2017年09月22日

CHS アルコールストーブの動作と製作

開発からバリエーション展開に至るまでこのBlog上ですべて公開してきたこともあって、過去動画のどこかに必ず詳細な作り方や特長などが含まれています。例えば缶をカットしたり曲げたりするシーンを毎回入れるのって冗長で退屈なビデオになってしまうので、出来上がったパーツだけ見せるよう工夫してきたんですよ。

あれから数年が経過して、当時を知らない新しい方々がトライしようとした際に、不親切でもあるなあと思います。そこで重い腰を上げてCHSに関するすべてを集めたビデオを制作しようと。

その第1弾が ↓ です。


本ビデオでは以下のことがわかります;
● どのようにして動作しているか
● バリエーションの数々
● 特長


第2弾は最も簡単に製作できるeCHSの作り方の前編です。

各工程での効果的な加工法や仕様に影響する部分を解説しています。
● 缶選び
● 塗装剥ぎ
● バスタブ開け
● プロットと線引き
● 切断
● シールド前処理


第3弾は最も簡単に製作できるeCHSの作り方の後編です。

各工程での効果的な加工法や仕様に影響する部分を解説しています。
● クリース作り
● ジェット孔開け
● 短冊作り
● かん合
● 最終処理
 ・Autoweld処理
 ・折り返し処理


とりあえずeCHSのハウツーは完結。これ見てまだ判らんという場合は、ここのコメント欄でメールアドレスを入力の上質問してください。なかなか言葉だけじゃ理解しにくいことが多いから、写真や絵のやりとりをしながら解決していきましょ。メアドは一般公開されないからネ。
posted by tetk at 12:19| Comment(0) |  アルコール沼 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年04月12日

高効率のアルコールストーブを目指して 改善

今回は改善版の炎柱ストーブです。前回よりさらに手が込んでいます(笑) このアルコールストーブ最大のデメリットは作り難さかも。
FirePillar2_02.jpg

改善点と変更点
  • トップピースの向き
    嵌合をしやすくするためにトップピースを逆向きに装着
    それに伴いM3ブラインドナット周りを凹ませて予熱用アルコール溜まりを創出
  • 燃料キャップ
    キャップ位置を変更してM6ブラインドナットへ大径化
    トランギアボトルから直接給油もできる
  • ウィック支持用ブラインドナット
    与熱用(予熱じゃないですよ)ウィックを支持するM3ブラインドナットのネジ山を、装着後に削ってウィックの出し入れを容易に
  • 風防
    デタッチャブルにすることで与熱用ウィックの調整/交換が容易に
    もう5〜10mmくらい長い方が防風効果があると思う

FirePillar2_01.jpg
この密閉型パイプジェットは、接着剤の耐熱/強度問題があって公開を中止した爆音系アルコールストーブと違って、パイプからジェット炎を取り出しています。ジェットがどこにも当たらないのでほぼ無音だし、パイプ温度も低くなるので接着剤問題を回避することもできます。ちなみに爆音系の接着剤問題をクリアして製品化されたのがBLAST BURNER ですね。しかしBLAST BURNERのジェット噴出速度に遠く及ばないので、火力がだいぶ劣るし耐風性も悪いです。

FirePillar2_03.jpg

パイプ/ウィックジェット型アルコールストーブのパイプへの与熱を必要最小限に絞ることで、無駄燃えを無くして長時間ドライブと点火の容易さを両立したモデル。与熱用ウィックのメンテナンス性と給油性の問題も解決できました。動画は追々・・・。

類似品を売ることはやめましょうね
posted by tetk at 09:31| Comment(3) | TrackBack(0) |  アルコール沼 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年03月08日

高効率のアルコールストーブを目指して その5

多くのトライ&エラーを経て、簡単着火で長〜く燃えるアルコールストーブができました。火柱または炎柱ストーブと呼ぶことにしよう。
火力的にはジェットを振り分けた方が有利です。どこまで炎を伸ばせるかもやってみたかったんでまとめちゃいました。世界初の密閉型パイプジェットの誕生です(誰もこんなことやろうとしなかっただけでしょうけどね)。

開発目標と結果:
  • ジェット噴出型の炎      → 超ロングジェット
  • 予熱不要(あっても安全で数秒)→ 数秒
  • 30ccの燃料で20分燃焼    → 22分
                  負荷の有無にほとんど影響されない
  • 13℃ 400mlの水が10分で沸騰 → 10分程度
  • 使用素材の耐熱温度を厳守   → OK
中身の詳細はいろいろノウハウもあるし、すでに概要をオープンにしてるし、特にニーズも無いようだし・・・不要ですね。
posted by tetk at 07:16| Comment(5) | TrackBack(0) |  アルコール沼 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年03月06日

高効率のアルコールストーブを目指して その4

ウィック/パイプジェット型のアルコールストーブを密閉化するにあたり、いかに安定してパイプを加熱するかが肝心だということがわかってきました。前回の失敗で、ある程度の熱量も必要と学習しました。

そこで自己加熱方式に見切りをつけ、パイプをウィックで加熱してしまう方式をトライします。ハリケーンランタンや理科の実験で使ったアルコールランプの芯を細くして、必要な熱量を得ようというわけです。

芯の保持に使ったのがコレ ↓
FirePillar_03.jpg
なんだかわかりますか? 自転車、特にロードバイクで多く使われているフレンチバルブです。コイツを切って中へウィックを通しました。

で、出来上がった試作機がコレ ↓
FirePillar_04.jpg
パイプ直下に仏式バルブを使った加熱用芯があります。ジェットはパイプに4個開けてみました。ジェット噴出部と加熱用炎の風防としてチムニーを装着しています。加熱用の炎はフラユラとした火なのでアルミパイプでも溶けません。ジェット炎を当てると溶けちゃいますけどね。

テストの結果、もちろんまだ給油時オーバーフロー問題と高内圧問題が残ってますが、この方式に可能性がありそうです。それとジェット4個は火力強すぎ、加熱用炎も仏式バルブの直径じゃ太すぎるみたいでした。
FirePillar_05.jpg
ボトムピースを外して中身をいろいろイジって・・・

FirePillar_06.jpg
とりあえずの給油時オーバーフロー対策としてエア抜き穴を開けてみたり。

何パターンも中身を変えている時に、オーバーフロー対策を発見。後から考えりゃ「なあ〜んだ」ってなものですが、これで実用化の目処も立ちました。
ここからはジェット数/直径や加熱炎強度のバランス点を探り出す作業に入ります。

次回で多分最終回

posted by tetk at 11:27| Comment(0) | TrackBack(0) |  アルコール沼 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年03月05日

高効率のアルコールストーブを目指して その3

密閉されたタンク内の圧力が上がってきた時に、これ以上加熱しない仕組みを検討しました。前回は加熱用炎が出る穴をパイプに設けましたが、今回はその穴をやめて調理用ジェット炎をそのまま加熱用としても使えるように目論みました。
FirePillar_02.jpg

ジェット穴を斜め上へ噴き出すように開けてあります。内圧が低い時はジェットも弱いので、炎は頼りなく上へ向かう。パイプを舐めるように上がっていく感じ。そして内圧が上がってジェットが強くなると、パイプに触れること無く噴出するハズ・・・。

まず写真左側の一本ツノ版を作って試します・・・結果は使い物にならない。そもそも熱帰還量が少なすぎて内圧が上がるところまで持っていけない・・・チョロチョロした種火みたいな炎が延々と出続けるだけでした。強制的にタンクを外部加熱して元気な炎が出るようにしても、すぐに温度が下がって元のチョロ火に戻ってしまいました。

太缶で作ってあったので、サイズに対する熱帰還量が少なすぎると考えて、写真右の細缶サイズで3本ツノ版を作ります。チョロ火でも3本あれば少しは良くなるだろうとの希望的観測(笑)  まっ、そう簡単にはいきませんね。これもまったく同じでチョロ火でした。

問題点
  • 熱帰還量が圧倒的に少なすぎる
  • 燃料注入時の燃料漏出問題は解決していない
さあ困ったどうしましょう〜。まあ上手くいかないから面白いんですけどね。

つづく
posted by tetk at 09:14| Comment(0) | TrackBack(0) |  アルコール沼 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年03月04日

高効率のアルコールストーブを目指して その2

パイプジェットのバスタブを排除してクローズドボディにする方針で開発を進めます。単に密閉型にしてしまうとパイプを炙ることができないので、何かしらパイプを加熱する方法が必要です。

最初に考えたのは、パイプを加熱する火をパイプ自身から取り出してしまおうという方法。コイルジェットからの発想です。同時進行で2種類作ってみたのがこれ。
FirePillar_01.jpg

写真左側のヤツに10円玉が置いてありますが無視してください。どちらも最初は完全にクローズで作りました。ライターでパイプを炙って着火します。上向きに調理用ジェットを0.8mmで4個、下向きに自分加熱用穴を0.5mmで1個開けました、0.5mmだと抵抗が大きいから炎が大きくならないんですよ。
しかし結果は失敗。ウィックの素材を変えてそれぞれ何パターンか試したもののダメです。

密閉タイプの問題点
  • 給油時にジェット穴から燃料が溢れ出る
  • 0.5mmだと熱帰還不足で本ジェットが弱いまま
    加熱用穴を0.6mm程度に広げると本ジェットは強くなる。しかし筐体が熱くなってタンク内温度が上昇すると、加熱用と本ジェット共にさらに強くなり、最終的にジェット穴から生アルコールが溢れ出して炎上する。
要するに内圧を逃がす仕組みが必要ということで、左側試作機のジェット下の筐体に穴を開けて10円玉で蓋してみました。ペニーストーブの要領ですね。しかしこれも失敗です。

小穴タイプの問題点
  • 小さい穴(6〜25mm)が開いたところに着火すると爆発する
    場合によってはストーブがひっくり返るくらい。まあよく知られた現象なんですけどね。
  • 内圧が上がってくると10円玉の隙間からも炎が上がってしまう
    炎上とあまり区別できない(笑)
これら失敗を踏まえて、ジェットが強くなった時に熱帰還を減らす仕組みを検討することにしました。

つづく

posted by tetk at 10:33| Comment(0) | TrackBack(0) |  アルコール沼 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年03月03日

高効率のアルコールストーブを目指して その1

剛火力で見ても楽しいストーブが好きなので、燃料消費率とかを二の次にしてきました。でもここらで一つ、あまり火力を犠牲にしない範囲で長く燃焼するタイプでも作ってみようかと。簡単に実現するならカーボンフェルト・ストーブで燃焼面積を狭くすれば出来てしまうけど、それじゃ何も新しくないしチャレンジじゃないしつまらない。だから加圧型のジェット炎は譲れない(笑)。

開発方針
  • ジェット噴出型の炎
  • 予熱不要(あっても安全で数秒)
  • 30ccの燃料で20分燃焼
  • 13℃ 400mlの水が10分で沸騰
  • 使用素材の耐熱温度を厳守
 こうやって書き並べてみるとけっこう夢物語みたいだな〜(笑)

ジェット炎ってことは加圧されねばならないわけで、噴出が始まるまで予熱が必要。その時間が圧倒的に短いのがパイプ(ウィック)ジェットだ。
al-nopark01.jpg パイプジェット/ウィックジェットの例

その一つであるHoop Stoveからウィックを廃して生まれたのがCHSだけど、起動した後でバスタブに蓋して無駄燃えを抑えるというのは、面倒だしひっくり返す危険性も高いので今回は却下。開発のベースをパイプジェットの高効率化に置いて進めることにした。
J_FoxKRCe52.jpg Hoop Stove
chs_jb_10.jpg CHS


ここでパイプジェットの動作をおさらい。
  1. パイプの中へスチールウールなどのウィックを詰めて、パイプ端を燃料に浸す
  2. バスタブ炎がパイプを熱して、ウィックで吸い上げられた燃料が気化
  3. 気化した燃料がパイプに開けられたジェット孔から噴出
バスタブ炎が無ければ気化が推進しない。バスタブ炎に代わって噴いた炎で自身を再加熱するのがパイトーチのようなコイルジェットだ。ただしコイルジェットにはいろいろ問題がある。
pitouchlike01.jpg パイトーチ型


密閉型コイルジェットの問題点
  • 燃料注入時にジェット孔から燃料が溢れ出てくる。
    タンク内の空気の逃げ場がジェット穴しか無いせいで、燃料に浸ったパイプまたはウィックを通して溢れてくる
  • 燃焼時にもジェット孔から燃料が溢れ出てくる。
    タンク内の燃料の温度が上昇して内圧が上がると同様な現象が発生する
  • ジェット炎がアルミパイプを直撃すると溶ける(弱い炎だと溶けない)。
    融点の高い銅パイプは材料の入手性が悪くなるし、そもそもJB-Weldの耐熱温度を軽く超えている

これら問題点を回避するために、以前はコイル下に遮熱皿を置いたりコイル〜タンク間の距離を取る対策を採った。しかし実はそれでも不十分で、個人的意見じゃコイルジェットに未来は無い(笑) 
CoilJet_001.jpg パイトーチ/コイルジェット型の対策品

とまあこんなわけで、コイルジェットの自己余熱方式を参照しつつ、パイプジェットの無駄燃えを極力排除する方向で試行錯誤が始まるのでした。

つづく
posted by tetk at 14:16| Comment(0) | TrackBack(0) |  アルコール沼 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年12月17日

キャップ付き CHS アルコールストーブ

アルコールストーブと言えばトランギアをイメージするようで、時々「燃料を入れたまま持ち運びできるか?」という質問を受けるんですよ。まあ面倒なんでほとんど回答もしませんし、実際持ち運んでみると気圧差とかで絶対漏れるんです。今回作ったキャップ付きの CHS も、多分、きっと漏れます。

それでもまあ無いよりマシという気持ちで試してみてください。それとインナーにスチール製ボトル缶を使った影響で立ち上がりも遅くなってます。



こんなバリエーションも可能だよ〜ということで。
Happy DIY!

2016/12/29 追記
IMGP2361s.jpg
これ以上やらないと言いながら、やっぱり気になってた部分を改善。
IMGP2350s.jpg
トリプルウォール構造にしてインナー下端に短冊切りを追加。これで最後までちゃんと燃焼するようになった。3重壁のためにアウターは予め缶径を広げておく必要がありますよ。



ホントにこれで打ち止め。凄い面倒な工作だからもうやりたくない。製作数 3 個、内手元に残ってるのは 1 個(笑)
posted by tetk at 11:30| Comment(11) | TrackBack(0) |  アルコール沼 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年08月10日

オープンジェット再び 気化ターボ内蔵型アルコールストーブ

アルコール・ストーブのネタ・・・いや〜実に1年ぶり以上ですね。
IMGP2154-s.jpg

アルコール・ストーブの基本形と言うか最も広く知られているのはオープンジェット、副室加圧型って呼ばれているタイプですね。真ん中のバスタブ部分の炎が自分自身を熱してアルコールを沸騰させ、副室で気化したアルコールをジェット孔から噴出させる・・・気化アルコールで副室が加圧されるから加圧型って呼んでるわけです。でもペニーストーブみたいな密閉加圧型(単室加圧型)に比べればだいぶ低圧。圧力の高低は吹き出すジェット炎の大きさで判断できます。

オープンジェットを高圧化するには、ジェット数や径を小さくしたり、あるいは気化量を増やす方法があります。気化量増大は副室の面積を大きくすれば良いのですが、すると本燃焼までもっと時間がかかることになってしまいます。副室にスチールウールやカーボンフェルトを詰めて毛細管現象を利用して気化量を増やすと、極々僅かながら気化量が増えます。しかしわたし的にはお勧めしません。スチールウールも含めて沸騰温度にしなきゃいけないですし、カーボンフェルトは熱を伝えにくいので、どちらも副室内の温度上昇が遅くなります。

起動速度(本燃焼開始までの時間)をあまり伸ばさず気化を促進していくには、ストーブへ組み込む内容物の体積や重量増を最小限度に抑えてやる必要があります。そんな仕組みへのトライは、こことかこことかここでもやっていました。

今回は350mlの太缶を使って、最も一般的なシルエットに仕上げます。ただし太缶は炭酸系じゃなくて珈琲のボトル缶限定です。そのココロは、150mlとかの細缶をそのまま内壁に利用するためです。炭酸やビール缶に細缶を入れても底まで届かずちょっと浮いてしまうんですよ。これ、ちょっとした、でも缶フェチの変態じゃなきゃ知らないノウハウ。

下写真右は内壁を継ぎ目のない細缶で作るフツーの副室加圧。左が毛管現象を利用した気化ターボ版副室加圧。
IMGP2052-s.jpg
この写真1枚で説明要らないんじゃないかな? すべてを物語っている画像ですヨ。

CHSに見えるかもしれないですけど、フープが無いので違います。フープは「バスタブ上部に設けたドライな環状気化室」って定義してますので。
IMGP2075-s.jpg

内々壁(ヒダヒダの方)と内外壁(背の低い方)で吸い上げた燃料を、バスタブの炎で気化させて副室の内圧を高めようというものです。動作的には副室加圧そのもので、単に気化促進機能を追加しただけと考えてもらえばOK。
IMGP2019-s.jpg

もちろん内炎でも外炎でも使える手法ですよ。
IMGP2021-s.jpg
IMGP2094-s.jpg

ジェット噴出が始まるまでの時間は、フツーのオープンジェットの約半分。燃料沸騰前だと副室内の液体の燃料で気化ガスが冷やされてしまことと、フープに比べてかなり大きな副室内に充満するまで時間が掛かるので、CHS系より遅いです。それでもただの副室加圧より断然早い。気化量が増える分、燃料消費率も上がります。動画の内炎版で30ccを8分で燃やしました。

内炎版はeFREVOの加工方法を使って作ります。
IMGP2139-s.jpg
この方法だと全高を抑えたバージョンを作れますよ。↑ コイツで約27mm高。

副室内の気化ガスを処理するために、この構造でフープを用いませんでした。それにフープ型だと外炎版を作りにくいですしね。

いろいろ書いたけど動画を見るのが一番わかり易い。


個人で楽しむ分にはどんどん真似してもらってOKだよ〜。
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2016年03月24日

ワイヤーポットサポート

ワイヤーロッドで作った五徳を何点か。
IMGP1756-s.jpg
ファインメッシュを丸めたヤツが一番簡単で楽だと思うんだけど、入手し難いからロッドを曲げて作ろうとする人も多いんじゃないかと・・・。

その1 一筆書きバージョン
IMGP1749-s.jpg
2mmのステン棒から作成。曲げる角度というか向きが難しい・・・まあ捻じって修正すればなんとかなります。底の部分にはシリコンチューブを被せてます。両端が出会うところはJBウェルドでくっつけてますけど、それこそ瞬間接着剤の方が簡単かも。まあまあの強度。550mlポットに収納可能。細缶・太缶どちらのストーブにも使えます。

その2 N字型バージョン
IMGP1746-s.jpg
"Z字"状に曲げた3本のワイヤをパイプでジョイントしたもの。2mm径で作成すれば結構な強度になります。1.5mm径はちょっと弱かったですね。収納用に分解することを考慮して、パイプの内径を3mmにしています。

その3 BBバージョン細型
IMGP1740-s.jpg
友人のBBが発案したX字型。非常に高い剛性になる構造です。構造が丈夫なんで極限までワイヤを細くして軽量化することも可能。1mm径ピアノ線で作ったコイツは華奢だけど十分実用範囲内です。

その4 BBバージョン標準型
IMGP1737-s.jpg
BBのオリジナルは1/16インチ(1.588mm)径で作ったもので、ボーリングのボール(14ポンド:6.35kg)を載せてもびくともしません。1.5mmピアノ線で作ったコイツももちろん超丈夫。

後の3種のトライアングル型は、直径53mmの細缶ストーブに合わせたサイズです。ビールの太缶ストーブはもっとサイズを大きくしないと入りませんので・・・三角関数使って計算してね。

作り方のヒントを含んだビデオ。何回でも見てね(笑)
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2016年01月11日

コイルジェット版アルコールランタン

昨年12月に動画をアップしておいて、こっちに載せるのをすっかり忘れていた。
coil_based_lantern_001.jpg

前作は、単室加圧型アルコールストーブの動作原理と基本的に同じ。そのため過加熱で暴走気味に強くなりすぎて(明るくなりすぎて)、トップのアルミ製ベンチレータを溶かしてしまう恐れがあった。それにタンク全体を予熱して燃料を沸騰状態にしなきゃならない。

今回のはコイルジェット型アルコールストーブと同じ動作をさせている。暴走の危険性が減り、かつ、予熱もライターだけで済むようになった。
coil_based_lantern_002.jpg
ただし設定が弱すぎたかも。

チュートリアル・ビデオを制作しようと思ってたけどなんか面倒で放置中。とりあえずパーツ群と全体構成イメージだけね。
coil_based_lantern_003.jpg
coil_based_lantern_004.jpg

350mlの太缶に合わせられそうなオイルランタン用グローブを探してきて、それと換装できるようにしてみた。
coil_based_lantern_005.jpg

点灯の様子はyoutubeでご覧くださいませ。
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2015年11月04日

マントルを利用する52gの加圧式アルコール・ランタン

ありそうでなかなか無いアルコール・ランタン。オイルランタンみたいに芯を使ってチョロチョロ燃やすのじゃなくてマントルで発光させる奴。
pressurized_lantern_S01.jpg

350ml缶から作ってあります。細缶だとグローブ取り外しの際にマントルを壊しやすいこと、タンク容量を確保できないこと、背高でバランスが悪くなること・・・などから太缶に落ち着きました。

細缶のオイルキャンドルとの比較。
pressurized_lantern_S03.jpg

マントル発光させるには炎を当てるだけじゃ不十分で、空気と混ぜる必要がある。そこでジェット噴出速度を上げて、燃える前に混合させる・・・これはガスストーブも同じだと思います。JBウェルドのような接着剤を使わないシンプルな仕組みを目指し、ペニーストーブや単室加圧型に近い構造と動作になりました。

かなり明るくなりましたよ!
pressurized_lantern_S02.jpg

単室加圧とほぼ同じなんで、ランタン本体の温度によって噴出量が変わってきます。気温や風、置いてある台の材質(金属だと放熱効果があってランタンが冷やされる)、あるいは燃料残量とかに影響されて動作が変わる。グローブも熱帰還増進の役目を担っているんです。まあ、とっても微妙なバランスの上で動作させているってとこですね。だから季節や環境が変われば調整が必要という、実用には至らないシロモノ(笑)。



単室加圧型ベースでなく、燃料が冷たくてもジェット噴出をするコイルジェット系が本命だと思いますよ。でも接着剤が必要だし、背がさらに高くなってしまうんだよなー。ついでにその作例もすでにあるし・・・。
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2015年11月03日

ミニオイルランタン

細缶から作った小さなオイルランタン。インスタグラムを見ていただいている方は、加圧型アルコールランタンに挑戦していることをご存知だと思いますが、それとの明るさ比較用に作ってみたものです。
mini_oil_lantern.jpg

ただのオイルランタンなんで特筆すべき点は無し。ごくごくフツー。長過ぎてやってないけど、最大2-3時間は点いていそう。

ガラスのグローブも考えたんだけど、トップヘビーで不安定、通気確保しなきゃならなくて背も高くなる、吊り下げ対応が難しい・・・などから断念。結局メッシュで作成しました。光の透過性は問題ないけど、風も通してしまう(笑)

ウィックにカーボンフェルトを使いましたが、給油の度に付け外ししなきゃならない構造にしてしまったんで、数回でCFが千切れそうになります。普通のコットン・ウィックを使った方が良いと思います。



動画にもありますが、オイルランタン部分の代わりに細缶ストーブを逆さにつけて、タブキャンドルとしても使用可能。この場合、ランタンとストーブの 2 in 1 で 20g 台のセットが実現できますヨ。
posted by tetk at 10:53| Comment(2) | TrackBack(0) |  アルコール沼 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年04月15日

ラグジュアリーなセット

こんなULじゃないセットもノンビリ・キャンプにはイイかもしれない。

ストーブ本体はUCC BLACK無糖缶、シマーリングはRedBull缶から

火力より燃焼時間に振ったセッティングになってます。
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2015年01月25日

古い形のCHS その2

今度は内炎トルネード・バージョン。2年前に3重壁構造で作った時よりジェットも力強くなった。


もっといい缶の組み合わせがあれば良いんだけどな。
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2015年01月16日

古い形のCHS

古くてメジャーなアルコールストーブの形・・・なんとなく心落ち着くものがあります。


外壁にヒダ加工した内壁が接する構造なんで、ビデオの作り方じゃないと壁が3重になってしまう。簡単に作れる2重構造にとどめるために耐熱アルミテープで上下ピースを固定しました。

とりあえず作ってみた一発目なんで、最適化とか手が回っていません。炎の色が気になりますよねー。高さを2倍にしたら少しは改善されるかなあ?
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2014年12月26日

エスビット用の火力調整機能付き五徳 その1

固形燃料って、大昔に液燃ストーブのプレヒートにメタを使った程度だった。工作ネタを思案していた時に、そう言やESBITって使ったこと無いと思って、どうせ作るなら火力調整まで実現できればとトライしたもの。火力調整が可能なチムニー型アルコールストーブと考え方は同じ。旅館でお馴染みの固燃でも使えると思います。


上げ二重底にすればWW五徳の固定痕も隠せるし、地面のバクテリアへの影響も軽減できるかと思ったけど、後者の効能はほとんど無いでしょう。

それにしても煤が酷いですね。使用後にクッカーを収納するのが嫌だから実戦でESBITを使うことは無いな。
posted by tetk at 10:47| Comment(0) | TrackBack(0) |  アルコール沼 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

CHS用のシマーリング Ver.2

使い勝手を向上させた新バージョン・・・と言っても現場で弱火が必要なシチュエーションに出会うことってほぼ無い(笑)

必要性を感じる方はトライしてみてね。
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2014年05月21日

eCHSの開口直径による違い

eCHS アルコールストーブの性格は、開口面の直径に依存します。傾向としては今までも公開してきたんですが、一目瞭然な比較が無かったですね。3B テスト、Boot(起動)Burn(燃焼)Boil(給湯)の各時間を測ることで、開口面が与える影響を理解できると思います。



3B のベスト・バランス点は人それぞれになるでしょうね。私の個人的な推奨は、39〜40mm になるかな。
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2014年04月29日

eFREVO アルコール・ストーブのご紹介

JSB さんの FREVO は極限まで削ぎ落としたカリカリ・チューンのレーシング・スペシャル。それゆえにヘラ絞り加工的テクニックが要求されます。私は一度だけトライして早々に降参。

CHS-U のみならず eCHS も拡散しつつあるようで、BirdBrain さんが appalachiantrailcafe.net のアルコール・ストーブ・フォーラムで試行錯誤されています。そんな BirdBrain さんが、eCHS の構造と CHS-U の加工方法を組み合わせて、簡単に FREVO を作る方法を生み出しました。その名も eFREVO (easy FREVO)。オリジナル FREVO が F1 だとしたら F2 に相当するかな(笑)

BirdBrain さんのご要望にお応えして制作したのが以下のビデオ。詳細なハウツー物にしています。最後の仕上げを JB-weld でなく折り返し処理に変えて、接着不要バージョンにしてみました。多分漏れはほとんど無いはずです。



FREVO は無駄を一切省いた構造のため、セッティングがとても難しい。ビデオは二作目の個体なんですが、まだジェットとクリースのバランスが取れていません。いろいろ試してみてくださいね。


追記:
同様な作り方を dadmori さんが試されています。これからもいろんな方にいろんなアドオンを足していっていただきたいですね。
posted by tetk at 13:02| Comment(7) | TrackBack(0) |  アルコール沼 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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