佇(たたず)まいも燃焼音も匂いも好き。
ホント名器ですよね〜、あえて名機じゃなくて名器と書きますけど。
2016年10月12日
2016年09月26日
ネオジム磁石利用の珈琲テーブル
手抜きで市販の板サイズのままで作ったら、チト大きすぎたかも。
横板 3 枚で小振りな方が良いかもしれない。
2-3000円で一日あれば完成しちゃうお手軽さだからサイズ違いがあってもいいかなあ。
接合をマグネットだけに頼っているから、板の反りとかに結構敏感。
なかなか一店舗じゃ反りの無い板を揃えるのが難しいのですよ。
2016年08月22日
Noall Mountaineer II
名品 Noall Mountaineer II ・・・と言っても知ってる人なんてほとんどいないでしょうね(笑) Noallはアメリカ・カリフォルニアをベースにする知る人ぞ知るブランドでした。

HP から blog になり、そして最近の SNS の傾向なんだと思いますが、掘り下げた記事ってなかなか見かけなくなりました。WEB メディアなんて他人の写真と文章の上っ面をなぞっただけだし(笑)。ここは世の風潮に逆らって Noall を解説していきたいと思います。
よく moss を称して「レア」なんて言う人がいますけど、世に出たタマ数で言えば数桁の差があるハズ。moss は日本へ正規輸入されていたし、なんたってあの REI や有名ショップでずっと販売されてました。そのうえブームでアメリカから大挙して中古品も流れ込んで来てるし、今やありふれたブランドの一つですね。
一方の Noall は Noall ブランドとして日本へ入って来ていません。さらに 1994 年から 2000 年のわずか 6 年程度と短命な上、アメリカでもほとんど流通に乗っていませんでした。これぞまさしく激レア。

そんな Noall のビジネスは、スティーブ・ノールとあのウェイン・グレゴリーが旧友だったことにはじまります。80年代前半にブレーサブル(通気性がある)生地でテストを重ね、生地に通気性を持たすより換気性能を高めた方がより有効に働くという結論を得ます。さらに PU コーティング面を moss のように外側にした方が、室内が結露しにくく、かつ、外側の水滴も流れ落ちやすいという結果も得ています(ちなみに Noall のダブルウォール・モデルは内コーティング)。こうしたテストをウェインと一緒にやってたということなんですね。( moss がずっと前からやっていた外コーティングの有効性を証明した? moss lover としてはちょっと鼻が高い。)
こんな経験を踏まえて 1980 年代末期にリリースされたテントは、基本的に Gregory の縫製工場でバックパックと一緒に製造されていました。販売も Gregory ブランドで行われ、日本にも 94 年頃まで A&F 経由で輸入されていたんです。なんと moss 並の高価さだったんですよ。まあ為替レートの関係で仕方ないんでしょうけどね。

当時のA&Fの広告
その頃の Gregory Mountaineer II を私の友人が持っていて、ここにその詳細を載せています。

Gregory Mountaineer II
ところが 83 年に Gregory が Bianchi International(自転車とは無関係の会社)に買収され、徐々にスティーブが離れていって、1994 年に Gregory ブランドから Noall ブランドに変わります。時期が悪かったんでしょうね。アウトドア業界がかなり辛かった頃ですし、ネット通販も花開く前でしたし・・・2000 年に WEB サイトもいつの間にか消えてなくなったそうです。
Gregory 版の Mountaineer II を見た時、テントとしての基本性能、居住性、使い勝手、デキの良さを充分感じました。陽に映えるターコイズ系の色もきれいでした。でも秋冬や夜に寒々しく感じてしまうんですよ。そこで色違いの Noall 版です。

やっぱりタン色が好きなんだな〜。フロアやバイアステープの青緑色も落ち着いている。ちなみにこの色の組み合わせはコイツ以外見たことがない。
ホントよく考えてあるし、実際よく出来てる。サイズ的には moss の stardome を思い浮かべてもらえればイメージしやすいと思いますが、使い勝手に限って言えば stardome より数段上を行ってます。

stardome のセンターポールを斜めがけに変えた感じ
● ポールスリーブに伸びるメッシュ素材を使ったきれいなアーチ

● 浸水しにくいバスタブ式フロア

● 使いやすい外メッシュでく開け方のバリエーションも豊富

● 換気によく効く大きなベンチレーション

● 出入りしやすい大きなドア

● スリーブとフックを併用した容易な設営

● イーストンポール

3kg 後半の重さと収納サイズは 80〜90 年代そのもの。オールシーズン用ですしね。この時代のテントに入ると何故か安心感があります。私だけかな?
良いところだけでなく、気に入らないところも挙げておきましょう。
魚座型ポールワークの交差する箇所が下へ下へと移動して、交差の下側が横へ広がる。そのため特に地面から立ち上がった辺りの本体とフライシートの隙間が無いに等しい。せっかく本体下側に設けた換気メッシュもフライをかけた途端に効かなくなる。ポールの交差箇所をヒモで縛って上の方へ固定しておくと少しだけ改善可能。

本体の同じ場所、フロアの短辺に当たるところの壁が見た目より寝ている。そのため 15〜20cm のデッドスペースとなり、データ上の全長より有効長が削られてしまう。そこへ物を置いたりするとフライシートまで届いてしまって結露の原因にもなる。
フライシートが本体と連結式でなく、ハトメにペグダウンする方式。本体 6 本、フライ 6 本のペグが必要。フック状のピンペグなら、本体を固定したペグに引っ掛けて固定することも可( 6 本で済む)。
全体としてまさしく私が好きな 80 年代後半から 90 年代前半のテントそのものです。当時メインストリームだったテントの良い所を全部放り込んで、さらにブラッシュアップした感じ。その上で徹底した結露対策を盛り込もうとした、意欲的で優れた 4 季用モデルだと思います。いや〜、なかなか気に入りましたよ。








HP から blog になり、そして最近の SNS の傾向なんだと思いますが、掘り下げた記事ってなかなか見かけなくなりました。WEB メディアなんて他人の写真と文章の上っ面をなぞっただけだし(笑)。ここは世の風潮に逆らって Noall を解説していきたいと思います。
よく moss を称して「レア」なんて言う人がいますけど、世に出たタマ数で言えば数桁の差があるハズ。moss は日本へ正規輸入されていたし、なんたってあの REI や有名ショップでずっと販売されてました。そのうえブームでアメリカから大挙して中古品も流れ込んで来てるし、今やありふれたブランドの一つですね。
一方の Noall は Noall ブランドとして日本へ入って来ていません。さらに 1994 年から 2000 年のわずか 6 年程度と短命な上、アメリカでもほとんど流通に乗っていませんでした。これぞまさしく激レア。

そんな Noall のビジネスは、スティーブ・ノールとあのウェイン・グレゴリーが旧友だったことにはじまります。80年代前半にブレーサブル(通気性がある)生地でテストを重ね、生地に通気性を持たすより換気性能を高めた方がより有効に働くという結論を得ます。さらに PU コーティング面を moss のように外側にした方が、室内が結露しにくく、かつ、外側の水滴も流れ落ちやすいという結果も得ています(ちなみに Noall のダブルウォール・モデルは内コーティング)。こうしたテストをウェインと一緒にやってたということなんですね。( moss がずっと前からやっていた外コーティングの有効性を証明した? moss lover としてはちょっと鼻が高い。)
こんな経験を踏まえて 1980 年代末期にリリースされたテントは、基本的に Gregory の縫製工場でバックパックと一緒に製造されていました。販売も Gregory ブランドで行われ、日本にも 94 年頃まで A&F 経由で輸入されていたんです。なんと moss 並の高価さだったんですよ。まあ為替レートの関係で仕方ないんでしょうけどね。

当時のA&Fの広告
その頃の Gregory Mountaineer II を私の友人が持っていて、ここにその詳細を載せています。

Gregory Mountaineer II
ところが 83 年に Gregory が Bianchi International(自転車とは無関係の会社)に買収され、徐々にスティーブが離れていって、1994 年に Gregory ブランドから Noall ブランドに変わります。時期が悪かったんでしょうね。アウトドア業界がかなり辛かった頃ですし、ネット通販も花開く前でしたし・・・2000 年に WEB サイトもいつの間にか消えてなくなったそうです。
Gregory 版の Mountaineer II を見た時、テントとしての基本性能、居住性、使い勝手、デキの良さを充分感じました。陽に映えるターコイズ系の色もきれいでした。でも秋冬や夜に寒々しく感じてしまうんですよ。そこで色違いの Noall 版です。

やっぱりタン色が好きなんだな〜。フロアやバイアステープの青緑色も落ち着いている。ちなみにこの色の組み合わせはコイツ以外見たことがない。
ホントよく考えてあるし、実際よく出来てる。サイズ的には moss の stardome を思い浮かべてもらえればイメージしやすいと思いますが、使い勝手に限って言えば stardome より数段上を行ってます。

stardome のセンターポールを斜めがけに変えた感じ
● ポールスリーブに伸びるメッシュ素材を使ったきれいなアーチ

● 浸水しにくいバスタブ式フロア

● 使いやすい外メッシュでく開け方のバリエーションも豊富

● 換気によく効く大きなベンチレーション

● 出入りしやすい大きなドア

● スリーブとフックを併用した容易な設営

● イーストンポール

3kg 後半の重さと収納サイズは 80〜90 年代そのもの。オールシーズン用ですしね。この時代のテントに入ると何故か安心感があります。私だけかな?
良いところだけでなく、気に入らないところも挙げておきましょう。
魚座型ポールワークの交差する箇所が下へ下へと移動して、交差の下側が横へ広がる。そのため特に地面から立ち上がった辺りの本体とフライシートの隙間が無いに等しい。せっかく本体下側に設けた換気メッシュもフライをかけた途端に効かなくなる。ポールの交差箇所をヒモで縛って上の方へ固定しておくと少しだけ改善可能。

本体の同じ場所、フロアの短辺に当たるところの壁が見た目より寝ている。そのため 15〜20cm のデッドスペースとなり、データ上の全長より有効長が削られてしまう。そこへ物を置いたりするとフライシートまで届いてしまって結露の原因にもなる。
フライシートが本体と連結式でなく、ハトメにペグダウンする方式。本体 6 本、フライ 6 本のペグが必要。フック状のピンペグなら、本体を固定したペグに引っ掛けて固定することも可( 6 本で済む)。
全体としてまさしく私が好きな 80 年代後半から 90 年代前半のテントそのものです。当時メインストリームだったテントの良い所を全部放り込んで、さらにブラッシュアップした感じ。その上で徹底した結露対策を盛り込もうとした、意欲的で優れた 4 季用モデルだと思います。いや〜、なかなか気に入りましたよ。







2016年08月10日
オープンジェット再び 気化ターボ内蔵型アルコールストーブ
アルコール・ストーブのネタ・・・いや〜実に1年ぶり以上ですね。

アルコール・ストーブの基本形と言うか最も広く知られているのはオープンジェット、副室加圧型って呼ばれているタイプですね。真ん中のバスタブ部分の炎が自分自身を熱してアルコールを沸騰させ、副室で気化したアルコールをジェット孔から噴出させる・・・気化アルコールで副室が加圧されるから加圧型って呼んでるわけです。でもペニーストーブみたいな密閉加圧型(単室加圧型)に比べればだいぶ低圧。圧力の高低は吹き出すジェット炎の大きさで判断できます。
オープンジェットを高圧化するには、ジェット数や径を小さくしたり、あるいは気化量を増やす方法があります。気化量増大は副室の面積を大きくすれば良いのですが、すると本燃焼までもっと時間がかかることになってしまいます。副室にスチールウールやカーボンフェルトを詰めて毛細管現象を利用して気化量を増やすと、極々僅かながら気化量が増えます。しかしわたし的にはお勧めしません。スチールウールも含めて沸騰温度にしなきゃいけないですし、カーボンフェルトは熱を伝えにくいので、どちらも副室内の温度上昇が遅くなります。
起動速度(本燃焼開始までの時間)をあまり伸ばさず気化を促進していくには、ストーブへ組み込む内容物の体積や重量増を最小限度に抑えてやる必要があります。そんな仕組みへのトライは、こことかこことかここでもやっていました。
今回は350mlの太缶を使って、最も一般的なシルエットに仕上げます。ただし太缶は炭酸系じゃなくて珈琲のボトル缶限定です。そのココロは、150mlとかの細缶をそのまま内壁に利用するためです。炭酸やビール缶に細缶を入れても底まで届かずちょっと浮いてしまうんですよ。これ、ちょっとした、でも缶フェチの変態じゃなきゃ知らないノウハウ。
下写真右は内壁を継ぎ目のない細缶で作るフツーの副室加圧。左が毛管現象を利用した気化ターボ版副室加圧。

この写真1枚で説明要らないんじゃないかな? すべてを物語っている画像ですヨ。
CHSに見えるかもしれないですけど、フープが無いので違います。フープは「バスタブ上部に設けたドライな環状気化室」って定義してますので。

内々壁(ヒダヒダの方)と内外壁(背の低い方)で吸い上げた燃料を、バスタブの炎で気化させて副室の内圧を高めようというものです。動作的には副室加圧そのもので、単に気化促進機能を追加しただけと考えてもらえばOK。

もちろん内炎でも外炎でも使える手法ですよ。


ジェット噴出が始まるまでの時間は、フツーのオープンジェットの約半分。燃料沸騰前だと副室内の液体の燃料で気化ガスが冷やされてしまことと、フープに比べてかなり大きな副室内に充満するまで時間が掛かるので、CHS系より遅いです。それでもただの副室加圧より断然早い。気化量が増える分、燃料消費率も上がります。動画の内炎版で30ccを8分で燃やしました。
内炎版はeFREVOの加工方法を使って作ります。

この方法だと全高を抑えたバージョンを作れますよ。↑ コイツで約27mm高。
副室内の気化ガスを処理するために、この構造でフープを用いませんでした。それにフープ型だと外炎版を作りにくいですしね。
いろいろ書いたけど動画を見るのが一番わかり易い。
個人で楽しむ分にはどんどん真似してもらってOKだよ〜。

アルコール・ストーブの基本形と言うか最も広く知られているのはオープンジェット、副室加圧型って呼ばれているタイプですね。真ん中のバスタブ部分の炎が自分自身を熱してアルコールを沸騰させ、副室で気化したアルコールをジェット孔から噴出させる・・・気化アルコールで副室が加圧されるから加圧型って呼んでるわけです。でもペニーストーブみたいな密閉加圧型(単室加圧型)に比べればだいぶ低圧。圧力の高低は吹き出すジェット炎の大きさで判断できます。
オープンジェットを高圧化するには、ジェット数や径を小さくしたり、あるいは気化量を増やす方法があります。気化量増大は副室の面積を大きくすれば良いのですが、すると本燃焼までもっと時間がかかることになってしまいます。副室にスチールウールやカーボンフェルトを詰めて毛細管現象を利用して気化量を増やすと、極々僅かながら気化量が増えます。しかしわたし的にはお勧めしません。スチールウールも含めて沸騰温度にしなきゃいけないですし、カーボンフェルトは熱を伝えにくいので、どちらも副室内の温度上昇が遅くなります。
起動速度(本燃焼開始までの時間)をあまり伸ばさず気化を促進していくには、ストーブへ組み込む内容物の体積や重量増を最小限度に抑えてやる必要があります。そんな仕組みへのトライは、こことかこことかここでもやっていました。
今回は350mlの太缶を使って、最も一般的なシルエットに仕上げます。ただし太缶は炭酸系じゃなくて珈琲のボトル缶限定です。そのココロは、150mlとかの細缶をそのまま内壁に利用するためです。炭酸やビール缶に細缶を入れても底まで届かずちょっと浮いてしまうんですよ。これ、ちょっとした、でも缶フェチの変態じゃなきゃ知らないノウハウ。
下写真右は内壁を継ぎ目のない細缶で作るフツーの副室加圧。左が毛管現象を利用した気化ターボ版副室加圧。

この写真1枚で説明要らないんじゃないかな? すべてを物語っている画像ですヨ。
CHSに見えるかもしれないですけど、フープが無いので違います。フープは「バスタブ上部に設けたドライな環状気化室」って定義してますので。

内々壁(ヒダヒダの方)と内外壁(背の低い方)で吸い上げた燃料を、バスタブの炎で気化させて副室の内圧を高めようというものです。動作的には副室加圧そのもので、単に気化促進機能を追加しただけと考えてもらえばOK。

もちろん内炎でも外炎でも使える手法ですよ。


ジェット噴出が始まるまでの時間は、フツーのオープンジェットの約半分。燃料沸騰前だと副室内の液体の燃料で気化ガスが冷やされてしまことと、フープに比べてかなり大きな副室内に充満するまで時間が掛かるので、CHS系より遅いです。それでもただの副室加圧より断然早い。気化量が増える分、燃料消費率も上がります。動画の内炎版で30ccを8分で燃やしました。
内炎版はeFREVOの加工方法を使って作ります。

この方法だと全高を抑えたバージョンを作れますよ。↑ コイツで約27mm高。
副室内の気化ガスを処理するために、この構造でフープを用いませんでした。それにフープ型だと外炎版を作りにくいですしね。
いろいろ書いたけど動画を見るのが一番わかり易い。
個人で楽しむ分にはどんどん真似してもらってOKだよ〜。
2016年06月04日
ウコン缶で作るマイクロ・オイル・ランタン
UCOキャンドルランタンの替ガラスを使ったスリムなオイルランタン。

交換用グローブがウコン缶にビッタリ(ピッタリよりビッタリと表現した方が合う!)ってことを利用したものです。ちなみにUCOのミニとかマイクロのガラスの直径はそれぞれ異なってるんですよ。

構造自体は前に作ったミニランタンとほとんど同じ。ウコン缶の底部分を2個と肩部分を1個、計2本使います。ブラインドナットなぞ使わずに、市販されてるガラス瓶オイルランタンの芯受け金具を流用したほうが、ずっと簡単で使いやすくなりますね。
3種類のオイルランタンが完成(笑)

1/f ゆらぎってやっぱりいいなー。

交換用グローブがウコン缶にビッタリ(ピッタリよりビッタリと表現した方が合う!)ってことを利用したものです。ちなみにUCOのミニとかマイクロのガラスの直径はそれぞれ異なってるんですよ。

構造自体は前に作ったミニランタンとほとんど同じ。ウコン缶の底部分を2個と肩部分を1個、計2本使います。ブラインドナットなぞ使わずに、市販されてるガラス瓶オイルランタンの芯受け金具を流用したほうが、ずっと簡単で使いやすくなりますね。
3種類のオイルランタンが完成(笑)

1/f ゆらぎってやっぱりいいなー。
2016年03月24日
ワイヤーポットサポート
ワイヤーロッドで作った五徳を何点か。

ファインメッシュを丸めたヤツが一番簡単で楽だと思うんだけど、入手し難いからロッドを曲げて作ろうとする人も多いんじゃないかと・・・。
その1 一筆書きバージョン

2mmのステン棒から作成。曲げる角度というか向きが難しい・・・まあ捻じって修正すればなんとかなります。底の部分にはシリコンチューブを被せてます。両端が出会うところはJBウェルドでくっつけてますけど、それこそ瞬間接着剤の方が簡単かも。まあまあの強度。550mlポットに収納可能。細缶・太缶どちらのストーブにも使えます。
その2 N字型バージョン

"Z字"状に曲げた3本のワイヤをパイプでジョイントしたもの。2mm径で作成すれば結構な強度になります。1.5mm径はちょっと弱かったですね。収納用に分解することを考慮して、パイプの内径を3mmにしています。
その3 BBバージョン細型

友人のBBが発案したX字型。非常に高い剛性になる構造です。構造が丈夫なんで極限までワイヤを細くして軽量化することも可能。1mm径ピアノ線で作ったコイツは華奢だけど十分実用範囲内です。
その4 BBバージョン標準型

BBのオリジナルは1/16インチ(1.588mm)径で作ったもので、ボーリングのボール(14ポンド:6.35kg)を載せてもびくともしません。1.5mmピアノ線で作ったコイツももちろん超丈夫。
後の3種のトライアングル型は、直径53mmの細缶ストーブに合わせたサイズです。ビールの太缶ストーブはもっとサイズを大きくしないと入りませんので・・・三角関数使って計算してね。
作り方のヒントを含んだビデオ。何回でも見てね(笑)

ファインメッシュを丸めたヤツが一番簡単で楽だと思うんだけど、入手し難いからロッドを曲げて作ろうとする人も多いんじゃないかと・・・。
その1 一筆書きバージョン

2mmのステン棒から作成。曲げる角度というか向きが難しい・・・まあ捻じって修正すればなんとかなります。底の部分にはシリコンチューブを被せてます。両端が出会うところはJBウェルドでくっつけてますけど、それこそ瞬間接着剤の方が簡単かも。まあまあの強度。550mlポットに収納可能。細缶・太缶どちらのストーブにも使えます。
その2 N字型バージョン

"Z字"状に曲げた3本のワイヤをパイプでジョイントしたもの。2mm径で作成すれば結構な強度になります。1.5mm径はちょっと弱かったですね。収納用に分解することを考慮して、パイプの内径を3mmにしています。
その3 BBバージョン細型

友人のBBが発案したX字型。非常に高い剛性になる構造です。構造が丈夫なんで極限までワイヤを細くして軽量化することも可能。1mm径ピアノ線で作ったコイツは華奢だけど十分実用範囲内です。
その4 BBバージョン標準型

BBのオリジナルは1/16インチ(1.588mm)径で作ったもので、ボーリングのボール(14ポンド:6.35kg)を載せてもびくともしません。1.5mmピアノ線で作ったコイツももちろん超丈夫。
後の3種のトライアングル型は、直径53mmの細缶ストーブに合わせたサイズです。ビールの太缶ストーブはもっとサイズを大きくしないと入りませんので・・・三角関数使って計算してね。
作り方のヒントを含んだビデオ。何回でも見てね(笑)
2016年02月25日
レガシィのバッテリー交換 −備忘録−
2年前の車検時に「そろそろ換えたほうがいい」と言われた。それからはバッテリーに負担をかけない使い方に徹して延命してきたんだけど、先日一回だけエンジンのかかりが悪いことがあった。上がってトラブル前に交換してしまおうとDIYで実施。ディーラーでやってもらう約1/3の費用で済んだ。
購入したのは Panasonic ブルーバッテリー caos 100D23L/C5。純正が 55D23L だから約1.8倍の容量になるらしい。通販で買うと製造から月日の経過した品物が届くことがあるらしいが、自分の場合はひと月経っていない新鮮な物が届いた。

作業はいたって簡単。手前2箇所のクリップを外し、奥のフックを外してカバーを取り去る。

端子をマイナス→プラスの順に外して、古いバッテリーを抜き取る。汚れが盛大に溜まったバッテリー用トレイをクリーニングしてから新しいバッテリーを載せる。プラス→マイナスの順に端子を取り付け、バッテリーを固定。

カバーを戻して作業完了。

6年使った純正バッテリーはユアサの日本製だった。ディーラーのサービスの人にも「当たりの個体だったかも」と言われていたけど、インジケータはまだ大丈夫と示していた。この辺は流石日本製ということなのかな。純正でも最近は6年持つなんてことはなくなってきてるそうだ。コストダウンと引き換えに寿命を削ってしまったという典型例かもしれないですねえ。

追記
単にバッテリーだけ交換すれば万事解決というわけではないことが判明した。交換直後からエンストを起こしやすいなあと感じていたのだが(ウチのレガシィはMTなんで)、これはバッテリー交換に起因する現象らしい。
レガシィも燃料噴射プログラムに学習機能があって、乗り手のクセや車の状態に合わせて最適化した燃料噴射をしている。学習した内容をバッテリーを取り外したことですっかり忘れてしまい、プログラム自身は自分が新車だと思って噴射制御する。しかし実車は年季の入ってきた状態で、頭と身体の実態が乖離してしまっているわけ。
対策はスロットルバルブ内に溜まった煤とか汚れを落として、新車に近い燃料噴射でも問題無いようにしてやる。ディーラーでバッテリー交換する時は、学習内容を外部記憶装置に保存してから付け替えて、再度記憶を戻してやる作業をするそうだ。ちなみにディーラーのメカニック氏は、駐車場から整備場へ移動する数10mで「ん?もしや」と気付いたそうだ・・・流石!
購入したのは Panasonic ブルーバッテリー caos 100D23L/C5。純正が 55D23L だから約1.8倍の容量になるらしい。通販で買うと製造から月日の経過した品物が届くことがあるらしいが、自分の場合はひと月経っていない新鮮な物が届いた。

作業はいたって簡単。手前2箇所のクリップを外し、奥のフックを外してカバーを取り去る。

端子をマイナス→プラスの順に外して、古いバッテリーを抜き取る。汚れが盛大に溜まったバッテリー用トレイをクリーニングしてから新しいバッテリーを載せる。プラス→マイナスの順に端子を取り付け、バッテリーを固定。

カバーを戻して作業完了。

6年使った純正バッテリーはユアサの日本製だった。ディーラーのサービスの人にも「当たりの個体だったかも」と言われていたけど、インジケータはまだ大丈夫と示していた。この辺は流石日本製ということなのかな。純正でも最近は6年持つなんてことはなくなってきてるそうだ。コストダウンと引き換えに寿命を削ってしまったという典型例かもしれないですねえ。

追記
単にバッテリーだけ交換すれば万事解決というわけではないことが判明した。交換直後からエンストを起こしやすいなあと感じていたのだが(ウチのレガシィはMTなんで)、これはバッテリー交換に起因する現象らしい。
レガシィも燃料噴射プログラムに学習機能があって、乗り手のクセや車の状態に合わせて最適化した燃料噴射をしている。学習した内容をバッテリーを取り外したことですっかり忘れてしまい、プログラム自身は自分が新車だと思って噴射制御する。しかし実車は年季の入ってきた状態で、頭と身体の実態が乖離してしまっているわけ。
対策はスロットルバルブ内に溜まった煤とか汚れを落として、新車に近い燃料噴射でも問題無いようにしてやる。ディーラーでバッテリー交換する時は、学習内容を外部記憶装置に保存してから付け替えて、再度記憶を戻してやる作業をするそうだ。ちなみにディーラーのメカニック氏は、駐車場から整備場へ移動する数10mで「ん?もしや」と気付いたそうだ・・・流石!
2016年02月21日
太缶でガラスグローブのオイルランタン
350mlの太缶で燃料容量を確保しつつ、ガラス製ランタン・グローブを採用したオイルランタンを製作。

かなり前に作ったコールマンのグローブを流用するバージョンは、グローブを留めるシリコンチューブが破れてしまう難点がありました。
ガス缶を装飾に使ったタイプは、細缶だし燃量が少なくてロングドライブが厳しい。
そこで前回のアルコールランタン用に入手したグローブを使ってやってみたというわけです。太缶に適合できそうなガラスグローブはキャプテンスタッグのランタン 用ホヤ 中 M-7788。飲料缶より若干大きいですが、アルミ缶を焼鈍して伸ばせばギリギリ入ります。

オイルランタンのユニットは、ボラード・オイルランプに組み合わせられるサイズにしています。容量確保と抑えた全高を両立させようと、スチール製コーヒー缶のキャップ部分を組み込みました。

普通にアルミのボトルコーヒー缶を使った方が加工性が良いかも
7分芯を使っているのでサイズなりの明るさを出すことと、7-8時間の点灯時間も確保できたと思います。全体構成とか点いている様子はyoutubeで確認してください。
それほど熱くならないから、ボディなどを好きな色に塗装してみるのも個性が出て面白いかもですね。

かなり前に作ったコールマンのグローブを流用するバージョンは、グローブを留めるシリコンチューブが破れてしまう難点がありました。
ガス缶を装飾に使ったタイプは、細缶だし燃量が少なくてロングドライブが厳しい。
そこで前回のアルコールランタン用に入手したグローブを使ってやってみたというわけです。太缶に適合できそうなガラスグローブはキャプテンスタッグのランタン 用ホヤ 中 M-7788。飲料缶より若干大きいですが、アルミ缶を焼鈍して伸ばせばギリギリ入ります。

オイルランタンのユニットは、ボラード・オイルランプに組み合わせられるサイズにしています。容量確保と抑えた全高を両立させようと、スチール製コーヒー缶のキャップ部分を組み込みました。

普通にアルミのボトルコーヒー缶を使った方が加工性が良いかも
7分芯を使っているのでサイズなりの明るさを出すことと、7-8時間の点灯時間も確保できたと思います。全体構成とか点いている様子はyoutubeで確認してください。
それほど熱くならないから、ボディなどを好きな色に塗装してみるのも個性が出て面白いかもですね。
2016年01月11日
コイルジェット版アルコールランタン
昨年12月に動画をアップしておいて、こっちに載せるのをすっかり忘れていた。

前作は、単室加圧型アルコールストーブの動作原理と基本的に同じ。そのため過加熱で暴走気味に強くなりすぎて(明るくなりすぎて)、トップのアルミ製ベンチレータを溶かしてしまう恐れがあった。それにタンク全体を予熱して燃料を沸騰状態にしなきゃならない。
今回のはコイルジェット型アルコールストーブと同じ動作をさせている。暴走の危険性が減り、かつ、予熱もライターだけで済むようになった。

ただし設定が弱すぎたかも。
チュートリアル・ビデオを制作しようと思ってたけどなんか面倒で放置中。とりあえずパーツ群と全体構成イメージだけね。


350mlの太缶に合わせられそうなオイルランタン用グローブを探してきて、それと換装できるようにしてみた。

点灯の様子はyoutubeでご覧くださいませ。

前作は、単室加圧型アルコールストーブの動作原理と基本的に同じ。そのため過加熱で暴走気味に強くなりすぎて(明るくなりすぎて)、トップのアルミ製ベンチレータを溶かしてしまう恐れがあった。それにタンク全体を予熱して燃料を沸騰状態にしなきゃならない。
今回のはコイルジェット型アルコールストーブと同じ動作をさせている。暴走の危険性が減り、かつ、予熱もライターだけで済むようになった。

ただし設定が弱すぎたかも。
チュートリアル・ビデオを制作しようと思ってたけどなんか面倒で放置中。とりあえずパーツ群と全体構成イメージだけね。


350mlの太缶に合わせられそうなオイルランタン用グローブを探してきて、それと換装できるようにしてみた。

点灯の様子はyoutubeでご覧くださいませ。
2015年11月04日
マントルを利用する52gの加圧式アルコール・ランタン
ありそうでなかなか無いアルコール・ランタン。オイルランタンみたいに芯を使ってチョロチョロ燃やすのじゃなくてマントルで発光させる奴。

350ml缶から作ってあります。細缶だとグローブ取り外しの際にマントルを壊しやすいこと、タンク容量を確保できないこと、背高でバランスが悪くなること・・・などから太缶に落ち着きました。
細缶のオイルキャンドルとの比較。

マントル発光させるには炎を当てるだけじゃ不十分で、空気と混ぜる必要がある。そこでジェット噴出速度を上げて、燃える前に混合させる・・・これはガスストーブも同じだと思います。JBウェルドのような接着剤を使わないシンプルな仕組みを目指し、ペニーストーブや単室加圧型に近い構造と動作になりました。
かなり明るくなりましたよ!

単室加圧とほぼ同じなんで、ランタン本体の温度によって噴出量が変わってきます。気温や風、置いてある台の材質(金属だと放熱効果があってランタンが冷やされる)、あるいは燃料残量とかに影響されて動作が変わる。グローブも熱帰還増進の役目を担っているんです。まあ、とっても微妙なバランスの上で動作させているってとこですね。だから季節や環境が変われば調整が必要という、実用には至らないシロモノ(笑)。
単室加圧型ベースでなく、燃料が冷たくてもジェット噴出をするコイルジェット系が本命だと思いますよ。でも接着剤が必要だし、背がさらに高くなってしまうんだよなー。ついでにその作例もすでにあるし・・・。

350ml缶から作ってあります。細缶だとグローブ取り外しの際にマントルを壊しやすいこと、タンク容量を確保できないこと、背高でバランスが悪くなること・・・などから太缶に落ち着きました。
細缶のオイルキャンドルとの比較。

マントル発光させるには炎を当てるだけじゃ不十分で、空気と混ぜる必要がある。そこでジェット噴出速度を上げて、燃える前に混合させる・・・これはガスストーブも同じだと思います。JBウェルドのような接着剤を使わないシンプルな仕組みを目指し、ペニーストーブや単室加圧型に近い構造と動作になりました。
かなり明るくなりましたよ!

単室加圧とほぼ同じなんで、ランタン本体の温度によって噴出量が変わってきます。気温や風、置いてある台の材質(金属だと放熱効果があってランタンが冷やされる)、あるいは燃料残量とかに影響されて動作が変わる。グローブも熱帰還増進の役目を担っているんです。まあ、とっても微妙なバランスの上で動作させているってとこですね。だから季節や環境が変われば調整が必要という、実用には至らないシロモノ(笑)。
単室加圧型ベースでなく、燃料が冷たくてもジェット噴出をするコイルジェット系が本命だと思いますよ。でも接着剤が必要だし、背がさらに高くなってしまうんだよなー。ついでにその作例もすでにあるし・・・。