今月はいろいろあって久しぶりの更新。これからまたボチボチとやってきますんでよろしくお願いします。
で、きょうの話題はデジカメ。「携帯電話」を「携帯」と呼んだり「デジタルカメラ」を「デジカメ」と呼ぶのは抵抗があるんだけど、すっかり一般用語として定着してしまったね。という前置きはそろそろやめて、最近買ったデジカメに至るまでの何のポリシーも無いデジカメ選びを少し。
IT業界に身を置き、ITグッズ好きで情報だけは常に仕入れていることもあって、周りからいろんなデジカメをとっかえひっかえ使っているように思われてる節がある。でも元々カメラへの造詣は皆無だし、撮った写真をプリントアウトすることもほとんど無いので、実は今のでわずか3台目なのだ。
1台目 はじめてのデジタルカメラ
Nikon COOLPIX 9001998年4月に発売されたCOOLPIX 900は、当時始まったばかりの画素数戦争の中でも最高レベルの130万画素で、しかも描写力に優れたニッコールレンズを搭載している、というものだった。おもちゃみたいなデジカメが多い中にあって、ハイエンド志向だったかなあ。まさにカタログに踊らされての購入で、自分の使い道や性格を無視した選択だったと思う。当時の機種としては動作が速かったらしいけど、結局人間の感性から乖離した動作速度に我慢ができず、あまり連れ出すことは無かった。
* CCD: 1/2.7インチ 130万画素
* レンズ: 35mmフィルム換算38〜115mm、F2.4〜3.6
* 液晶: 2インチ低温ポリシリコンTFT、バックライト付
* 記録媒体: コンパクトフラッシュ
* ホワイトバランス: オート、手動設定可能
* 感度: ISO64相当
* サイズ(WHD): 157×75×35mm
* 重量: 360g(電池別)
* 電源: 単3アルカリ×4(ニッカド、ニッケル水素、リチウム1次電池使用可能)
* 価格: 11万円
2台目 割り切りのコンパクト
Cannon IXY DIGITAL 200COOLPIXでデジカメは小さく軽い方が良いと学習して、2台目に選んだのはIXYだった。Nikonでも使っていたコンパクトフラッシュが使えるカメラの中からの選択。2001年5月発売のIXY DIGITAL 200 (7万2000円)は、3倍ズームのIXY DIGITAL 300より一回り小さかったからサイズを優先させた。画素数は200万だけど、すでにPC画面でしか見ないよなあと思っていたし、当時のデジカメはまさに発展途上って感じだったから、中庸なモデルがピッタリだった。コイツは便利に手軽に気楽にパシパシかなり使い込んだ。屋内でのブツ撮りの際の手ぶれや、山での広角性に多少不満があった程度で、基本的には満足していたんだけど、ついに壊れて次期デジカメを選択することになる。
* CCD: 1/2.7インチ 211万画素
* レンズ: 35mmフィルム換算35〜70mm、F2.8〜4.0
* 液晶: 1.5インチ低温ポリシリコンTFT
* 記録媒体: コンパクトフラッシュ
* ホワイトバランス: TTLオート,プリセット
* 感度: ISO100相当(低輝度時にISO150相当にアップ)
* サイズ(WHD): 87×57×26.9mm
* 重量: 190g(電池別)
* 電源: 専用リチウムイオン充電池
* 価格: 7万2000円
3台目 目的がハッキリしたワイド
Panasonic DMC-LX2もはやコンパクトフラッシュは絶滅品種。メモリの呪縛から開放されてチョイスできた。自分のデジカメの使い道もハッキリしてきており、HP用のブツ撮り、山の景色、家族のスナップ程度だ。この中で、山の風景撮りが選択に大きなウェイトを占めた。一眼レフっていう選択肢も無いわけじゃなかったけど、体力低下甚だしく、背負うザックの軽量化を進めている中での一眼レフは大き過ぎ重過ぎ。画素数を全く気にせず広角で風景が大きく撮れそうということで、GR DIGITALなどとの検討や奥様の意見(ズームが欲しいとのこと)もあり、選択と相成った。前2台がそれぞれ3年5年の寿命だったけど、コレはどれくらい持つのかなあ。
* CCD: 1/1.65インチ 1020万画素
* レンズ: 35mmフィルム換算28〜112mm、F2.8〜4.9
* 液晶: 2.8インチ低温ポリシリコンTFT
* 記録媒体: SDHC/SDメモリーカード/MMC
* ホワイトバランス: オート/ 晴天 / 曇り / 日陰 / 白熱灯 / フラッシュ / セットモード1・セットモード2
* 感度: オート/インテリジェント、100/200/400/800/1600(高感度モード時:3200)相当
* サイズ(WHD): 105.7×55.8×26.3mm
* 重量: 187g(電池別)
* 電源: 専用リチウムイオン充電池
* 価格: オープン
まだ目的の使い方をしてないし、使い方も把握してないけど、第一印象的には概ね良好。困るのは左手をどこに添えたらいいかわからないこと。液晶が大きすぎて左手で本体をつまめないのと、本体を掴むと液晶に指紋ベッタリとなるのだ。ちなみに購入価格は台を追うごとに下落。技術の進歩だねえ。