2013年12月29日

本年もありがとうございました

今年最後のブログ更新になります。

2013年も押し迫ってしまいました。私にとって今年最大のトピックは、長年の念願かなってJSBさんとMLVさんにお会いできたこと。日本の世界のトップランナーであるお二人と話す機会を得て、継続は力なりを信じてカメの歩みを止めちゃいけないと思いました。

2011年から試作し始めて翌年3月初公開となった Hoop Stove を、比較的作りやすい方式まで進化させることができた1年でした。作っているときは当面の目標にばかり目を奪われていましたが、出来上がったものを冷静に分析するととても理に叶った動作方式・原理であり、これ以上は無いのではないかと感じています。2014年はバリエーションを増やしていく作業がメインになるかも。その中で新しいアイディアが生まれてくるといいなと思います。

今年JSBさん作のFREVO Stoveがめでたくリリースされました。2014年はRSRさんのストーブ、さらにeBayショップでCHS-Uのコピー版がリリースされる予定です。CHSが世に広まる年になると嬉しいです。
sneak0001.jpg
恒例になった「Alcohol Stove of the Year 2013」ビデオの制作が遅れています。大賞は判ってしまっていると思いますけど、動画ファンの方、もう少し待ってくださいね。

本音はmossを持って山へ出かけたいんですけどね。今年一年のご愛顧をどうもありがとうございました。来年も変わらぬサポートをよろしくお願いします。
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2013年12月18日

チムニー型アルコールストーブの火力アップ

キャピラリ機能をチムニー型アルコール・ストーブに組み込んで、起動時間短縮と火力アップを図ります。

試験に用いたのは、いわゆるキャット缶ストーブ。極々ありふれている使い古された構造です。
【A】:既存のチムニー型
【B】:アイディア搭載の実験機

燃焼試験の様子


この形は低加圧サイドバーナーとしても使用可能

サイドバーナーに最適化されていないとは言え、旧型の絶望的に遅いダメさ加減にウンザリ。

作り方編

チムニー型は通気量を加減することで簡単に火力調整を実装できます。超トロ火からブーストされた強火まで変幻自在。これで旧い"素"のチムニー型を使い続ける理由なんてなくなったと思うんですけどねー。

既存オープンジェット、ペニーストーブ、もちろんチムニー型も、タンク内燃料が沸騰しないとまともに機能しません。これからの季節、冷えた石や凍った地面、はたまた雪の上で使うことも出てきますよね。ストーブ筐体の熱が奪われて立ち消えなんて状況があり得ます。
しかしCHS機能なら大丈夫(なハズ)。本体が冷えていても上部のフープだけ熱くなってればちゃんとジェット噴出しますから。このキャピラリ・アシステッド・チムニーも同様に既存チムニーよりずっと強いと思いますよ。
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2013年11月24日

ミニ缶用トランギア・アダプタ

ここのところ直径53mmのミニ缶ばかり使った工作が続いています。
で、クリックスタンドやトランギアと組み合わせるアダプタを製作しました。


以前作った太缶用アダプタと一緒に撮影しようとしたら・・・2日に渡って家宅捜索したけど見当たらない! ついでにWestwindも見つからない。きっと2年後くらいに発掘されるんだろうな(笑)
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2013年11月15日

CHS-J 風空スペシャル

「山での使用がメイン、強風低温もあり得る環境下で400mlを沸かせるミニマムサイズ」というお題を頂戴した。

このRFPに対して最新のRe:Hoop Stoveで挑戦するも惨敗。全高25mmだと15ccのアルコールで中のCF全体が浸ってしまい、ただの内炎オープンジェット(笑)
そこでCF非使用のCHS-Jでリトライ。結果はこれでもダメ。全高25mm、20cc 6分50秒燃焼、6分で13℃400mlが沸騰。実フィールドを考えるとマージンが無さ過ぎる。そういえば燃料の油面からフープ(ジェット孔)まで10mm以上の高さが必要だったことを思い出した。そもそも25mm高じゃ無理な話だったんだな・・・。まあ2カップじゃなくて一杯の珈琲専用と考えれば使い道が無いわけでもないけど・・・苦しい言い訳。

で、気を取り直して全高30mmでリメイク。燃焼時間延伸を考えて主室開口径を38mmとした。CHS-Jの40mmから半径で1mm小さくなっただけで起動時間が15秒まで遅くなる。ホント敏感だ。さらにジェット数を減らし、0.7mm x 7ジェットという仕様になっている。クリース数はジェット数の倍数で21。同時に製作した14クリースでもほぼ差が無かった。


30mm高バージョンでジェット孔から10mm下へマーキング。この線が最大注入可能燃料で、測ったらちょうど25ccだった。
lp_chsj_420.jpg

仕様:
 全高 30.9mm
 重さ 8g
 容量 25cc
 燃焼 8分
 給湯 5分40秒@13℃ 400ml

ちなみに五徳高は54mm(ポット〜ジェット孔間が25mm)。5mm遠くすると10秒くらい遅くなる。でもこの数字は参考になりませんのでご注意を。ジェットの噴出角度によって最適な距離が変わるので、作り手に依存する部分です。
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2013年10月22日

Re:Hoop Stove と その他 YAOJ の作り方

作り方ビデオをアップしました。今までのビデオとダブる工程が多くて冗長に感じると思いますが、海外から繰り返し質問されることへの対策とご了承いただければと。


とりあえず 「YAOJ 構成」 (モン缶と赤牛缶の組み合わせパターン) は打ち止めかな。
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2013年10月12日

Re: Hoop Stove

皆さん覚えてますか? Hoop Stove と言うと今や CHS=キャピラリフープを指すように感じてしまってますが、元々ウィック・ジェットだったことを。ウィックを無くそうとしたり、パイプを廃止しようと試行錯誤を繰り返して到達したのが CHS でした。

YAOJ の缶構成を発見した時、同時に「もしやオリジナルの Hoop Stove に迫れるかも?」と思いました。パイプとオートウェルドを使わない、小一時間もあれば完成してしまう Hoop Stove

開発から一年半・・・Hoop Stove の再発見です。

YAOJの缶構成を使い、狭い副室にカーボンフェルトを入れる。燃料タンクとフープの隔壁をCFに担わせる。副室が狭いから実現できる構造です。普通のオープンジェットみたいに副室幅が広ければ、圧力が逃げてしまうし起動も遅くなるし最終的に気化量過多甚だしい。まあこのYAOJ構造でも気化量過多気味なんですけどね。
性能云々より、多分誰にでも作ることができる Hoop Stove というところに意義があるのかなと思います。

ジェットは 0.7mm X 4 + 0.8mm X 4 にしています。0.7mm のみだと暴力気味で噴出音が勇ましい(笑) 私の好みはこっちなんですが、無風で吼えない程度に抑える為に 0.8mm を混在させました。安定した炎にするなら 0.8mm 径を推奨します。そのかわり燃焼時間が短くなりますよ。
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2013年09月17日

もう一つのオープンジェット その4

Yet Another Open Jet Alcohol Stove part-4 − carbon felt −
YAOJ 第4弾。カーボンフェルトの細切れを狭副室に入れました。


15mm 幅の CF を 4 枚入れてますが、これでも多過ぎると思います。2枚で充分かな。もちろん素早い立ち上がりと強力なジェットになっています。ナローサブチャンバの効果てき面。2mm巾のおかげで、CFを固定するためにオートウェルドを塗る必要もありません。さらに前 2 作の詰め物版と比べると、目に見えて黄炎が減少しています。

CFって入手難だし、ある意味特殊な素材なんで、本当は避けたかったところです。でも性能面じゃ一番の媒体みたいなんですよねー。もう少し簡単に入手できそうな素材として、どこのホームセンターにもあるグラスウールやグラスファイバ布で、近い性能を出せるかもしれません。

これを作った後で、内筒の全周をCFで囲んだモデルと、5mm巾でπ型に切ったCFを入れたモデルも試しました。前者(副室をCFで満たす方)が一番良いかも。副室が狭すぎて、CFが適度に(過度に?)圧迫されている分アルコールが上昇し難いことが、逆に良い影響をもたらしているように思います。

そうそう、隙間にスチールウールを入れるのは効果無いです。もしスチールウールの繊維が縦になるように入れられるならいいかもしれませんけど、作業が滅茶苦茶面倒なことになるハズ(笑)
posted by tetk at 11:25| Comment(14) | TrackBack(0) |  アルコール沼 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年09月14日

もう一つのオープンジェット その3

Yet Another Open Jet Alcohol Stove part-3 − tin foil ribbon −
YAOJ 第3弾。アルミフォイルをしわくちゃにしてカットしたリボンを狭副室に入れました。eizoさんがアルミフォイルを入れたストーブを公開されていましたね。確か手間をかけて内筒を小さく加工していた記憶があります。YAOJの缶の組み合わせなら、その手間も不要ですね。


前回の缶壁ひだひだリボン・バージョンと同様に 立ち上がりが早くなり、ジェットも強力になりました。ここでもナローサブチャンバの効果が活きてます。

コレも最適化を施していない素案です。タタキ台にして色々トライしてみてください。

まだまだ詰め物シリーズは続きますヨ。
posted by tetk at 13:24| Comment(0) | TrackBack(0) |  アルコール沼 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年09月11日

もう一つのオープンジェット その2

Yet Another Open Jet Alcohol Stove part-2 − corrugated ribbon −
YAOJ 第2弾。缶壁から作り出した"ひだひだリボン"を狭副室に入れました。


なんと言うことでしょう!? 立ち上がりが早くなり、ジェットも強力になるではありませんか!(劇的ビフォーアフター調) 大きな副室だとここまで顕著な変化が見られません。狭副室ならではの効果です。

ちなみにコレ、最適化を何もしていない素案みたいな物。リボンが1枚でも充分な効果を得られることまで判明しています。コイツをタタキ台にして色々トライしてみてください。

詰め物シリーズ(笑)は続きます。
posted by tetk at 12:15| Comment(0) | TrackBack(0) |  アルコール沼 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年09月07日

もう一つのオープンジェット

Yet Another Open Jet Alcohol Stove − Prologue −
「おっとここにもオープンジェットアルコールストーブがあるよ」的な意味です(笑) きっとまだ誰も公開していない缶の組み合わせ。共にエナジードリンクの Monster と Red Bull。市場じゃライバルかもしれないけど、このストーブではパートナーです。



Monster 缶をアウターに、Red Bull 缶を内壁に利用しています。ポイントは、Red Bull缶の底の部分を下側にしたまま挿入しているところ。缶底を CHS-U で会得したヤスリ切断法でくり貫きます。で、ちょっと直径が小さくなった部分をモン缶の底部に当てるとピッタリ。この組み合わせによって副室の幅を 2mm まで削減することが可能になりました。

一応 30cc で 10秒以内にジェット噴出が始まるので、オープンジェットとしたらだいぶ早い方です。既存オープンジェットの起動の遅さは副室が大きいことが大きな要因だった・・・。それでも Hoop の起動速度に慣れた目には超遅緩。ジェットも弱々しくてトルネードに至りません。ハッキリ言って副室開放型として失敗作で実用的じゃない。

え!?使えない缶の組み合わせを公表して終わり??・・・ご安心ください、あくまでこれは序章であってベースになるもの。とりあえず今まで知られていなかった缶の組み合わせ法を公表しただけです。
これからいろいろ展開していきますよ。乞うご期待。

なお、こんなに苦労しなくても、V8トマトジュース缶(163ml)を使えば副室幅を 3mm まで小さくできます。ちなみに Red Bull缶 4mm、Pepsi/UCC-Black 缶で 5mm です。
posted by tetk at 13:41| Comment(0) | TrackBack(0) |  アルコール沼 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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