2013年10月22日

Re:Hoop Stove と その他 YAOJ の作り方

作り方ビデオをアップしました。今までのビデオとダブる工程が多くて冗長に感じると思いますが、海外から繰り返し質問されることへの対策とご了承いただければと。


とりあえず 「YAOJ 構成」 (モン缶と赤牛缶の組み合わせパターン) は打ち止めかな。
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2013年10月12日

Re: Hoop Stove

皆さん覚えてますか? Hoop Stove と言うと今や CHS=キャピラリフープを指すように感じてしまってますが、元々ウィック・ジェットだったことを。ウィックを無くそうとしたり、パイプを廃止しようと試行錯誤を繰り返して到達したのが CHS でした。

YAOJ の缶構成を発見した時、同時に「もしやオリジナルの Hoop Stove に迫れるかも?」と思いました。パイプとオートウェルドを使わない、小一時間もあれば完成してしまう Hoop Stove

開発から一年半・・・Hoop Stove の再発見です。

YAOJの缶構成を使い、狭い副室にカーボンフェルトを入れる。燃料タンクとフープの隔壁をCFに担わせる。副室が狭いから実現できる構造です。普通のオープンジェットみたいに副室幅が広ければ、圧力が逃げてしまうし起動も遅くなるし最終的に気化量過多甚だしい。まあこのYAOJ構造でも気化量過多気味なんですけどね。
性能云々より、多分誰にでも作ることができる Hoop Stove というところに意義があるのかなと思います。

ジェットは 0.7mm X 4 + 0.8mm X 4 にしています。0.7mm のみだと暴力気味で噴出音が勇ましい(笑) 私の好みはこっちなんですが、無風で吼えない程度に抑える為に 0.8mm を混在させました。安定した炎にするなら 0.8mm 径を推奨します。そのかわり燃焼時間が短くなりますよ。
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2013年09月17日

もう一つのオープンジェット その4

Yet Another Open Jet Alcohol Stove part-4 − carbon felt −
YAOJ 第4弾。カーボンフェルトの細切れを狭副室に入れました。


15mm 幅の CF を 4 枚入れてますが、これでも多過ぎると思います。2枚で充分かな。もちろん素早い立ち上がりと強力なジェットになっています。ナローサブチャンバの効果てき面。2mm巾のおかげで、CFを固定するためにオートウェルドを塗る必要もありません。さらに前 2 作の詰め物版と比べると、目に見えて黄炎が減少しています。

CFって入手難だし、ある意味特殊な素材なんで、本当は避けたかったところです。でも性能面じゃ一番の媒体みたいなんですよねー。もう少し簡単に入手できそうな素材として、どこのホームセンターにもあるグラスウールやグラスファイバ布で、近い性能を出せるかもしれません。

これを作った後で、内筒の全周をCFで囲んだモデルと、5mm巾でπ型に切ったCFを入れたモデルも試しました。前者(副室をCFで満たす方)が一番良いかも。副室が狭すぎて、CFが適度に(過度に?)圧迫されている分アルコールが上昇し難いことが、逆に良い影響をもたらしているように思います。

そうそう、隙間にスチールウールを入れるのは効果無いです。もしスチールウールの繊維が縦になるように入れられるならいいかもしれませんけど、作業が滅茶苦茶面倒なことになるハズ(笑)
posted by tetk at 11:25| Comment(14) | TrackBack(0) |  アルコール沼 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年09月14日

もう一つのオープンジェット その3

Yet Another Open Jet Alcohol Stove part-3 − tin foil ribbon −
YAOJ 第3弾。アルミフォイルをしわくちゃにしてカットしたリボンを狭副室に入れました。eizoさんがアルミフォイルを入れたストーブを公開されていましたね。確か手間をかけて内筒を小さく加工していた記憶があります。YAOJの缶の組み合わせなら、その手間も不要ですね。


前回の缶壁ひだひだリボン・バージョンと同様に 立ち上がりが早くなり、ジェットも強力になりました。ここでもナローサブチャンバの効果が活きてます。

コレも最適化を施していない素案です。タタキ台にして色々トライしてみてください。

まだまだ詰め物シリーズは続きますヨ。
posted by tetk at 13:24| Comment(0) | TrackBack(0) |  アルコール沼 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年09月11日

もう一つのオープンジェット その2

Yet Another Open Jet Alcohol Stove part-2 − corrugated ribbon −
YAOJ 第2弾。缶壁から作り出した"ひだひだリボン"を狭副室に入れました。


なんと言うことでしょう!? 立ち上がりが早くなり、ジェットも強力になるではありませんか!(劇的ビフォーアフター調) 大きな副室だとここまで顕著な変化が見られません。狭副室ならではの効果です。

ちなみにコレ、最適化を何もしていない素案みたいな物。リボンが1枚でも充分な効果を得られることまで判明しています。コイツをタタキ台にして色々トライしてみてください。

詰め物シリーズ(笑)は続きます。
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2013年09月07日

もう一つのオープンジェット

Yet Another Open Jet Alcohol Stove − Prologue −
「おっとここにもオープンジェットアルコールストーブがあるよ」的な意味です(笑) きっとまだ誰も公開していない缶の組み合わせ。共にエナジードリンクの Monster と Red Bull。市場じゃライバルかもしれないけど、このストーブではパートナーです。



Monster 缶をアウターに、Red Bull 缶を内壁に利用しています。ポイントは、Red Bull缶の底の部分を下側にしたまま挿入しているところ。缶底を CHS-U で会得したヤスリ切断法でくり貫きます。で、ちょっと直径が小さくなった部分をモン缶の底部に当てるとピッタリ。この組み合わせによって副室の幅を 2mm まで削減することが可能になりました。

一応 30cc で 10秒以内にジェット噴出が始まるので、オープンジェットとしたらだいぶ早い方です。既存オープンジェットの起動の遅さは副室が大きいことが大きな要因だった・・・。それでも Hoop の起動速度に慣れた目には超遅緩。ジェットも弱々しくてトルネードに至りません。ハッキリ言って副室開放型として失敗作で実用的じゃない。

え!?使えない缶の組み合わせを公表して終わり??・・・ご安心ください、あくまでこれは序章であってベースになるもの。とりあえず今まで知られていなかった缶の組み合わせ法を公表しただけです。
これからいろいろ展開していきますよ。乞うご期待。

なお、こんなに苦労しなくても、V8トマトジュース缶(163ml)を使えば副室幅を 3mm まで小さくできます。ちなみに Red Bull缶 4mm、Pepsi/UCC-Black 缶で 5mm です。
posted by tetk at 13:41| Comment(0) | TrackBack(0) |  アルコール沼 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年08月08日

CHS-SideBurner

技術的な進歩や進化は何もありません。CHS のジェット孔をアウターに配しただけですね。


点火直後(1〜2秒)ジェットから気化ガスが噴出し始めます。バスタブの炎がジェット孔に届き難いので、ちょっとだけ手で煽ってやると3〜5秒以内に本燃焼になって、即座にポットやケトルを載せられます。
多分「ジェット噴射タイプ」のサイドバーナーで世界最速です。どんなサイズのクッカーを載せてもオーバーフローしません。快速安全なサイドバーナーです。

改善点とか
ジェット孔とクッカーの距離を確保するために、トップピース(上側パーツ)を 15mm 高で切り出しましたが、もう 2〜3mm(12-13mm 高)低くても良かったと思います。またジェット孔径が 1mm x 16 個なのを、0.8mm まで落とした方が燃焼時間を長く取れると思います。それと上端のヘリにエア抜きの窪みを付けといた方がいいかな。

サイドバーナーについて
何度も表明してますが、私は個人的にサイドバーナー否定論者です。サイドバーナーは、そもそもポット中央部が熱せられることがなく、"ブラックスポット"とか"コールドスポット"と呼んでいる非加熱エリアが存在する。ポットに当たった炎は必ず外側へ逃げて再び中央へ集まることは無い。まあトランギアみたいな形式も理想的じゃないんですけどね。サイドバーナーは数あるタイプの中でも、最低の加熱効率じゃないかと思ってます。中央集束型炎が一番良いというのはリンナイとかイワタニが自社製品で証明してますしねえ。
ヒマワリ型炎がポット・ハンドルを炙りやすいというのも嫌いな理由の一つです。あっ、CFでハンドルカバーを作る案・・・私は却下。CFの粉(炭素繊維)が舞ってポットに入るのが嫌で嫌で仕方ない。
ポットの上げ下ろしの際にストーブをひっくり返しやすいのも難点の一つですね。

「じゃあなんでサイドバーナーなんて作ったんだよ」という声が(笑) アメリカ人対策が最大の理由かな。"サイドバーナー讃歌"みたいなコメントが結構寄せられるんですよ。連中ほんと好きだなあと。で、相も変わらず火達磨予熱とか予備燃焼に 1 分とかをやってるんで、CHS 技術を応用したら革新的で既存サイドバーナーなんて使ってられなくなるよというメッセージです。さてさて何人が有用性について正しく理解できるでしょうね。
posted by tetk at 04:19| Comment(4) | TrackBack(0) |  アルコール沼 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年07月20日

Japan Limited か パイプレス Ver.3 か?



そういやCapillary Hoop Stove Japan Limitedの映像を作ってなかったなあと思い、ストーブ自身も作り直して撮影しました。


ネーミングで悩みましたね(笑) Pipeless Hoop Stove Ver.2の毛管現象進化版でもあるし。ま、これでめでたくパイプレスフープは CHS へ収れんしたということにしましょう。


ちなみにスペック

0.7mm X 8 jet

20 crease

35cc fuel

Boot 10 sec

Burn 11 min

Height 40 mm

Weight 9 g


夏休みの自由研究にぜひどうぞ(笑)
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2013年07月06日

micro CHS

久しぶりのアップです。ここんとこずっと CHS の燃焼時間延伸に取り組んでいました。
micro_hoop01-2.jpg

キャピラリフープは、一般的なオープンジェット型(副室加圧型)の常識が通じない性格です。
● 主室開口直径が燃費に与える影響は軽微
● 主室開口直径が起動時間に与える影響が大きい
  ヒサシの張り出し長が1-2mm違うと10秒単位で時間がかかる
● クリース数が燃費に与える影響もそれほど大きくない
  ジェット数の1.5倍くらいまでならあまり変わらない
● クリース数を減らすと工作難易度がグンと上がる
● 缶の直径でおよその火力が決まる
  小径缶 < 大径缶
● ジェット数/径は燃焼時間に影響する
ミニ缶(53mm)で悪戦苦闘してたんですがほぼ断念。加工しにくくて避けてたウコン缶(44mm)へ逃げました。

試作 1 号
micro_hoop02-2.jpg
少しヒサシを残したんで起動に10秒もかかってしまいました。燃焼時間は25ccが8分45秒。12クリースでトライしたものの、ミニ缶に比べて肉厚なウコン缶の素材のせいもあって、かん合時にクリースが内側へ大きく変形してしまいます。工作再現性が最悪ですね。

試作 2 号
micro_hoop03-2.jpg
ヒサシを極限まで削減した結果、起動は4秒。肉厚小径缶のため、容積に対する質量が増えているのが3秒台に突入できない原因と考えています。燃焼時間は25ccで7分30秒。20クリースは流石に多過ぎ。工作的には良いんですけどねえ。

試作 3 号
micro_hoop04-2.jpg
クリースを減らしつつ、かん合時の変形を防ぐ方策を取り入れたバージョン。0.6mm X 7ジェット、7クリース+7スリット。起動4秒。燃焼9分。13℃ 400mlが5分40秒で沸騰。性能的には良いんじゃないかと思います。

micro_hoop06.jpg

はじめてHD動画をアップしてみた。キャプションのギザギザとかが消えてやっぱり綺麗なのね。そのかわり自分のPC環境じゃCPU処理性能が追いついてなくてスムースじゃない(泣)
posted by tetk at 15:26| Comment(8) | TrackBack(0) |  アルコール沼 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年05月21日

キャピラリフープストーブのヒント集

キャピラリフープストーブ・ユニバーサル(長ったらしいんで CHS-U と省略)を使ったり作る上でのヒント集を撮影しました。自作の参考になれば幸いです。



ここしばらく CHS を作ってきて確信したことがいくつか。
● クリース数が多い方が毛管現象を効率良く発生させられる。一個一個の隙間が小さくなるわけです。
● クリース数が多い方がかん合が楽になる。下輪側の外周が小さくなるわけです。
● クリース数が多くなると気化ガス過多が酷くなる。上ふたつの項目に相反する現象です。ギリギリの妥協点が15〜16クリースだったわけですが、高効率な燃焼には一桁台のクリースが良いのじゃないかと考えています。
● 15クリース以下だとかん合時に折り目が内側へ膨らんで、ただの溝(グルーブ)になってしまいます。

少ない折数で下輪缶の外周を小さくする方法を模索中。一応過去作にヒントがあるんじゃないかと目星をつけているんですが、さてはてどうなることでしょう。
posted by tetk at 13:16| Comment(24) | TrackBack(0) |  アルコール沼 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年04月25日

簡単ゴトク ビデオ編

以前も写真で紹介したことのあるV字型簡単ゴトク。最近また海外を含む何人かの方から質問されたので動画で作ってみました。新しいことなんて皆無なんだけど、ワイヤースリーブでまとめる方法も紹介してます。



作業の手元を写すのって難しい・・・。
posted by tetk at 15:57| Comment(0) | TrackBack(0) |  アルコール沼 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年03月25日

Capillary Hoop Stove Japan Limited

日本限定、究極のパイプレス・フープ・ストーブ(笑)。
chs_jb_11.jpg

4月に開催される東日本応援キャンプで、何個かは試作じゃない物を出したいなという気持ちもあり、国外じゃ入手が難しいだろう缶で究極版パイプレス・フープを作成します。簡易版とも呼べますけどね。
Pipeless Hoop Stove Ver.2は、特別な道具を使うことなく作ることに主眼を置いていたため、性能は二の次でした。だからアレのクローンを作って性能云々言わないでください(笑)。そしてVer.2の後で毛管現象を利用したストーブへ取り組み、起動をさらに早く、かつジェット・パワーも強力な仕組みを手に入れることができました。

鋭い洞察力をお持ちの方ならすでにお気付きと思いますが、キャピラリの仕組みをそのままパイプレスフープへ移植できます。単に折り目数を増やして毛管動作まで持って行けばいい。フランジ部とボディーが同じ直径のミニ缶(185ml)が必要なので、日本以外じゃ入手難でしょうね。だから日本限定版です(笑)

chs_jb_01.jpg
UCC BLACK 無糖以外に同じ缶がありました。ミニpepsi缶でもOK。

一個の缶から一個のストーブを作り出すことができます。とっても効率的♪
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内壁になる缶上部の塗装を剥ぐ必要は無いんだけど、缶が黒くてマジックペンが見えにくい・・・その理由だけで上も塗装を落としてます。油性ペンの白があれば不要ですけどね。

高さはアウター/インナー共に36mmでカットしてます。
chs_jb_03.jpg
欲しい容量に合わせて調整してください。

インナーのトップは、少し鍔(ツバ)を残します。この方がバスタブから漏れる"チョロ火"がなくなって綺麗な炎が見られるし、若干燃焼時間も長くなります。飲み口の穴が被らないよう39〜40mmの開口直径にしました。開口面の大小は、起動時間に大きく影響します。これ以下の直径では10秒以上かかるようになるでしょう。一方、開口面を広げても燃費が悪化しにくい特長も持っています。燃費はジェット孔の数と大小で調整するのが手っ取り早いですよ。
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燃焼システムの心臓部たるクリース(折り)は15としました。毛管現象を発生させる数としては多分下限になると思います。15にした理由は3で割り切れるから。その気になればポットサポートも簡単に組み込める仕様としています。色んな物で作業をして来ましたけど、三角スケールが一番やりやすい。
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フランジ部分にジェット孔を開けるんですが、実は隙間があります。巻き込みながら折り込んでいるフランジですから当然なんですけどね。放置してもそんなに変わらないかもしれないですが、完璧を目指したい私はオートウェルドで埋めています。もちろん省略可能。
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私は燃費時間や効率より見た目の美しさを優先する性質なんで、ジェット孔はアングルを付けた0.8mmを8個としています。裏の隙間をオートウェルドで埋めてると、角度も付けやすいんですよ。過加熱対策を考えて安定志向に振るなら0.9mmでも良いと思います。
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缶底の窪みに短冊スカートを突っ込んで、最後の一滴まで吸上げられるようにします。切る長さは5mmくらいでしょうかね。ハサミで切っても良いし、金鋸の刃で軽く4〜5回引けばできちゃいます。
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クリースをたくさん付けているんで挿入作業が簡単。内缶が弛んだり抜けてくるのを防ぐために、私はオートウェルドで固定してしまいます。内缶を外缶より0.5〜1mmくらい深く押し込んで接着。乾燥後に余りを切り取ってヤスリで面取りして安全性を高めます。外缶を3〜5mm高く切っておいて、内側へ折り返す手法なら接着も省略できます。
chs_jb_09.jpg

最後にクリースを指で潰します。隙間を小さくすると起動時間が短縮されますよ。あまり潰し過ぎないようにしましょう。

仕様
全高:  36mm
重さ:  8g
容量:  30cc(推奨25cc)
起動時間:10秒以内
燃焼時間:8分45秒
給湯時間:5分15秒(13℃400ml)

国内で作る限りこれで充分ですね。火力/燃焼時間はジェット孔径/数で調整できる。容量も高さで自分好みにすればいいし。
chs_jb_10.jpg

もはや「パイプレス」なんていうネーミングの意味が無いです。皆さ〜ん、溝を使ったパイプレスフープなんてもう古いですよ〜っ!

PS
コレを量産して、東日本応援キャンプへ持っていく予定です。何個くらい作れるかなあ・・・と言うより前に、そもそも欲しがってくれる人、いるんだろうか?
posted by tetk at 17:26| Comment(45) | TrackBack(0) |  アルコール沼 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年03月07日

キャピラリー・フープ 世界対応のつもり

基本的に今までやってきたことの寄せ集めに過ぎないのですが、特殊な缶を使わない毛細管現象型フープストーブの完成です。ストーブの全高制限を 40mm くらいまで緩和することで、黄炎対策としました。


直径53mmのミニ缶では、毛管現象発生用の折り目を16〜18本にすると良いようです。少ないとGroove(溝)の範疇を出ないので立ち上がりが不利なのと、かん合がきつくなります。

1mmでも全高を抑え毛管路長を長く採るために、内壁を缶底側から切り出しています。でも缶トップ側を使っても同様に作れますし、その方が切断も楽でしょうね。

Red Bull缶を使った理由は、缶底が薄い形状だったからです。これも全高を抑えるためなんですが、もちろんPepsi缶でも可能です。厚くなる分起動時間に影響があると思いますが、次に試作してみる予定。太缶(65mm)で同じ構造でどうなるかも試してみなければ・・・多分24クリースで行けると予測してます。
posted by tetk at 15:33| Comment(23) | TrackBack(0) |  アルコール沼 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年02月26日

つなぎのエントリ

JSB師匠すいませんお手数かけて(笑)

一ヶ月以上更新して無いんですね。つまりその間に載せるほどのものが作れなかったということ。結局太缶フープに関しては、新機構での解決を挫折しました。いろいろやる内に毛細管現象を手懐けられるようになってきたから無駄な期間じゃなかったんですが・・・。



コレを14クリ7ジェットへデチューンしたバージョンを、撮影しながら製作中です。簡単そうに見えて、実は工作難易度が高いかも(・ω<) (テヘペロってやつですな)。全高40mm未満(38〜39mm)になる予定です。
● 細缶サイズで全高を上げる方向で黄炎現象を回避
● タンク容量不足を太缶と組み合わせて回避
● RedBull缶採用でフープ部分の高さを抑制
● RedBull缶採用で庇が減って高速起動が実現
● RedBull缶採用で世界対応(笑)
● 太缶と組み合わせると下端の短冊加工が不要

2/27 追記
14クリ7ジェットは5秒起動だが燃焼7分に短縮。デチューンじゃなくチューンアップになってしまった。毛細管現象利用の高性能さが、開口面最大化によって際立っているのだろうか。
折り目数は18の方が隙間が小さくなって良さそうというのは確認できた。
庇部分の張り出しをもう少し大きくして(開口面を小さく)起動時間を10秒程度まで遅くし、フープ加熱を抑える対策を講じてみようと思う。

太缶タンクをグッと低くして、リモートフューエル化することが容易な構造だと思う。しかもバスタブ内液温にほとんど依存しない燃焼だから、相性はすこぶる良いはずだ。
posted by tetk at 16:25| Comment(15) | TrackBack(0) |  アルコール沼 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年01月15日

ユニバーサル・フープ・ストーブ(仮)への道

ただ今開発中のストーブについてです。

Universal Hoop Stove(仮称)』
○ ウィックを使わない
○ 毛管現象に近い動作(溝より小さく)
○ ダイヤカット缶みたいな特殊な缶を必要としない
○ どんな缶サイズでも製作可能(世界中で作れること)
○ 内炎と外炎のどちらでも使用可能
○ クラシカルな外観を持つこと(内炎の場合、外輪山が風防の役目を果たす)
○ オリジナル・フープと同程度の起動時間・火力・燃費

パイプレスフープ Ver.1 / Ver.2 は、ミニ缶じゃないと作れないものでした。ジェット孔の隠れ方が甘くて風の影響も受けやすい。内壁がそのまま上へ突き抜ける構造のため燃費も悪い([SUB-20] 高さ20mm未満のパイプレスフープでヒサシを張り出すことで多少改善)。
キャピラリ・フープ・ストーブもミニ缶じゃないと作れないし、そもそも日本国内でしか缶の入手が出来ない。

というわけで、缶サイズに依存しない構造としてこんなのを考えました。
universal_hoop_idea01.jpg
オートウェルドみたいな耐熱接着剤が必須ですが、世界中で作ることのできる構造だと思ってます。

この構造で太缶版を作りました。5溝10ジェット。
universal_hoop_idea03.jpg
しかし主室を塞ぐ形でフープが存在しているため(ヒサシが大きい)、立ち上がりが数10秒もかかってフープの利点が失われました。燃料導入路の溝が大きくて、オープンジェット(副室加圧型)に近い動作になってしまったことが原因と考えています。

缶サイズが違うものの良好な結果を示したキャピラリフープのように、毛管現象に近い気化作用をインプリすれば、立ち上がり問題の解消につながるのではないかと思います。

ではどうやれば特殊な缶を使わず毛管現象を得られるか? 作業性を考えたら単純な折り目(crease)を付けるのがいいんではないか? というわけで、現在ミニ缶で 8クリース版と 16クリース版を試作中です。
universal_hoop_idea02.jpg

● 8クリースはグルーブ版パイプレスフープに近くて遅いんじゃないか?
● 折り目を多くした方が気化動作が毛管現象に近づいて、立ち上がりが早くなるんじゃないか?
● じゃあ適切な折り目数は 12 なのか 20 なのか 24 なのか(当然缶サイズによって異なるはず)?

試験項目が多過ぎてとても一人じゃ追い切れません。是非々々情報を交換しながら共同開発してください。

1/16追記
毛管現象を発生させる(させたい)内壁と下輪を接着したの図。
universal_hoop_idea04.jpg

1/26追記
8クリ版は完全にただのパイプレスフープ、16クリ版もキャピラリまで至っていない。で、20クリ版を製作中。見た感じは良さ気。
20crease_t.jpg

1/26追記2
16クリ版も20クリ版も動くことは動く。起動時間も8/16/20版で変わらない。ただし16と20は燃料残量が15ccくらいになるまで黄炎が目立つ。噴出量が多くて酸欠を起こしているというより、噴出ガス温度が低いことが原因と思う。油面とフープの距離、つまり毛管の線路長が短いと黄炎、長くなってくると青炎となるのではないだろうか。他のタイプのアルコールストーブより燃焼中の筐体温度が低い(だから素手で持てる)キャピラリ型ならではの現象かもしれない。
線路長を確保するため螺旋状の折り目を付けるなんて無理だし、直径を変えたダブルウォールじゃそもそも長さが変わらない。うーん、どうしたものか・・・。
posted by tetk at 14:23| Comment(70) | TrackBack(0) |  アルコール沼 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年01月07日

Capillary Forced Hoop Stove キャピラリ・フープ・ストーブ

前回のエントリで、Hoop Stove の再定義を試みた。
『環状中空気化室(フープ)を開放型バスタブ外周上部に持つ構造で、フープから気化アルコールをジェット噴出させるアルコール・ストーブ』
要するに「ストーブ上側に配した中空フープをバスタブ炎で熱し、フープ内でアルコールを気化させてジェット噴出を得る」ということ。

伝統的なオープンジェット(副室開放型)は燃料全体の温度が上がるまでジェット噴出が始まらない。気化室となる副室が燃料タンクを兼ねている構造上の仕様だ(強いて言うなら欠点)。一方フープ型は、気化室となるフープが基本的にドライ(乾燥)である。フープへ適量の燃料を継続的に送り込み、気化しやすい環境を作り出す。だから立ち上がりが早い。課題は適量の燃料を如何に送り込むかにある。

この課題を CF ウィックで解決したのがオリジナル・フープ。性能面でこれを超えるものをいまだ作り出せていない。しかし手間や材料入手など工作ハードルが高いのが難点だ。Pipeless HoopRift Stove はウィックを排除する試みでもあった。しかし内炎化 Pipeless は燃費が悪く、風の影響も受けやすい。Rift はそもそも内炎化ができない。
CF(パイプ)、Groove(溝)、Rift(切れ目)と来て、4 番目に着目したのが毛細管現象。これはスチール缶がアルミ缶より僅かに細いことを利用している。毛管現象を燃料吸い上げに採用した場合、フープ容積が小さいと爆沸現象(炎が「ボッボッ」と大きく噴出する)に悩む。ある程度のフープ容積でバッファを確保してやる必要がある。

なんて前置きが長いのだろう・・・私の備忘録なのでお許しを。
ここからが本題。

capillary_hoop_S3.jpg

キャピラリフープ第一弾は「ワンダ金の微糖GOLD」で試作した。動くことは動く。でもジェットが弱い。吸い上げ量が少な過ぎたようだ。かん合で隙間が塞がったらしい。
capillary_hoop_S2.jpg

そこで第二弾「キリンFIRE挽きたて微糖」。この缶の形をなんて呼ぶのか検索したら「ダイヤカット」と出てきて、しかもJAXA(宇宙航空研究開発機構)ロケット技術の民生利用なのだ。正式には「PCCPシェル」(Pseudo-Cylindrical Concave Polyhedral Shell)と呼ぶそうで、超ハイテクなデザインなのである。しかも商品名が「FIRE」って、なんとアルコールストーブにピッタリなネーミングであろうか(笑)
capillary_hoop_S4.jpg

立ち上がりは鉄の比熱の関係からかオリジナルより若干遅い。ワンダ缶版より燃料供給量も充分で、そこそこ力強い燃焼になっていると思う。詳細は動画で確認してください。

youtube視聴者の大半が海外なんだけど、入手して作ることができないんだろうなあ。

燃焼中もストーブを素手で持てる。沸騰していないアルコールが壁面を上昇するからだろうか? バスタブが沸騰しにくいということは、バスタブ燃焼も抑えられるわけだから、燃費性能向上に役立っていそうだ。

火力は 400ml @ 13℃ が点火から 6 分で完全沸騰。30cc で約 12 分燃焼だから燃費もかなり良い。オリジナルより 2 分長い(その分火力が落ちるんだけど)。短冊スカートと壁面備蓄燃料のおかげで最後まできっちりジェットから炎が噴出している。大変性能の良いストーブになっていると思う。
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2012年12月27日

Alcohol Stove of the Year 2012

今年もこんな時期になってしまったんだなあとしみじみ思う・・・。


4月に Hoop Stove が完成して以来、ずっと"輪っか"と格闘してきたかな(笑)。「Hoop Stove」の定義って言うか意味も、このところ少し変わってきた。夏頃まではウィックジェットの変形版って思ってたんだけど、バリエーションの広がりを見るにつけ、「Hoop Stoveの本質は輪っかにアリ」と確信。以下のように定義してみる。

Hoop Stoveとは、環状中空気化室(フープ)を開放型バスタブ外周上部に持つ構造で、フープから気化アルコールをジェット噴出させるアルコール・ストーブ

フープへの燃料供給方法がウィックを詰めたパイプ、内壁を凹ませた溝、あるいは内外壁の隙間を利用した毛管現象(リフトストーブもその一つ)であったりと、様々なバリエーションがありうる。ポイントは以下のようになると思う。
@フープが油面より上に位置する
Aバスタブ炎によってフープが加熱されて気化が促進する
B注入した全アルコール燃料の温度が上昇するのを待つことなくジェット噴出が始まる

燃料または気化アルコールをフープへ送り込む方法(ウィックの種類を含む)やフープ部分の加熱状況によって動作が変わる。バスタブ開口面積の違いによる変化に敏感かも。

アルミパイプとCFウィックを使ったバランスが一番良いとワタクシ的に思う。来年はこれを越える組み合わせを見つけられるだろうか。ちなみに今、キャピラリ・フープに挑戦中。
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2012年12月23日

Hoop Stove ML

前々からやろうと思いつつ先送りしていた、モンスター缶での Hoop Stove です。お気付きの方も多いと思いますがミニ缶より少し太く、ミニ缶 53mm に対して モンスター缶 57mm。同じ高さで作ればその分タンク容量が増すという寸法。環状に配したジェットの間隔(直径)も 37mm から 43mm に拡大されて、きれいに回しやすくなるんじゃないかなと思います。



ノーマルな 350ml 缶まで太くなってしまうと、主室開口面が大きくなり過ぎます。バスタブ燃焼が増えて燃費に悪影響を与えるのと、酸欠気味になりがち。開口面を絞ると立ち上がりが遅くなるし・・・。こんな理由でまだ追い込んだ実験をしていないのですが。

火力は 9 ジェット化で確保。パイプを 3 本へ減らす代わりに 6mm パイプを採用(内径 5mm)。長く燃えるようにしようと主室開口径をオリジナルと同じ 34mm にしたら、立ち上がりがかなり悪化。38〜39mm まで拡大した方が本来の性能が出ると思います。あまり飲みたくないんで(笑)私は追試しません! それと肉薄の缶だから加工に気を使いますね。

オリジナルと同じ高さで作って、最大 40cc 15分30秒 の燃焼でした。
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2012年12月16日

[SUB-20] 高さ20mm未満のパイプレスフープ

パイプレスフープストーブのロープロファイル化です。オリジナルのフープストーブより低く作りやすいパイプレスの構造で、全高 20mm 未満を目指しました。最大12ccのアルコールで、4分20秒燃焼、1カップ200mlの水を沸かすことができます。


筐体を小さくすると熱帰還の影響が敏感に出る性質があります。その結果燃費が大きく悪化します。10 個近く試行錯誤をしましたが、結局バスタブ部分に"鍔"を残す方法が一番効果的でした。バスタブ開口面が元々大きく燃費が悪かったのを、気化量を削減して燃費改善を図ったわけです。

いろいろやってみて感じたんですが、小さな缶で見事な燃焼、火力と燃費を実現された riku さんの Micro Hoop Stove はやっぱり凄い。

ちなみにこのビデオ、大昔の Super Takumar 1:3.5/35 っていうレンズを使って撮ってみました(VGAサイズ)。露出を変えやすい分やりやすかったかな。
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2012年12月06日

Capillary Jet Alcohol Stove

「くびれ」のある缶を見つけました。スチール製でアルミ缶より僅かに細いです。この特徴を利用して、毛管現象利用の超高速サイドジェット・バーナーを作ってみました。ジェット噴出型のサイドバーナーの中で、世界最速のストーブと思います。



各方面から「お前はサイドバーナー型否定論者じゃなかったのかよ!」とか「宗旨替えしたのかよ!」という声が聞こえてきそうなんですが(笑)まあとりあえず試してみたということでお許しを。

燃料を大目に入れた際にジェット孔から生アルコールが漏れ出して炎上する現象とか(過加熱が原因)、特に燃料が残りわずかになった際に特に爆沸現象が顕著だとか(バッファが少ない)、改善すべき点があります。実用化にはまだまだって感じですね。

内炎も試したんですが今サンくらい。パイプレスの2段ジェット版になると思ったんですけどね。内壁がズドンとストレートな形状は、パイプレスフープに不適と思います。「バスタブ燃焼を抑える=過加熱を抑える」という意味で、開口面をもっと狭くした方が良い結果が得られそうです。
posted by tetk at 16:37| Comment(6) | TrackBack(0) |  アルコール沼 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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