2014年01月29日

2013年アルコール・ストーブ・オブ・ザ・イヤー

遅ればせながら、去年2013年の Alcohol Stove of the Year です。もちろん大賞は CHS。

即効性を求めてパイプを使ったウィックジェットへたどり着き、円環状のパイプと同等な hoop を導入し、フープへ燃料を送り込む方法を模索して・・・。3年以上の月日をかけた集大成です。いろんな人から刺激を受けていますけど、いま考えると最も大きく影響されたのは、パイプ(ウィック)ジェットのyodogawanagareさんと、毛管現象のjonfong57さんのお二人でした。

毎年Alcohol Stove of the Yearのビデオを作る度に言ってるんですが(笑)、これ以上の方法を思い付かない。理論後付けですけど理に叶った燃焼になっていると考えています。今年はバリエーションを増やしたり製法を変えたりしながら進むのかなあ。まあその中で新しいヒントに出会えれば良いと思っています。
posted by tetk at 08:24| Comment(10) | TrackBack(0) |  アルコール沼 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年01月28日

CHS の最大燃料に関する実験

CHS の最大燃料についての考察です。

ジェット孔と燃料面との距離が、最短で 1cm くらいがベストかなあと、今まで感覚的に思っていました。先日とある CHS で、注入した燃料と起動/連続燃焼時間について、実験する機会がありましたのでその結果を共有させていただきますね。多少の違いが缶種・製法・作者などによって生じるでしょうが、全体的な傾向を掴んでいただけるんじゃないかと思います。

ある人が作った CHS-U での実験結果
testresult2.jpg
ピンク:起動時間   ブルー:燃焼時間


燃焼時間が、燃料の量に正比例して伸びていることがわかります。
起動時間が、35ccを超えるあたりからより長くかかっていることが見て取れます。

毛管現象で油面より上へ持ち上げられた微量のアルコール(液体)を、バスタブ炎が熱して気化させるという動作をしていますから、受熱面積が狭いと起動時間が長くなるという性格を反映した結果ですね。

赤丸で示したあたりが、やはり効率が良いみたいです。
posted by tetk at 09:50| Comment(0) | TrackBack(0) |  アルコール沼 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年01月23日

easy CHS へファインメッシュのポットサポートを組み込んでみた

ストーブそのものに大きな変わりは無いんですが、当面 easy CHS を作る際は 7 ジェット/ 18 クリース+目盛り付きにしようかなと。そんでもってそこへポットサポートを組み込んでみた。10mm ピッチ固定だから微妙な高さ調整ができないけど、充分なパフォーマンスじゃないかと自画自賛。


ビデオにすると簡単に見えるけど、切断・末端処理・穴あけ、挿入(組み付け)の面倒なことありゃしない!

年末から迷った挙句、結局買ってしまったファインメッシュ。切り売り最低単位 1m。丸めた状態で送られてくるかと思いきや、なんと 1m X 1m の平板状態で配達されてビックリ(笑) ファインメッシュ長者だあ!

コレ、数個作ってヤフーに出してみようかな。
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2014年01月16日

嬉しいお知らせです

CHS の動作原理を応用した『 RSR Stove 』が、RSRさんからリリースされます。


馴染みの薄い方が多いと思いますが、クラウドファンディングで初期投資額を調達してリリースしようと言う手法が採られます。その資金調達が行なわれるのは「 CAMPFIRE 」というサイト。皆さんは各プロジェクトのパトロンとして資金を提供 → リリースされた暁には約束された製品が手元に届く → 同時に「製品化の実現に手を貸した」という満足感が得られます。

RSR_campfire.jpg

日本発の新しいアルコール・ストーブを盛り上げていきましょう! プロジェクトの説明をよく読んでパトロンになってくださいね。
posted by tetk at 09:39| Comment(2) | TrackBack(0) | Diary | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年01月01日

今年もよろしくお願いします

visual13.jpg

昨年に引き続きマニアックに行きますヨ。どうぞよろしくお願いします。

上は家族の総力を結集した!?ビジュアルです
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2013年12月29日

本年もありがとうございました

今年最後のブログ更新になります。

2013年も押し迫ってしまいました。私にとって今年最大のトピックは、長年の念願かなってJSBさんとMLVさんにお会いできたこと。日本の世界のトップランナーであるお二人と話す機会を得て、継続は力なりを信じてカメの歩みを止めちゃいけないと思いました。

2011年から試作し始めて翌年3月初公開となった Hoop Stove を、比較的作りやすい方式まで進化させることができた1年でした。作っているときは当面の目標にばかり目を奪われていましたが、出来上がったものを冷静に分析するととても理に叶った動作方式・原理であり、これ以上は無いのではないかと感じています。2014年はバリエーションを増やしていく作業がメインになるかも。その中で新しいアイディアが生まれてくるといいなと思います。

今年JSBさん作のFREVO Stoveがめでたくリリースされました。2014年はRSRさんのストーブ、さらにeBayショップでCHS-Uのコピー版がリリースされる予定です。CHSが世に広まる年になると嬉しいです。
sneak0001.jpg
恒例になった「Alcohol Stove of the Year 2013」ビデオの制作が遅れています。大賞は判ってしまっていると思いますけど、動画ファンの方、もう少し待ってくださいね。

本音はmossを持って山へ出かけたいんですけどね。今年一年のご愛顧をどうもありがとうございました。来年も変わらぬサポートをよろしくお願いします。
posted by tetk at 06:51| Comment(4) | TrackBack(0) | Diary | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年12月18日

チムニー型アルコールストーブの火力アップ

キャピラリ機能をチムニー型アルコール・ストーブに組み込んで、起動時間短縮と火力アップを図ります。

試験に用いたのは、いわゆるキャット缶ストーブ。極々ありふれている使い古された構造です。
【A】:既存のチムニー型
【B】:アイディア搭載の実験機

燃焼試験の様子


この形は低加圧サイドバーナーとしても使用可能

サイドバーナーに最適化されていないとは言え、旧型の絶望的に遅いダメさ加減にウンザリ。

作り方編

チムニー型は通気量を加減することで簡単に火力調整を実装できます。超トロ火からブーストされた強火まで変幻自在。これで旧い"素"のチムニー型を使い続ける理由なんてなくなったと思うんですけどねー。

既存オープンジェット、ペニーストーブ、もちろんチムニー型も、タンク内燃料が沸騰しないとまともに機能しません。これからの季節、冷えた石や凍った地面、はたまた雪の上で使うことも出てきますよね。ストーブ筐体の熱が奪われて立ち消えなんて状況があり得ます。
しかしCHS機能なら大丈夫(なハズ)。本体が冷えていても上部のフープだけ熱くなってればちゃんとジェット噴出しますから。このキャピラリ・アシステッド・チムニーも同様に既存チムニーよりずっと強いと思いますよ。
posted by tetk at 13:44| Comment(9) | TrackBack(0) |  アルコール沼 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年11月24日

ミニ缶用トランギア・アダプタ

ここのところ直径53mmのミニ缶ばかり使った工作が続いています。
で、クリックスタンドやトランギアと組み合わせるアダプタを製作しました。


以前作った太缶用アダプタと一緒に撮影しようとしたら・・・2日に渡って家宅捜索したけど見当たらない! ついでにWestwindも見つからない。きっと2年後くらいに発掘されるんだろうな(笑)
posted by tetk at 15:50| Comment(0) | TrackBack(0) |  アルコール沼 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年11月15日

CHS-J 風空スペシャル

「山での使用がメイン、強風低温もあり得る環境下で400mlを沸かせるミニマムサイズ」というお題を頂戴した。

このRFPに対して最新のRe:Hoop Stoveで挑戦するも惨敗。全高25mmだと15ccのアルコールで中のCF全体が浸ってしまい、ただの内炎オープンジェット(笑)
そこでCF非使用のCHS-Jでリトライ。結果はこれでもダメ。全高25mm、20cc 6分50秒燃焼、6分で13℃400mlが沸騰。実フィールドを考えるとマージンが無さ過ぎる。そういえば燃料の油面からフープ(ジェット孔)まで10mm以上の高さが必要だったことを思い出した。そもそも25mm高じゃ無理な話だったんだな・・・。まあ2カップじゃなくて一杯の珈琲専用と考えれば使い道が無いわけでもないけど・・・苦しい言い訳。

で、気を取り直して全高30mmでリメイク。燃焼時間延伸を考えて主室開口径を38mmとした。CHS-Jの40mmから半径で1mm小さくなっただけで起動時間が15秒まで遅くなる。ホント敏感だ。さらにジェット数を減らし、0.7mm x 7ジェットという仕様になっている。クリース数はジェット数の倍数で21。同時に製作した14クリースでもほぼ差が無かった。


30mm高バージョンでジェット孔から10mm下へマーキング。この線が最大注入可能燃料で、測ったらちょうど25ccだった。
lp_chsj_420.jpg

仕様:
 全高 30.9mm
 重さ 8g
 容量 25cc
 燃焼 8分
 給湯 5分40秒@13℃ 400ml

ちなみに五徳高は54mm(ポット〜ジェット孔間が25mm)。5mm遠くすると10秒くらい遅くなる。でもこの数字は参考になりませんのでご注意を。ジェットの噴出角度によって最適な距離が変わるので、作り手に依存する部分です。
posted by tetk at 12:33| Comment(5) | TrackBack(0) |  アルコール沼 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年10月22日

Re:Hoop Stove と その他 YAOJ の作り方

作り方ビデオをアップしました。今までのビデオとダブる工程が多くて冗長に感じると思いますが、海外から繰り返し質問されることへの対策とご了承いただければと。


とりあえず 「YAOJ 構成」 (モン缶と赤牛缶の組み合わせパターン) は打ち止めかな。
posted by tetk at 11:01| Comment(6) | TrackBack(0) |  アルコール沼 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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