ってみて、ブレーキのフィーリングが純正パッドからかなり変わっていると感じます。まず踏み出しがソフト・・・つまり制動が弱い。踏み込めば踏み込んだだけ効いてくる感じ。トヨタ車みたいなカックンブレーキじゃないスバルがさらにソフトになってしまった。昔々友人のミニクーパーを借りたときに感じた「踏まなきゃ効いてこない」感覚を思い出しました(笑) さすがにパニックブレーキでABSを働かすような踏み方は試してないですけどね。

次は冬前にバッテリーだな。
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2013年08月15日

BILL MOSS

book420.jpg

予約していた『Bill Moss: Fabric Artist & Designer』が届いた。豪華な装丁が施された美術書だ。

著者は Marilyn Moss。Bill のヒストリーから作品の数々、制作光景やスタッフ達までも網羅。様々な"仕事"が美しく紹介されていて、感嘆符無しで眺められない。まさに美術ですね。馴染み深いリクリエーション用テント/ウィングもたくさん。カタログ/データシートで見た写真も、解説付きでさらに大きく掲載されています。巻末の方にはユーザーの写真とコメントも。

オークションでカタログに高額出費するよりも、コレ入手した方がよほど目の保養になりますよ(笑)
入手はコチラ → http://billmosstents.com/
posted by tetk at 13:47| Comment(8) | TrackBack(0) | 道具系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年08月08日

CHS-SideBurner

技術的な進歩や進化は何もありません。CHS のジェット孔をアウターに配しただけですね。


点火直後(1〜2秒)ジェットから気化ガスが噴出し始めます。バスタブの炎がジェット孔に届き難いので、ちょっとだけ手で煽ってやると3〜5秒以内に本燃焼になって、即座にポットやケトルを載せられます。
多分「ジェット噴射タイプ」のサイドバーナーで世界最速です。どんなサイズのクッカーを載せてもオーバーフローしません。快速安全なサイドバーナーです。

改善点とか
ジェット孔とクッカーの距離を確保するために、トップピース(上側パーツ)を 15mm 高で切り出しましたが、もう 2〜3mm(12-13mm 高)低くても良かったと思います。またジェット孔径が 1mm x 16 個なのを、0.8mm まで落とした方が燃焼時間を長く取れると思います。それと上端のヘリにエア抜きの窪みを付けといた方がいいかな。

サイドバーナーについて
何度も表明してますが、私は個人的にサイドバーナー否定論者です。サイドバーナーは、そもそもポット中央部が熱せられることがなく、"ブラックスポット"とか"コールドスポット"と呼んでいる非加熱エリアが存在する。ポットに当たった炎は必ず外側へ逃げて再び中央へ集まることは無い。まあトランギアみたいな形式も理想的じゃないんですけどね。サイドバーナーは数あるタイプの中でも、最低の加熱効率じゃないかと思ってます。中央集束型炎が一番良いというのはリンナイとかイワタニが自社製品で証明してますしねえ。
ヒマワリ型炎がポット・ハンドルを炙りやすいというのも嫌いな理由の一つです。あっ、CFでハンドルカバーを作る案・・・私は却下。CFの粉(炭素繊維)が舞ってポットに入るのが嫌で嫌で仕方ない。
ポットの上げ下ろしの際にストーブをひっくり返しやすいのも難点の一つですね。

「じゃあなんでサイドバーナーなんて作ったんだよ」という声が(笑) アメリカ人対策が最大の理由かな。"サイドバーナー讃歌"みたいなコメントが結構寄せられるんですよ。連中ほんと好きだなあと。で、相も変わらず火達磨予熱とか予備燃焼に 1 分とかをやってるんで、CHS 技術を応用したら革新的で既存サイドバーナーなんて使ってられなくなるよというメッセージです。さてさて何人が有用性について正しく理解できるでしょうね。
posted by tetk at 04:19| Comment(4) | TrackBack(0) |  アルコール沼 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年07月20日

Japan Limited か パイプレス Ver.3 か?



そういやCapillary Hoop Stove Japan Limitedの映像を作ってなかったなあと思い、ストーブ自身も作り直して撮影しました。

ネーミングで悩みましたね(笑) Pipeless Hoop Stove Ver.2の毛管現象進化版でもあるし。ま、これでめでたくパイプレスフープは CHS へ収れんしたということにしましょう。

ちなみにスペック
0.7mm X 8 jet
20 crease
35cc fuel
Boot 10 sec
Burn 11 min
Height 40 mm
Weight 9 g


夏休みの自由研究にぜひどうぞ(笑)
posted by tetk at 09:37| Comment(25) | TrackBack(0) |  アルコール沼 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年07月06日

micro CHS

久しぶりのアップです。ここんとこずっと CHS の燃焼時間延伸に取り組んでいました。
micro_hoop01-2.jpg

キャピラリフープは、一般的なオープンジェット型(副室加圧型)の常識が通じない性格です。
● 主室開口直径が燃費に与える影響は軽微
● 主室開口直径が起動時間に与える影響が大きい
  ヒサシの張り出し長が1-2mm違うと10秒単位で時間がかかる
● クリース数が燃費に与える影響もそれほど大きくない
  ジェット数の1.5倍くらいまでならあまり変わらない
● クリース数を減らすと工作難易度がグンと上がる
● 缶の直径でおよその火力が決まる
  小径缶 < 大径缶
● ジェット数/径は燃焼時間に影響する
ミニ缶(53mm)で悪戦苦闘してたんですがほぼ断念。加工しにくくて避けてたウコン缶(44mm)へ逃げました。

試作 1 号
micro_hoop02-2.jpg
少しヒサシを残したんで起動に10秒もかかってしまいました。燃焼時間は25ccが8分45秒。12クリースでトライしたものの、ミニ缶に比べて肉厚なウコン缶の素材のせいもあって、かん合時にクリースが内側へ大きく変形してしまいます。工作再現性が最悪ですね。

試作 2 号
micro_hoop03-2.jpg
ヒサシを極限まで削減した結果、起動は4秒。肉厚小径缶のため、容積に対する質量が増えているのが3秒台に突入できない原因と考えています。燃焼時間は25ccで7分30秒。20クリースは流石に多過ぎ。工作的には良いんですけどねえ。

試作 3 号
micro_hoop04-2.jpg
クリースを減らしつつ、かん合時の変形を防ぐ方策を取り入れたバージョン。0.6mm X 7ジェット、7クリース+7スリット。起動4秒。燃焼9分。13℃ 400mlが5分40秒で沸騰。性能的には良いんじゃないかと思います。

micro_hoop06.jpg

はじめてHD動画をアップしてみた。キャプションのギザギザとかが消えてやっぱり綺麗なのね。そのかわり自分のPC環境じゃCPU処理性能が追いついてなくてスムースじゃない(泣)
posted by tetk at 15:26| Comment(8) | TrackBack(0) |  アルコール沼 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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