2012年04月15日

Hoop Stove(輪っかストーブ )完成にしよう

hoop_stove_SLs.jpg
Petal Stove と Hoop Stoveをフィールドで並べた結果、より美しいトルネードは Hoop Stoveであることがはっきりしました。パイプが突出する構造の Petal だと、パイプ下の隙間を抜ける風でバスタブ炎が棚引いて、炎のシルエットが崩れます。さらにそれがパイプを熱するようです。その代わり火力は十二分。一方の Hoop、ジェット孔が塀に囲まれているから影響を受け難い結果でした。受熱もしにくいようで、低いながらも安定した火力を維持していました。

JSB さんの表現を借りれば「火遊美(ひあそび)」なので、ビジュアル重視の自分が目指す方向はやはり Hoop の火力アップです。現場でのユーザビリティを損なうことなく実現することが目標です。

過去に試した方法のおさらい
● 輪っかにジェット炎を当てて熱帰還を増やす
2 階建て構造で試した。火力は確実にアップする。しかし Autoweld の耐熱温度を超えるため実用性 NG。

● チムニー穴を開けて輪っかを熱して熱帰還を増やす
火力調整も可能じゃないかと思って試した。火力は少しだけアップ。しかし本体に開けた穴のせいで燃料を入れ過ぎると漏れ出すことと背が高くなる欠点があって NG。

● スチールウール・ウィックを輪っか内まで詰める
吸い上げ力が弱く、パワーダウンかつ予備燃焼時間の増加を招いて NG。

あと思い付くのが CF ウィックを hoop 内まで詰めること。熱帰還によって CF 暴走を引き起こし生アルコールが飛散するのではないかと考えて、今まで避けてきた方法です( Petal だと暴走するでしょう)。これまでの実験で Hoop Stove の熱帰還が Petal より少ないことが判明したため、禁断の hoop 内 CF にトライと相成りました。
hoop_stove_L01s.jpg

珈琲ボトル缶利用のバージョンでは、太缶トルネードに最適な 10 ジェット( 0.8mm 径)を採用。パイプ当たり 2 ジェットなので 5 パイプ仕様。ペプシ・ミニ缶利用のバージョンは、4 パイプ 8 ジェット( 0.7mm 径)を採用。
hoop_stove_SLs2.jpg
どちらも外観は内炎式オープンジェットと同じですが、圧倒的に速い立ち上がりと充分な火力です。バスタブ燃焼が抑制されているから燃費も悪くありません。

さて肝心の火力、ジェット炎が大きく力強くなったのが確認できます。生アルコールが噴出する CF 暴走現象も今のところ発生していません。カルデラコーンと組み合わせた過酷な環境でも大丈夫だから、きっと平気なんでしょう。


太缶細缶
最大燃料50cc40cc
燃焼時間15分30秒15分00秒
給湯時間(点火から)4分50秒5分30秒
重量20g12g

パイプ数を半減しても大丈夫な気もしますが、とりあえず Hoop Stove はこれで良しとしましょう。マイクロフープは riku さんにお任せ(笑)

作り方その1

トラディショナルな見た目なのに中身が最新式!

作り方その2

JBウェルドを塗りやすく、かつ、かん合も簡単な構造。ファインメッシュ利用の五徳を上に置くこともできる。ただし使う内に黒変した接着剤が見えるのが美しくないかな。
posted by tetk at 14:01| Comment(11) | TrackBack(0) |  アルコール沼 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年03月29日

【実験】Hoop Stove の火力調整

加圧型アルコールストーブ「Hoop Stove」に調整機能を組み込む実験。今回は、気化室への燃料供給を遮断する試みと、JSBさん発案の主室にフタをする試験です。


スチール製でつなぎ目の無いコーヒー缶は、大半がアルミ製ミニ缶より僅かに細いんです。そのため両者を組み合わせても密着せずスムースに回転させることができます。

この特徴を利用して燃料供給をカットする(減らす)仕組みを組み込んでみようとしました。スチール缶の底にフラットな場所を作り、上側を回転させてパイプ下端がフラットな場所へ来ると、缶底とパイプの隙間が無くなって燃料供給が減るという寸法です。
adj_hoop_3_002.jpg

結果は「超高精度な工作じゃなきゃ止められない」。つまりカットできませんでした。ちょっとでも隙間があると、CFの強力な吸い上げ力が発揮されて火力変わらず。

でもただじゃ転びません(笑)。回転させられると言うことは上下移動も可能なんですね。パイプ下端を油面より上げたら完璧に供給をストップ! CFに保持されたアルコールが燃え尽きるまで 1 分弱かかりますが、通気の無いチムニー(器に燃料入れて燃やしただけの状態)と同じ超弱火。押し下げてやれば一瞬で強火に戻ります。

例えば 3 レッグの長さを変えて 0/1/2/3 本がアルコールに浸るようにし、さらにリモートフュエルを組み合わせると面白いかもしれない。でも風防に囲まれたストーブに手を伸ばすのは現実的じゃないですね。それを考えるとそもそも火力調整なんか不要という結論になってしまうのですが・・・。

adj_hoop_3_001.jpg
主室にフタをしてしまうと、熱帰還が足らない単室加圧型に近い燃焼になりました。強火を中火に落とす役割を充分果たしています。こんな簡単な方法に気付かないとは・・・(恥)。ただしチムニー通気用の穴が併用できません。フタをすると通気穴から逆流炎が溢れて低加圧型サイドバーナーになってしまいます。

adj_hoop_3_003.jpg
posted by tetk at 19:50| Comment(7) | TrackBack(0) |  アルコール沼 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年03月26日

Adjustable Hoop Stove (火力調整式輪っかストーブ)

フープストーブの構造は、ペタルストーブより簡単にパイプ(輪っか部分)の加熱状態を可変できます。胴体に通気孔を開け(その2で試験)、チムニー通気のオン/オフで加熱状態を変更し、火力調整に利用しようというトライです。さすがに 4 パイプ 8 ジェットだと「強火と剛火」になってしまうと思い、せめて「中火と強火」にすべく 3 パイプ 6 ジェット+3 ホールで製作しました。開閉システムに得意の(?)マグネット式を採用です(笑)



実はコレ 2 作目。CF をウィックに採用したら中火と強火の差を目視するのが難しい・・・フープ加熱無しでも充分な吸い上げと気化を行なっているからだと思われます。
そこでスチールウール・ウィック(その 2 と同様)でリメイク。無加熱時の弱々しさを逆に利用したつもりでしたが、CF 版より少しマシというレベルに終わりました。元々バスタブ燃焼が熱しているフープをさらに加熱しようというものなので、無加熱時との温度差が大きく取れないことも一因だと思います。

ジェットを塞いで噴出孔を半減させると(JSBさん助言ありがとうございます)、炎の大きさの変化が確認しやすくなりました。どうやら気化量(パイプ数とウィック種別に依存)と内圧もパラメータみたいです。気化量を増やすと弱火にならないし、強火時に臨界へ至ってしまう・・・。うーん、凄い微妙なバランスが求められますね・・・。やっぱり加圧型で大きく調整幅を取るのは難しい。

ジェット炎が噴き出る加圧型で火力調整可能なものといえば、チムニージェットしか知りません。一応 Hoop Stove もパイプへ気化アルコールを送ってジェット噴射させる加圧型の仲間。とりあえず世界で 2 番目の調整可能加圧型アルコール・ストーブということで(笑) もっと調整幅が大きければチムニージェットより数段実用的になるのになあ・・・。ストーブにクッカーを直接載せて、弱火モードにすることもできるけど・・・。バランスを追求するより縦パイプにシャットオフ・バルブを組み込むことを検討した方が良いかも。

なんかうまくできないボヤキのエントリーになってしまった。すいません。
posted by tetk at 23:12| Comment(11) | TrackBack(0) |  アルコール沼 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年03月18日

Hoop Stove vs. Open Jet

輪っかストーブと副室加圧型のアルコール・ストーブ対決です。これ見たらオープンジェットなんて使ってられなくなりますよ!


もちろん仕組み以外は同一に作ってあります。(主室に開けた穴径がオープンジェットにちょっと有利だけど、それはハンデということで)
comparison_table-s.jpg

パイプとオートウェルドの分、重くなるのが唯一の難点。そのかわり予熱用燃料が要らないからトータルで軽くなるんじゃないかと。あっ、製作に 3〜4 日かかるのも面倒ですね。

あてにならない考察
ジェット炎の強さはほとんど同じだと思います。最大火力の給湯時間に差が出た理由は、パイプ経由の熱帰還でバスタブから気化/燃焼したアルコールが多いからと考えています。
6 レッグ装備なのに火力控えめな印象ですね。1 レッグあたり 3 ジェットの比率だとジェット数が多過ぎるのかも。一本一本のジェット炎を立たせて火力を上げるためには、パイプあたりのジェット数を減らした方が得策なんだと思います。内炎式ジェットで 5 レッグ 10 ジェットが、太缶における最適解なのかもしれません。
posted by tetk at 14:46| Comment(6) | TrackBack(0) |  アルコール沼 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年03月16日

Hoop Stove(輪っかストーブ)その 3 −Double-Decker−

輪っかストーブの過激バージョン。二階建て仕様にして、下段ジェットが上段フープをかすめて噴き上げ、剛火力を得ようと狙ったものです。


前回の試験でフープを加熱するとジェットが強力になることがわかりました。そこでチムニー穴に頼らず、ジェットだけで剛火を目指そうとしたんですよ。過去のスタッカブル・ストーブのアイディアや、フープを浮かすアイディアが活きました。暴力的な炎にならず「剛火力」とは行きませんでしたが、いいい感じで燃焼しています。ちなみに下段 6 ジェット、上段 9 ジェット、3 レッグの CF ウィック(パイプ内のみ)です。

AutoWeld の耐熱温度を超えてますね。もちろんこれは単なる試みで実用性が無いことなんて百も承知。爆走ストーブを作らずにおられない性なんで(笑)ようやく満足。強烈バージョンはこれくらいにします。
posted by tetk at 21:02| Comment(2) | TrackBack(0) |  アルコール沼 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年03月12日

Hoop Stove(輪っかストーブ)その 2

その 1 をパワーアップすべく、輪っかの組立て順序を変えて、フープ内までウィックを詰めたバージョンをトライ。ウィックもスチールウールに替えました(CFだと生燃料噴出暴走の恐れアリ)。
hoop_stove_2_01.jpg

結果は敗退。熱帰還というよりスチールウールの吸い上げ力が不足していると思われます。さらに立ち上がりが 5〜10 秒ほど悪化しました。

このまま廃棄じゃ悔しいので、胴体に通気穴を 4 個開けてチムニー燃焼を追加。
hoop_stove_2_03.jpg

するとフープ加熱が促進して力強い燃焼になりました。
hoop_stove_2_02.jpg
前作(1号機)、2号機(失敗作)と2号機改の比較写真

考察
● スチールウールの吸い上げ力はカーボンフェルトに比べて劣る
● 吸い上げ不足はパイプへの加熱でカバー可能
● Petal Stove よりパイプ経由の熱帰還が少ない構造

あてにならない予想
● 細缶で 3 レッグ 3 ホール(通気穴)9 ジェットくらいが着地点か?
  ただし通気穴の分さらに背が高くなる。
● 太缶 4-4-12 で作るのが実用的か?
  ウィックをどっちにするか悩ましい。

ホントはコレ、第3弾になるはずだった・・・。
チムニー通気を使わず剛火力を得るべくトライが続きます。
posted by tetk at 20:56| Comment(13) | TrackBack(0) |  アルコール沼 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年03月09日

Hoop Stove(輪っかストーブ)その 1

原理はペタル・ストーブと同じ。バスタブ燃焼が「輪っか」を熱して、取り付けた 4 本のパイプが熱帰還と燃料気化/供給を果たします。きれいにパイプを円状に曲げて、かつ、つなぎ目を溶接(蝋付けとか)できるなら、それでも良いでしょうね。私の技術じゃ無理なんで、缶底の凸部を向かい合わせに組み合わせ、"中空輪っか"を作り出しています。
hoop.jpg
P1210075S.jpg
輪っか部分へはウィックを入れていません。その分吸い上げ力に期待してパイプへ CF を突っ込みました。

内炎式トルネード(外炎化も可能)、オープンジェットなんか目じゃない素早い立ち上がり、パイプを曲げる必要無し、好みでジェット数を可変できるなどのメリットがあります。
ただし製作は面倒。難しくないけどオートウェルドの乾燥が3回も!



改善案→求ム!追試してくれる勇者(笑)
● リング部分にもウィックを入れたら、力強い燃焼になる?
→ ウィックの吸い上げ力に依存。スチールウールだと弱い結果参照
● タンクに通気孔を開ければ、チムニー燃焼アドオンで火力アップ?
→ すごい火力アップ参照

現状のスペック
燃料: 45cc
高さ: 40mm
重量: 12g
燃焼時間:約17分
給湯時間:点火から6分30秒(400ml@13℃)

見た目と性能にインパクトや派手さがないけど、試作一号機としてまあまあの出来かな。


アイディア・メモ
輪っかを作る部分のビデオの手順を変更
1. パイプを下輪に接着。これなら内外両側から接着できる。
2. wickを通して下輪の上に寝かすと輪っか内へも敷設可。
3. 上輪を被せて接着。
これで少し火力アップするはず。ウィックはスチールウールが良い。
→ 火力アップしない! スチールウールだと弱い結果参照
posted by tetk at 21:37| Comment(10) | TrackBack(0) |  アルコール沼 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年03月07日

Petal Stove II 555(ファイズ)

ペプシのミニ缶から作った「Petal Stove 555」。仮面ライダー555を真似て「ファイズ」と呼ぼう!
petalstoveII_555_01.jpg
動作は至って良好・・・5-10-5 パターンよりジェントルできれいなトルネード。燃料消費率も良い。このサイズだと 4mmΦパイプを使った方がいいかも。

想像通りの燃焼だったんで遊びでポットサポートを追加。
petalstoveII_555_03.jpg
petalstoveII_555_02.jpg

ボトムの凹み(接地する所)を活用するため缶を反転挿入せず正置。下の凹み部分へパイプ下端を突っ込むと、最後までジェットから炎が出続けます(これちょっとしたtips)。ポットサポートの取り付けは、ストーブを完成させてから胴体に穴を開ければ OK。パイプ最上部から五徳までの距離を 25〜30mm くらいにすると効率が良かったですね。

燃料: 40cc
高さ: 65mm(ストーブ本体40mm)
重量: 32g

燃焼時間:
 無負荷時:約16分
 ポット有:約15分

給湯時間(400ml@13℃):
 点火から:  6分15秒
 最大火力から:5分50秒

無負荷/ポットを載せた燃焼時間、点火からと最大火力になってからの給湯時間、いずれも差が少ない安定した燃焼をしてます。

パイプ・・・そろそろ飽きた(笑)
posted by tetk at 19:52| Comment(10) | TrackBack(0) |  アルコール沼 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年02月28日

五徳ジェット・ラージの作り直し

448パターン(4パイプ4レッグ8ジェット)で作った前作がジャジャ馬すぎたので、336パターンで作り直し。こんなもんでしょう。


特長としては;
● 簡単な給油
● 予熱用の無駄な燃料が不要
● 素早い立ち上がり
● 五徳内蔵
● ポットを置くと強火に下ろすと弱火に自動的に変わる
● サイドバーナー型みたいな"コールドスポット"が無いから高効率

前の細缶バージョンを見てコピーしてくれた人もいますね。ありがたいことです。
posted by tetk at 20:19| Comment(13) | TrackBack(0) |  アルコール沼 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年01月31日

【KAIZEN】Petal Stove II −ダミアンパターンの検証−

ダミアン・パターン「6 パイプ 6 レッグ 6 ジェット」を提唱した責任をとって検証です。


ジェット噴出速度を抑えるために、最終的に 0.8mm へ拡大しました(噴出が速過ぎると炎が千切れてしまうので)。バスタブがグツグツ沸き立つことも無くなり、無駄な蒸発を抑えています。ジェントルだけど力強い燃焼を両立できました。

最大燃料: 45cc
燃焼時間: 16分 00秒 @ 無負荷
        14分 30秒 @ ポットを載せた場合
給湯時間: 5分 00秒 @ 点火から
        4分 20秒 @ 最大火力から

火力・燃費・容易性・速効性・安全性・トルネード・・・全部満たしていると自画自賛。今のところこれ以上のアルコール・ストーブは存在しない・・・と思いたい(笑)
posted by tetk at 21:08| Comment(19) | TrackBack(0) |  アルコール沼 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年01月28日

【KAIZEN中】Petal Stove

私の理想にかなり近いペタルストーブですが、燃費性能と燃料が減った際の燃焼がイマイチです。6 ペタルだと逆 U 字型パイプが 6 本、都合 12 本もの"熱帰還棒"が刺さっているのが主な原因。帰還熱が大き過ぎて、タンクのアルコールがグツグツ沸騰しているのです(逆に言えばこのおかげで強火力になっているのですが)。
パイプを 3 本に減らせば熱問題を解決できます。しかしこれじゃトルネードを楽しめない。トルネードを維持した上で帰還熱を低減し、タンクからの気化量も減らす構造を試しています。

下写真のストーブは、試行錯誤してたどり着いた個体。
PetalStoveII_07.jpg
● パイプをトルネード燃焼の下限である 5 本に削減
● パイプを J 字にカットして片脚だけ燃料に浸す
● 短い方のパイプ端を密閉

ここに至るまでの失敗
■ バスタブ燃焼炎がパイプに直接当たらない構造
  これはダメです。情けないジェット噴出になりました。
■ パイプあたり 2 個のジェット
  1 個の方がジェット炎が長くなってトルネードに有利です。

結果
○ 「大人しい燃焼」で燃費が向上
30ccで無負荷12分以上、ポットを載せて9分燃焼
○ 標準的な火力を維持
400mlを点火から5分10秒で沸騰
○ ポットを置くと火力が増加、下ろすと熱帰還が減って減少
○ ほぼ最後まで安定した燃焼
パイプ短端を密閉したことで、燃料が少なくなっても長端側が浸っている限り通常燃焼をする(オリジナルのペタルストーブでは、中心に近い方の脚が先に浮いて、圧不足の燃焼になっていた)

先に豪快な 6 ペタル 12 レッグを見てしまってるんで、若干の物足りなさを感じます(笑) どっちがいいかは嗜好の問題ですね。標準程度の燃費と燃焼時間を維持しつつ、使い勝手と素早い立ち上がり&トルネード・・・なら 6 ペタル 6 レッグ 6 ジェットがベストかな。悪魔の組み合わせ「ダミアン・パターン」と名付けよう(笑)
posted by tetk at 13:34| Comment(7) | TrackBack(0) |  アルコール沼 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年01月24日

五徳ジェット・ラージ

前作を細缶で作りカップの安定性に欠けてしまった反省に基づき、太缶でリメイクしたもの。中心穴は直径30mm。チムニー型の実験から立ち消えしない最小直径とした。全高も5cmに抑制。この構造じゃこの辺が限界です。
tripod-jet_L_01.jpg

作り方はほぼ同じ。パイプを3本から4本へアップ。ジェット数が8個。炎成長の面で熱帰還過多でした。
tripod-jet_L_02.jpg

火力は強力。パイプ下に予熱燃料を数滴垂らし、クッカーを載せてから着火するのが一番良い。予熱が必要などのタイプより、予熱に消費するアルコール量が少ないんじゃないかと思う。点火から 3 分 50 秒で 2 カップ 400ml が沸騰するが、燃料消費率が悪すぎる。五徳の安定性に欠けるものの 3 パイプが現実的バランス・ポイントです。

作ってみたものの何となく面白みに欠けるというか感動が足らない(笑)。だからビデオを撮る気が失せました。
posted by tetk at 20:08| Comment(3) | TrackBack(0) |  アルコール沼 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年01月15日

五徳ジェット

ペタルストーブのパイプを伸長して、五徳機能まで持たせてしまおうというストーブに挑戦しています。「五徳ジェット」と呼んでもいいかな(笑) もちろんこのカテゴリも JSB さんが先行者で、「All in One stove 1」や「Stand,act as a generator ver0.8」をすでに公開済み。

私はパイプを曲げないストレート型で開発をスタートさせました。Twitter でチラ見せした「コロシアム型」ですが、クッカーに当たって跳ね返る炎がパイプをさらに熱して、載せたケトルを包むほど大きな炎に発展・成長してしまう。"熱帰還棒"が 6 本も刺さっているわけですから当然と言えば当然でした。ウィックジェットのパイプに五徳を兼ねさせる構造は、この熱帰還を少なくすることが肝要と思います。

そこであっさりストレート型から方向転換。「逆 J 字」で熱帰還棒を 3 本に抑えつつ、ジェットが噴出する縦棒を 6 本確保。
tripod-jet_04.jpg
燃料が沸騰して炎がガンガン大きくなってしまうのを防ぐつもりで燃料注入穴を小さめに設定。同時に缶底の凹を反転させて凸にして、パイプ直下で予熱燃料が保持できるようにしています。給油を楽にするために注入口を再度凹ませる加工もしました。

逆J字パイプの短い方は、スチールウールを通した後Autoweldで密閉。(真ん中の燃料口をもっと大きくする必要アリ)
tripod-jet_01.jpg
tripod-jet_02.jpg
tripod-jet_03.jpg

突き出した6本の柱に穿つジェット穴を、炎が別のパイプを直撃しない角度に開けます。
tripod-jet_05.jpg

「多副室加圧型」みたいな動作ですね。パイプ一本一本を副室と考えるならもっと太いパイプでいいかもしれない。あるいは単室加圧型(ペニーストーブ)の予熱が超簡単なバージョンか?

ただし燃料口はある程度の直径が必要で、小さいと点火時に「ボッ!」と小爆発音がします。さらに塞がない方が良かったです。

この作例は、細いペプシ缶で作りました。そのため五徳直径が小さく不安定。太缶で作った方が良さそうですね。

JSBさんと私のノウハウ満載のストーブでした。

燃料 最大 30cc
重量 15g
燃焼 9分20秒 @ 30cc
給湯 4分50秒 @ 400ml
posted by tetk at 15:50| Comment(4) | TrackBack(0) |  アルコール沼 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年01月12日

ミニ 4 ペタル・ストーブ

petal_logo_small.gif

オリジナルのペタルストーブの小型版。細缶で作った 4 ペタルストーブです。火力を落とすことを考えて、細いペプシ缶にパイプ 4 本で構成しています。

最大 30cc で 11 分 20 秒燃焼
400ml が点火から 6 分で沸騰

花弁数を減らしたせいでトルネードに迫力がありません。ギリギリ回ってるくらいかな。パイプ数を減らした上でトルネードさせるには、直径を小さくすると良い結果が得られます。それがあって細缶で作ったんですけどね。

今のところわかっていることを備忘録として;
● 花弁数(パイプ数)が 1〜5 本までなら火力がほぼ正比例
● 5 本を超えると増加率が下がる
● 燃費と燃焼時間重視なら 5 本が限度
● パイプ突出高を抑えないと、パイプと缶の隙間(半円のところ)
  から炎が上がって美しくない
● 花弁 1 枚で熱帰還棒が 2 本も燃料に突っ込まれているので、
  燃費は帰還棒の数に反比例
posted by tetk at 20:11| Comment(7) | TrackBack(0) |  アルコール沼 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年12月12日

アルコールストーブオブザイヤー

今年もいろいろ作ってきたけれど、一番の作品はトルネードウィックジェット=TWJで決まりです。


@ 充分な火力
A 美しいトルネード
B 素早い立ち上がり
C 容易な給油


数字は重要視する順番で、特に@「使って納得の火力」とA「見て楽しい炎形」が外せない。この方針は来年も変わらないかな。上位二点だけならプレッシャー型サイコー。しかし燃料補給の手間、外部予熱の難しさが・・・オープントルネードじゃターボ装着でも巻き方が緩いし、リンゴは予熱時間が長過ぎた。しかし TWJ なら全部解決。ワタシ的2011年アルコールストーブオブザイヤーです。

追記
このストーブの正式名称を検討中です。パイプを花びらに見立てて「ペタル・ストーブ」(仮)。6 本なら six petal。動作的に表現すると Valveless Pressurized Cyclone Stove になるそうです。
petal_logo_small.gif
posted by tetk at 21:40| Comment(34) | TrackBack(0) |  アルコール沼 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年11月26日

1g のオープンジェット 世界最小最軽量か!?

ドーン!

1gstove_03_420.jpg

最小単位が 1g のハカリで概ね 1g 表示、時々 2g を表示するので、1.5g から 2g 未満の間じゃないかと。トラディショナルな形のオープンジェット(副室開放型)としては、世界最軽量でしょう・・・多分。これ以上はお弁当用アルミカップを使うしかないと思うけど、ジェット炎じゃなくなってしまうし。


どこまで華奢に作れるかの挑戦みたいでしたね(笑) 話のネタとしては面白いでしょ。これに H.M.E さん1.1g Tripod を組み合わせれば 3g セットのできあがりか!?
posted by tetk at 11:40| Comment(10) | TrackBack(0) |  アルコール沼 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年11月20日

3g のストーブ

ビア缶クッカーを作ってしまったので、その流れでもっと軽いストーブを(笑)
beercancooker11.jpg

下皿にタブキャンドルのケース、内壁兼五徳に剛性を考えてビール缶より厚い珈琲ボトル缶を切って丸めたもの、燃焼媒体に CF。ストーブと五徳を合わせた重量 3g!(1g 未満が計測できないハカリです)。
beercancooker12.jpg

ポットとフタを合わせても 21g
beercancooker14.jpg

アルコールは 15cc くらい入れられて、200〜300ml を沸かせます。
beercancooker13.jpg

自分的には「ここまでできるんだ」という確認ができて満足。ultralight より軽い superlight になったでしょうか。ちなみにウルトラマンよりスーパーマンの方が強いんですよ(笑)。

フィールドに持ち出すことあるかなあ・・・。
beercancooker15.jpg
posted by tetk at 18:15| Comment(8) | TrackBack(0) |  アルコール沼 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年11月17日

シコシコ・ストーブ

真鍮高ナット採用の三叉五徳版CFストーブを、火力調整ができるようにアップデート。
CF_tripod_adj_01.jpg

CF自体を上げ下げして露出量を変える作例が多いから、逆の発想でカバーを上下させる方式にしてみた。ノブを取り付けて素手で調整可能になった点と、クッカーまでの距離が変わらない点が特長。


メリット
○ 容易な使用
○ 五徳一体型
○ 素手で火力調整可能
○ ポットまでの距離が変わらない

デメリット
● アルコールを注ぎ過ぎると漏れる
● バックファイアすることがある
● ガスライター用詰め替えボンベの缶を使ったので容量が小さい
● 背が高い

直径を拡げれば火力も容量も上げられる。しかし弱火を文字通り弱くしたかったからあえて小さく設計。マグカップ一杯を沸かせればOKという仕様です。

蕎麦処さんが前作に食い付いてくれたおかげでできました(笑)
posted by tetk at 22:49| Comment(13) | TrackBack(0) |  アルコール沼 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年11月03日

ウィック・ジェットでトルネード

仕組み的にはフツーのウィックジェット。
6pi.jpg
パイプジェットとも呼ばれるこの方式は、yodogawanagareさんが公表されています。習作を過去に何点か(@ A B)作ってきましたが、容易な給油、素早い立ち上がり、そこそこの火力で、フィールドでの実用に耐えるアルコール・ストーブでした。

せっかくジェット炎が噴出しているのだからそれを使って回したい・・・
で、考えたのがこの形。


どーせなら最初からMAXにしてしまえっ!と(2孔 / パイプ) X 8本で製作したら、火力もMAXだけど燃費の悪さもMAX(笑) パイプを 6 本に減らしても、さほどデチューンにならず強力なまま(驚) この作例は強すぎて燃費が悪い。適正本数はせいぜい 4 本までなんだと思う。もっとデチューンした方が実用的です。

しか〜しカリカリチューンの爆走系がやっぱり面白い。それにパイプ減らすと回せなくなっちゃうし(笑)

燃料 : 50 cc
燃焼 : 12 分以下(大食い!)
給湯 : 3 分 00 秒@400ml(着火から 3 分 15 秒)
      Clikstandのおかげ


追記 作り方は ↓ をどうぞ。
posted by tetk at 17:28| Comment(8) | TrackBack(0) |  アルコール沼 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年10月30日

トランギア・アダプタ

自作のアルコール・ストーブを、トランギアのストームクッカーClikstand などで使いやすくするアダプタです。


2mm 径ステン棒を 30cm に切って、一辺 4cm の六角形に曲げて、滑り止めにシリコンチューブを被せました。1.5mm くらいのステン針金でも充分と思います。6 角形というところがミソで、Westwind Stove でも利用可能。コレ一個あれば五徳の悩みが解決する人も多いのでは?
posted by tetk at 19:52| Comment(9) | TrackBack(0) |  アルコール沼 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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