2014年03月06日

CHS-Large アルコール・ストーブ

CHS-U 構造を 350ml の太缶で作った。今さらやった理由は、これまで基本構造で試したことが無かったから。まあ細缶みたいな性能が出ないこともわかってたし、どうにも気分が乗らなかったんですよ。


 最大 60cc
 起動 10 秒未満 @ 60cc
 燃焼 11 分 10 秒 @ 60cc ・・・ なんちゅう大食い(笑)

うーん・・・やっぱりと言うかココまでしかならないか・・・。起動を考えて開口を大きくするとバスタブの無駄燃えが増えて、燃費と炎姿がよろしくない。立ち上がりに10秒以上かかるような鈍足ストーブじゃCHSの名が廃るしなあ。
ちなみに 0.7mm X 9 ジェット、18 クリース、開口径 55mm で、起動に不利なボトル珈琲缶を使っています。
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2014年02月26日

CHS-U が eBay で

あー時間かかった。「お前のストーブを売ってみたい」という 1st コンタクトから 1 年半。数回のモデル変更や仕様変更を経て、きょう eBay ショップがオープンしました。おめでとう。
rtr1.jpg

オーソドックスから奇抜まで様々なアルコールストーブをyoutubeに投稿してきました。そんな私のところへ Ryan から打診があったのが 2012年の秋。彼が再現しようとしている横で私が次々新しいのを出すものだから、何度もターゲット・モデルが変更になるし(ご苦労様)、その都度細かい寸法などの仕様を問い合わせてくるし(大きさなんか好きにすりゃいいのにと思った)、本業が忙しくて音信不通になることもあったし(笑)。多分、恐らく、きっと、究極の燃焼メカニズムを持つ CHS に至って、やっと日の目を見ることができました。

彼は私のモデルを忠実に再現したかったみたいですよ。折り数から寸法まで細部に渡って訊かれましたし、工具や方法も当然。メートル法とヤードポンド法による誤解も途中あったし(笑)



プリプロダクション・モデルを送ってくれたんですけど、いや〜、アメリカ人を舐めてましたねえ。ここまで仕上げられるなんて予測してませんでしたよ。特にクリース処理は専用冶具を作っただけあって上を行かれた(悔しい) 良い意味で予想を裏切られました。

ストーブ本体の他に、ZPacks へ別注したキューベン製スタッフバッグ、贅沢にナルゲン・ボトルを切ったケースにスペクトラ製 Z-line、チタン・ロッドで作った V 字型ポットサポートがセットになってます。いやはや個別に手配したら幾らになることやら(降参)。

rtr_stoveworks

セット価格で US $55。日本だと送料が $19.25 が加算されて約 7,500円。感じ方は人それぞれだと思いますが、工作の手間を実感している身としては充分リーズナブルと思います。あっ、私は価格付けとかに一切関与してませんので。
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2014年02月10日

CHS-U 用のシマーリング

Capillary Hoop Stove-Universal : CHS-U 用のシマーリングです。



チムニー型アルコール・ストーブのような通気を制御して(コレとか)、ジェットから出る炎そのものを変化させようと試してきました。しかし調整幅が小さい結果しかどうしても得られない。フープの内圧はかなり高いわけですが、その圧力を可変しようと言うのはかなり難しいです。CHSって動作的に分離型液燃ストーブと同じなんですよ。

とりあえず安直なソリューションですが、こうすりゃCHSの苦手な弱火も可能だよという一例です。
ポイント@:CHS-Jだと隙間だらけになるフランジ部の小さな缶を使用
ポイントA:ジェット孔を塞いでいない

無負荷時のデータで、燃焼時間が倍近くまで延長されます。ちなみに半分の4穴だけカバーしようとしたバージョンはうまく機能しないしアルミがメルトしました。
posted by tetk at 22:14| Comment(2) | TrackBack(0) |  アルコール沼 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年01月29日

2013年アルコール・ストーブ・オブ・ザ・イヤー

遅ればせながら、去年2013年の Alcohol Stove of the Year です。もちろん大賞は CHS。

即効性を求めてパイプを使ったウィックジェットへたどり着き、円環状のパイプと同等な hoop を導入し、フープへ燃料を送り込む方法を模索して・・・。3年以上の月日をかけた集大成です。いろんな人から刺激を受けていますけど、いま考えると最も大きく影響されたのは、パイプ(ウィック)ジェットのyodogawanagareさんと、毛管現象のjonfong57さんのお二人でした。

毎年Alcohol Stove of the Yearのビデオを作る度に言ってるんですが(笑)、これ以上の方法を思い付かない。理論後付けですけど理に叶った燃焼になっていると考えています。今年はバリエーションを増やしたり製法を変えたりしながら進むのかなあ。まあその中で新しいヒントに出会えれば良いと思っています。
posted by tetk at 08:24| Comment(10) | TrackBack(0) |  アルコール沼 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年01月28日

CHS の最大燃料に関する実験

CHS の最大燃料についての考察です。

ジェット孔と燃料面との距離が、最短で 1cm くらいがベストかなあと、今まで感覚的に思っていました。先日とある CHS で、注入した燃料と起動/連続燃焼時間について、実験する機会がありましたのでその結果を共有させていただきますね。多少の違いが缶種・製法・作者などによって生じるでしょうが、全体的な傾向を掴んでいただけるんじゃないかと思います。

ある人が作った CHS-U での実験結果
testresult2.jpg
ピンク:起動時間   ブルー:燃焼時間


燃焼時間が、燃料の量に正比例して伸びていることがわかります。
起動時間が、35ccを超えるあたりからより長くかかっていることが見て取れます。

毛管現象で油面より上へ持ち上げられた微量のアルコール(液体)を、バスタブ炎が熱して気化させるという動作をしていますから、受熱面積が狭いと起動時間が長くなるという性格を反映した結果ですね。

赤丸で示したあたりが、やはり効率が良いみたいです。
posted by tetk at 09:50| Comment(0) | TrackBack(0) |  アルコール沼 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年01月23日

easy CHS へファインメッシュのポットサポートを組み込んでみた

ストーブそのものに大きな変わりは無いんですが、当面 easy CHS を作る際は 7 ジェット/ 18 クリース+目盛り付きにしようかなと。そんでもってそこへポットサポートを組み込んでみた。10mm ピッチ固定だから微妙な高さ調整ができないけど、充分なパフォーマンスじゃないかと自画自賛。


ビデオにすると簡単に見えるけど、切断・末端処理・穴あけ、挿入(組み付け)の面倒なことありゃしない!

年末から迷った挙句、結局買ってしまったファインメッシュ。切り売り最低単位 1m。丸めた状態で送られてくるかと思いきや、なんと 1m X 1m の平板状態で配達されてビックリ(笑) ファインメッシュ長者だあ!

コレ、数個作ってヤフーに出してみようかな。
posted by tetk at 18:10| Comment(0) | TrackBack(0) |  アルコール沼 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年12月18日

チムニー型アルコールストーブの火力アップ

キャピラリ機能をチムニー型アルコール・ストーブに組み込んで、起動時間短縮と火力アップを図ります。

試験に用いたのは、いわゆるキャット缶ストーブ。極々ありふれている使い古された構造です。
【A】:既存のチムニー型
【B】:アイディア搭載の実験機

燃焼試験の様子


この形は低加圧サイドバーナーとしても使用可能

サイドバーナーに最適化されていないとは言え、旧型の絶望的に遅いダメさ加減にウンザリ。

作り方編

チムニー型は通気量を加減することで簡単に火力調整を実装できます。超トロ火からブーストされた強火まで変幻自在。これで旧い"素"のチムニー型を使い続ける理由なんてなくなったと思うんですけどねー。

既存オープンジェット、ペニーストーブ、もちろんチムニー型も、タンク内燃料が沸騰しないとまともに機能しません。これからの季節、冷えた石や凍った地面、はたまた雪の上で使うことも出てきますよね。ストーブ筐体の熱が奪われて立ち消えなんて状況があり得ます。
しかしCHS機能なら大丈夫(なハズ)。本体が冷えていても上部のフープだけ熱くなってればちゃんとジェット噴出しますから。このキャピラリ・アシステッド・チムニーも同様に既存チムニーよりずっと強いと思いますよ。
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2013年11月24日

ミニ缶用トランギア・アダプタ

ここのところ直径53mmのミニ缶ばかり使った工作が続いています。
で、クリックスタンドやトランギアと組み合わせるアダプタを製作しました。


以前作った太缶用アダプタと一緒に撮影しようとしたら・・・2日に渡って家宅捜索したけど見当たらない! ついでにWestwindも見つからない。きっと2年後くらいに発掘されるんだろうな(笑)
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2013年11月15日

CHS-J 風空スペシャル

「山での使用がメイン、強風低温もあり得る環境下で400mlを沸かせるミニマムサイズ」というお題を頂戴した。

このRFPに対して最新のRe:Hoop Stoveで挑戦するも惨敗。全高25mmだと15ccのアルコールで中のCF全体が浸ってしまい、ただの内炎オープンジェット(笑)
そこでCF非使用のCHS-Jでリトライ。結果はこれでもダメ。全高25mm、20cc 6分50秒燃焼、6分で13℃400mlが沸騰。実フィールドを考えるとマージンが無さ過ぎる。そういえば燃料の油面からフープ(ジェット孔)まで10mm以上の高さが必要だったことを思い出した。そもそも25mm高じゃ無理な話だったんだな・・・。まあ2カップじゃなくて一杯の珈琲専用と考えれば使い道が無いわけでもないけど・・・苦しい言い訳。

で、気を取り直して全高30mmでリメイク。燃焼時間延伸を考えて主室開口径を38mmとした。CHS-Jの40mmから半径で1mm小さくなっただけで起動時間が15秒まで遅くなる。ホント敏感だ。さらにジェット数を減らし、0.7mm x 7ジェットという仕様になっている。クリース数はジェット数の倍数で21。同時に製作した14クリースでもほぼ差が無かった。


30mm高バージョンでジェット孔から10mm下へマーキング。この線が最大注入可能燃料で、測ったらちょうど25ccだった。
lp_chsj_420.jpg

仕様:
 全高 30.9mm
 重さ 8g
 容量 25cc
 燃焼 8分
 給湯 5分40秒@13℃ 400ml

ちなみに五徳高は54mm(ポット〜ジェット孔間が25mm)。5mm遠くすると10秒くらい遅くなる。でもこの数字は参考になりませんのでご注意を。ジェットの噴出角度によって最適な距離が変わるので、作り手に依存する部分です。
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2013年10月22日

Re:Hoop Stove と その他 YAOJ の作り方

作り方ビデオをアップしました。今までのビデオとダブる工程が多くて冗長に感じると思いますが、海外から繰り返し質問されることへの対策とご了承いただければと。


とりあえず 「YAOJ 構成」 (モン缶と赤牛缶の組み合わせパターン) は打ち止めかな。
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2013年10月12日

Re: Hoop Stove

皆さん覚えてますか? Hoop Stove と言うと今や CHS=キャピラリフープを指すように感じてしまってますが、元々ウィック・ジェットだったことを。ウィックを無くそうとしたり、パイプを廃止しようと試行錯誤を繰り返して到達したのが CHS でした。

YAOJ の缶構成を発見した時、同時に「もしやオリジナルの Hoop Stove に迫れるかも?」と思いました。パイプとオートウェルドを使わない、小一時間もあれば完成してしまう Hoop Stove

開発から一年半・・・Hoop Stove の再発見です。

YAOJの缶構成を使い、狭い副室にカーボンフェルトを入れる。燃料タンクとフープの隔壁をCFに担わせる。副室が狭いから実現できる構造です。普通のオープンジェットみたいに副室幅が広ければ、圧力が逃げてしまうし起動も遅くなるし最終的に気化量過多甚だしい。まあこのYAOJ構造でも気化量過多気味なんですけどね。
性能云々より、多分誰にでも作ることができる Hoop Stove というところに意義があるのかなと思います。

ジェットは 0.7mm X 4 + 0.8mm X 4 にしています。0.7mm のみだと暴力気味で噴出音が勇ましい(笑) 私の好みはこっちなんですが、無風で吼えない程度に抑える為に 0.8mm を混在させました。安定した炎にするなら 0.8mm 径を推奨します。そのかわり燃焼時間が短くなりますよ。
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2013年09月17日

もう一つのオープンジェット その4

Yet Another Open Jet Alcohol Stove part-4 − carbon felt −
YAOJ 第4弾。カーボンフェルトの細切れを狭副室に入れました。


15mm 幅の CF を 4 枚入れてますが、これでも多過ぎると思います。2枚で充分かな。もちろん素早い立ち上がりと強力なジェットになっています。ナローサブチャンバの効果てき面。2mm巾のおかげで、CFを固定するためにオートウェルドを塗る必要もありません。さらに前 2 作の詰め物版と比べると、目に見えて黄炎が減少しています。

CFって入手難だし、ある意味特殊な素材なんで、本当は避けたかったところです。でも性能面じゃ一番の媒体みたいなんですよねー。もう少し簡単に入手できそうな素材として、どこのホームセンターにもあるグラスウールやグラスファイバ布で、近い性能を出せるかもしれません。

これを作った後で、内筒の全周をCFで囲んだモデルと、5mm巾でπ型に切ったCFを入れたモデルも試しました。前者(副室をCFで満たす方)が一番良いかも。副室が狭すぎて、CFが適度に(過度に?)圧迫されている分アルコールが上昇し難いことが、逆に良い影響をもたらしているように思います。

そうそう、隙間にスチールウールを入れるのは効果無いです。もしスチールウールの繊維が縦になるように入れられるならいいかもしれませんけど、作業が滅茶苦茶面倒なことになるハズ(笑)
posted by tetk at 11:25| Comment(14) | TrackBack(0) |  アルコール沼 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年09月14日

もう一つのオープンジェット その3

Yet Another Open Jet Alcohol Stove part-3 − tin foil ribbon −
YAOJ 第3弾。アルミフォイルをしわくちゃにしてカットしたリボンを狭副室に入れました。eizoさんがアルミフォイルを入れたストーブを公開されていましたね。確か手間をかけて内筒を小さく加工していた記憶があります。YAOJの缶の組み合わせなら、その手間も不要ですね。


前回の缶壁ひだひだリボン・バージョンと同様に 立ち上がりが早くなり、ジェットも強力になりました。ここでもナローサブチャンバの効果が活きてます。

コレも最適化を施していない素案です。タタキ台にして色々トライしてみてください。

まだまだ詰め物シリーズは続きますヨ。
posted by tetk at 13:24| Comment(0) | TrackBack(0) |  アルコール沼 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年09月11日

もう一つのオープンジェット その2

Yet Another Open Jet Alcohol Stove part-2 − corrugated ribbon −
YAOJ 第2弾。缶壁から作り出した"ひだひだリボン"を狭副室に入れました。


なんと言うことでしょう!? 立ち上がりが早くなり、ジェットも強力になるではありませんか!(劇的ビフォーアフター調) 大きな副室だとここまで顕著な変化が見られません。狭副室ならではの効果です。

ちなみにコレ、最適化を何もしていない素案みたいな物。リボンが1枚でも充分な効果を得られることまで判明しています。コイツをタタキ台にして色々トライしてみてください。

詰め物シリーズ(笑)は続きます。
posted by tetk at 12:15| Comment(0) | TrackBack(0) |  アルコール沼 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年09月07日

もう一つのオープンジェット

Yet Another Open Jet Alcohol Stove − Prologue −
「おっとここにもオープンジェットアルコールストーブがあるよ」的な意味です(笑) きっとまだ誰も公開していない缶の組み合わせ。共にエナジードリンクの Monster と Red Bull。市場じゃライバルかもしれないけど、このストーブではパートナーです。



Monster 缶をアウターに、Red Bull 缶を内壁に利用しています。ポイントは、Red Bull缶の底の部分を下側にしたまま挿入しているところ。缶底を CHS-U で会得したヤスリ切断法でくり貫きます。で、ちょっと直径が小さくなった部分をモン缶の底部に当てるとピッタリ。この組み合わせによって副室の幅を 2mm まで削減することが可能になりました。

一応 30cc で 10秒以内にジェット噴出が始まるので、オープンジェットとしたらだいぶ早い方です。既存オープンジェットの起動の遅さは副室が大きいことが大きな要因だった・・・。それでも Hoop の起動速度に慣れた目には超遅緩。ジェットも弱々しくてトルネードに至りません。ハッキリ言って副室開放型として失敗作で実用的じゃない。

え!?使えない缶の組み合わせを公表して終わり??・・・ご安心ください、あくまでこれは序章であってベースになるもの。とりあえず今まで知られていなかった缶の組み合わせ法を公表しただけです。
これからいろいろ展開していきますよ。乞うご期待。

なお、こんなに苦労しなくても、V8トマトジュース缶(163ml)を使えば副室幅を 3mm まで小さくできます。ちなみに Red Bull缶 4mm、Pepsi/UCC-Black 缶で 5mm です。
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2013年08月08日

CHS-SideBurner

技術的な進歩や進化は何もありません。CHS のジェット孔をアウターに配しただけですね。


点火直後(1〜2秒)ジェットから気化ガスが噴出し始めます。バスタブの炎がジェット孔に届き難いので、ちょっとだけ手で煽ってやると3〜5秒以内に本燃焼になって、即座にポットやケトルを載せられます。
多分「ジェット噴射タイプ」のサイドバーナーで世界最速です。どんなサイズのクッカーを載せてもオーバーフローしません。快速安全なサイドバーナーです。

改善点とか
ジェット孔とクッカーの距離を確保するために、トップピース(上側パーツ)を 15mm 高で切り出しましたが、もう 2〜3mm(12-13mm 高)低くても良かったと思います。またジェット孔径が 1mm x 16 個なのを、0.8mm まで落とした方が燃焼時間を長く取れると思います。それと上端のヘリにエア抜きの窪みを付けといた方がいいかな。

サイドバーナーについて
何度も表明してますが、私は個人的にサイドバーナー否定論者です。サイドバーナーは、そもそもポット中央部が熱せられることがなく、"ブラックスポット"とか"コールドスポット"と呼んでいる非加熱エリアが存在する。ポットに当たった炎は必ず外側へ逃げて再び中央へ集まることは無い。まあトランギアみたいな形式も理想的じゃないんですけどね。サイドバーナーは数あるタイプの中でも、最低の加熱効率じゃないかと思ってます。中央集束型炎が一番良いというのはリンナイとかイワタニが自社製品で証明してますしねえ。
ヒマワリ型炎がポット・ハンドルを炙りやすいというのも嫌いな理由の一つです。あっ、CFでハンドルカバーを作る案・・・私は却下。CFの粉(炭素繊維)が舞ってポットに入るのが嫌で嫌で仕方ない。
ポットの上げ下ろしの際にストーブをひっくり返しやすいのも難点の一つですね。

「じゃあなんでサイドバーナーなんて作ったんだよ」という声が(笑) アメリカ人対策が最大の理由かな。"サイドバーナー讃歌"みたいなコメントが結構寄せられるんですよ。連中ほんと好きだなあと。で、相も変わらず火達磨予熱とか予備燃焼に 1 分とかをやってるんで、CHS 技術を応用したら革新的で既存サイドバーナーなんて使ってられなくなるよというメッセージです。さてさて何人が有用性について正しく理解できるでしょうね。
posted by tetk at 04:19| Comment(4) | TrackBack(0) |  アルコール沼 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年07月20日

Japan Limited か パイプレス Ver.3 か?



そういやCapillary Hoop Stove Japan Limitedの映像を作ってなかったなあと思い、ストーブ自身も作り直して撮影しました。

ネーミングで悩みましたね(笑) Pipeless Hoop Stove Ver.2の毛管現象進化版でもあるし。ま、これでめでたくパイプレスフープは CHS へ収れんしたということにしましょう。

ちなみにスペック
0.7mm X 8 jet
20 crease
35cc fuel
Boot 10 sec
Burn 11 min
Height 40 mm
Weight 9 g


夏休みの自由研究にぜひどうぞ(笑)
posted by tetk at 09:37| Comment(25) | TrackBack(0) |  アルコール沼 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年07月06日

micro CHS

久しぶりのアップです。ここんとこずっと CHS の燃焼時間延伸に取り組んでいました。
micro_hoop01-2.jpg

キャピラリフープは、一般的なオープンジェット型(副室加圧型)の常識が通じない性格です。
● 主室開口直径が燃費に与える影響は軽微
● 主室開口直径が起動時間に与える影響が大きい
  ヒサシの張り出し長が1-2mm違うと10秒単位で時間がかかる
● クリース数が燃費に与える影響もそれほど大きくない
  ジェット数の1.5倍くらいまでならあまり変わらない
● クリース数を減らすと工作難易度がグンと上がる
● 缶の直径でおよその火力が決まる
  小径缶 < 大径缶
● ジェット数/径は燃焼時間に影響する
ミニ缶(53mm)で悪戦苦闘してたんですがほぼ断念。加工しにくくて避けてたウコン缶(44mm)へ逃げました。

試作 1 号
micro_hoop02-2.jpg
少しヒサシを残したんで起動に10秒もかかってしまいました。燃焼時間は25ccが8分45秒。12クリースでトライしたものの、ミニ缶に比べて肉厚なウコン缶の素材のせいもあって、かん合時にクリースが内側へ大きく変形してしまいます。工作再現性が最悪ですね。

試作 2 号
micro_hoop03-2.jpg
ヒサシを極限まで削減した結果、起動は4秒。肉厚小径缶のため、容積に対する質量が増えているのが3秒台に突入できない原因と考えています。燃焼時間は25ccで7分30秒。20クリースは流石に多過ぎ。工作的には良いんですけどねえ。

試作 3 号
micro_hoop04-2.jpg
クリースを減らしつつ、かん合時の変形を防ぐ方策を取り入れたバージョン。0.6mm X 7ジェット、7クリース+7スリット。起動4秒。燃焼9分。13℃ 400mlが5分40秒で沸騰。性能的には良いんじゃないかと思います。

micro_hoop06.jpg

はじめてHD動画をアップしてみた。キャプションのギザギザとかが消えてやっぱり綺麗なのね。そのかわり自分のPC環境じゃCPU処理性能が追いついてなくてスムースじゃない(泣)
posted by tetk at 15:26| Comment(8) | TrackBack(0) |  アルコール沼 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年05月21日

キャピラリフープストーブのヒント集

キャピラリフープストーブ・ユニバーサル(長ったらしいんで CHS-U と省略)を使ったり作る上でのヒント集を撮影しました。自作の参考になれば幸いです。



ここしばらく CHS を作ってきて確信したことがいくつか。
● クリース数が多い方が毛管現象を効率良く発生させられる。一個一個の隙間が小さくなるわけです。
● クリース数が多い方がかん合が楽になる。下輪側の外周が小さくなるわけです。
● クリース数が多くなると気化ガス過多が酷くなる。上ふたつの項目に相反する現象です。ギリギリの妥協点が15〜16クリースだったわけですが、高効率な燃焼には一桁台のクリースが良いのじゃないかと考えています。
● 15クリース以下だとかん合時に折り目が内側へ膨らんで、ただの溝(グルーブ)になってしまいます。

少ない折数で下輪缶の外周を小さくする方法を模索中。一応過去作にヒントがあるんじゃないかと目星をつけているんですが、さてはてどうなることでしょう。
posted by tetk at 13:16| Comment(24) | TrackBack(0) |  アルコール沼 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年04月25日

簡単ゴトク ビデオ編

以前も写真で紹介したことのあるV字型簡単ゴトク。最近また海外を含む何人かの方から質問されたので動画で作ってみました。新しいことなんて皆無なんだけど、ワイヤースリーブでまとめる方法も紹介してます。



作業の手元を写すのって難しい・・・。
posted by tetk at 15:57| Comment(0) | TrackBack(0) |  アルコール沼 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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