2010年12月17日

Optimus No.11 EXPLORER

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静かな燃焼音と弱火が大得意なオプティマスの分離型ストーブ。唯一の難点は時々発生してしまう剥離燃焼現象で、突然の音の変化に驚きます。それ以外は収納サイズもMSRドラゴンフライより小さく、ストーブ下側も熱くなりにくく、安心してテント内で使用できます。

ここ数年はClikstandとの組み合わせで使うことが多いですね。

optimus11_2.jpg

大好きなストーブの一つです。
ラベル:ストーブ 火器
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2010年12月14日

Optimus No.123 Climber

特にネタも無いので時々持ち出す123の写真を。映画「剣岳-点の記-」に登場した123は当時の姿(キーが斜めとか)の物ではありませんでしたね。
optimus123.jpg

パタパタいうレシプロエンジンみたいな音が、徐々に力強く変化していくのが楽しいですね。唯一の難点は、火力調整キーを装着したままにしておくと、いざ触ろうとして熱い思いをしてしまうこと。そういえばコルクを貼る案がどなたかのサイトに載っていました。そこで私も。
corkhandle.jpg

とっても実用的な改善になりました。ツール穴が塞がってしまうけど、プライヤなんかは荷物の片隅に入っているからOKということで。
ラベル:火器 ストーブ
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2010年12月01日

小粋なチタン製品

exotacL.png

EXOTAC −エキゾタックと読むのかエクソタックなのか?− というブランドです。品数は少ないけれど、とてもエスプリの効いた製品を持っています。

その1 ファイアスターター

日本で火打石って流行りませんけど、車やオートバイのキーホルダー代わりにぶら下げていても素敵ですね。チタン・ボディも用意されています。

その2 チタン・ボトル

動画じゃプラキャップが映ってますが、平頭のチタン・キャップ版も用意されています。キャップまでチタン製って過去に見たことありません。オプションでキャップだけ買えればベストなんですけどね。VARGOのチタン・ボトルとは微妙にスペックが違うけど、アメリカ人のアバウトさを考えると、ボトル本体は共通なのかも。
これだけ背の高いボトルを直接ストーブに載せるのは危険な感じがしますね。でも給湯だけならわざわざクッカーやポットを持っていく必要ないよ、というデモンストレーションなんでしょう。

小粋な小道具たちでした。そのうち買ってみようかな。
これだけ書いとけば年内か新年早々にオークションへ出てくる?
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2010年11月09日

キャンプ・チェア 3発

その1 The Sportsman/Musician Portable Folding Chair
chairA1.jpg
  $30くらい(海外発送可能か不明)
  シート高: 43cmくらい
  重さ:   2.7kgくらい
  寸法:   幅55 奥行45 高さ73cmくらい
  仕舞寸:  幅15 高さ8 長さ76cmくらい
「腰掛け」みたいな座り心地なのかな。ちょっとくつろげそうに無い。丸めて収納可能。

その2 Portsmouth Oak Director Chair(写真左側)
chairA2.jpg
  $200(日本発送可能だけど送料3万円くらい)
  高さ:   89cmくらい
  幅:    68cmくらい
  シート高: 42cmくらい
  シート幅: 48cmくらい
  出荷重量: 6.8kgくらい
バイヤーのカラバセットデッキチェアが入手できない今、ブルーリッジより格好良さそう。サイドテーブルもいい感じのサイズと高さ。本体より高い送料で普通じゃとても買えない。

その3 Rocker Metro Chair with Wood Armrests
chairA3.jpg
  $70くらい(海外発送不可)
  長さ:   83cmくらい
  幅:    76cmくらい
  高さ:   97cmくらい
  重さ:   7.9kgくらい
くつろげそうだけど持って行きにくいサイズ。それでも結構欲しかったりする。動画も見られます

ここで紹介しておけばオークションで売る人が出てくるでしょ(笑)
ラベル:チェア
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2010年10月27日

タブ・キャンドル・ケース

先日の道志方面キャンプへ、9月の西日本行き(途中断念)の荷物に放り込んであったUCOのミニランタンをそのまま持って行きました。
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ティーライト・キャンドルは燃焼時間が短いですね。炎天下でバックパックの中で溶け出した経験もあるし、替えをどう持ち運ぶか悩ましいです。そんな時ふと目にとまったのがグラナイトギアのパッケージ。2個収納できて密閉もできるから安心。
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最近このパッケージが使われなくなったみたいです。

ランタンはDiroさん推奨のオマケフリースケース。
tsubaki2010_06.jpg
ぴったりでニッコリ。
ラベル:ランタン
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2010年10月25日

TIPS for VESICAPISIS

全国のベシカピシス派の皆さん(笑)
私がいつもやっている tips を紹介します。まあ有名な方法ではありますが。

テントを設営してしばし鑑賞したら、フライシートを掛ける前に、ポールの交差箇所を紐で縛ってしまいます。できるだけ上側で交差するように固定します。
tips_VESICAPISIS_01.jpg
リア側も
tips_VESICAPISIS_02.jpg

これによってポールスリーブがしっかり"立って"、フライとインナーが接触しにくくなるばかりでなく、フライシートに皺が寄りにくくなります。モデル(年式)によってはテープやフックが最初から付いているものもありますが、それよりさらに高い場所で交差させられるので効果大です。
魚座型フレームワークの構造上の欠点が、これで解決できてしまいますよ。お試しあれ。
ラベル:Moss
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2010年10月10日

SOTO Pocket Torch

とっくにお使いの方も多いと思いますが、SOTO-新富士バーナーの「ポケトーチ」です。スティック型ターボライターの使い勝手の良さにかないませんが、収納性の良さがありますね。密閉加圧型のアルコール・ストーブで予熱不足に陥ったとき、タンクを強制加熱するのに重宝します。

SORO_PocketTorch.jpg

でもコレいつまで使うことができるか不安。もうすぐ安全装置の義務付けで替えライターが入手できなくなりますよね。そうなったらリフィル式、かつ、安全装置装備に進化するんでしょうか?

海外ブランド信仰が強いと思われている私ですけど、日本の製品もイイ物なら使うんです。新富士バーナーは昨年あたりから注目していて、「マイクロレギュレーターストーブ SOD-300」なんかは実は一番いいガス・ストーブなんじゃないかと思っていたり、来春発売予定のMUKAに期待してたりします。
ラベル:アクセサリ
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2010年09月25日

地べたとミドルの間 -AnyWhere Chair-

Kermit Chair 以来のイス・ネタです。

ミドル・スタイルは座面高約30cmのカーミットで決まりですけど、地べたとの間、座面高約15cmのロー・スタイル用ウッドチェア。MINI SAND CHAIRという商品です。
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座面高25cmで4ポジション可能なラウンジャがあったり。
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どちらも生地を24色から指定できるのも楽しいですね。サンドチェアの方は50USDと安いし、家族分揃えるのもそんなに負担にならないかなと。ただし収束タイプの収納ができません。海外発送してくれるのかなあ・・・。

AnyWhere Chair Companyの製品でした。
ラベル:チェア
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2010年09月04日

高さ調整式折り畳みテーブル第2案

fa_table_09_01.jpg 約20cm高
fa_table_09_02.jpg 約15cm高

板の厚みが足らなくて強度が無かったこととスリット構造なんていう無謀な設計で、前作は見事玉砕。スリットをノミで削りながらベロクロ(マジックテープ)を使えば穴掘り不要だし、無段階調整もできそうだと思い始め、前作終了直後から取り組んでレビジョン0.9になりました。



板は13mm厚。基本的に切るだけなんで作業もずっと楽です。天板を支える所の金具はアルミ板に穴を開けました。その他の可動部は蝶番です。耐加重をネジに依存しているのがウィークポイントになるんでしょうね。現状でもキャンプの実用強度は持っていると思いますが、長蝶番と太いネジを使えればもう少し頑丈になるかもです。ベロクロの吸着力は大したもんで、真ん中の幅広脚用に10cm幅のテープを使ったら、はがすのにかなり力が要ります。5cm幅でも良さそうですね。このあたりを改善すればRev.1.0の完成ですけど作るのはやめておきます。

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全幅 54cm 奥行 36cm で作って、平置き 3cm から最大 20cm まで無段階で調整可能。幅を広げればもっと高くすることもできそうですが、そんな大きな板をどう積載するかの問題が出てきます。

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ちょっとメカメカしいところが面白いのと、割と簡単に作れるところがいいけど、Byerの"味"とか雰囲気に遠く及びませんね。このサイズならLow Tableを単純にスケールダウンした方が良かったかも。
ラベル:自作 テーブル
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2010年08月29日

高さ調整式折り畳みテーブル案は失敗作

fa_table_idea_04.jpg

♪でっきるっかな?でっきるっかな?・・・と始めたのはいいけれど、スリット加工でギブアップ。当初計画では4段階可変を目論んでいたものの、ノミでスリットを彫るのがこんなに大変だとは思ってもみませんでした。で、2段階に省略してとりあえず検証。

地べた向きローポジションは 135mm、ラウンジャー向きハイポジションは 180mm の高さです。


出っ張りが気になります。高さ調整を無しにすればツライチも可能なんでしょうけど・・・。それと厚さ5.5mmのシナベニアじゃ蝶番固定が弱いですね。薄く収納したくてベニアを使いましたが、やはり10mm以上無いと厳しい。このままじゃ悔しいので、厚みを増して、かつ、出っ張り皆無のタイプを作ります。

・・・つづく
ラベル:自作 テーブル
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2010年08月12日

気になる液体燃料ストーブ

OUTDOOR RETAILER Summer Marketが開催されましたね。あちこちのレポートを探して読んで、いろいろ妄想を膨らませています。

そんな中で気になるストーブを見つけました。

SOTOブランドを販売する新富士バーナーが、2011年発売を目指して新型の液体燃料ストーブを開発しているというのです。名前は「MUKA」。ここ数年新しい液体燃料ストーブが無くてつまらない思いをしていましたが、ちょっとだけ楽しみでもあります。

アルミダイキャスト製で150g(本体とホースまで)。予熱不要で、エアとの混合気を霧状にして噴出させ、10秒で青火になるという特長。ポンプには圧力計が付き、おそらく液燃ストーブとしては最小の収納サイズになるようです。

重量:   150g 本体とホース
収納サイズ:3 x 7.5 x 7.5cm
出力:   3,000 kcal/h
予想価格: 12,000円前後

早く写真や実物を見てみたいものです。
ラベル:ストーブ NEWS
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2010年04月20日

ついでの BPT500

HPに掲載している自作テーブルBPT500の様子も動画にしてみました。


ずいぶん使ってるんで焼け焦げや汚れが酷くなってきたなあ。
ラベル:自作 テーブル
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2010年04月18日

続アルミテーブル

先日紹介したテーブルへの反応が良いので(笑)

ラベル:テーブル
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2010年04月10日

アルミテーブル

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何年も前にkwsk3iさんが稜線の向こうで紹介されて、その後何度も見せてもらっていたアルミテーブルをようやく入手しました。いつでも買えると思うとなかなかその気にならないんですよねー。まともに現行品を買ったのって何年ぶりだろ(笑) 
kwsk3iさん、やっと買いましたよー!

普段は BPT500Byer Low Table といった木製テーブルを愛用しているのですが、アルコール・ストーブの出番が増えてくると焼け焦げ対策もしなきゃいけないし、そうかと言ってユニフレームの焚き火テーブルじゃ雰囲気は無いし、高さもいまいちフィットしないし、重過ぎるしありふれてるし。地面に直置きしてもいいんだけど、草が燃えたりするのも嫌だし、蹴飛ばしてしまうこともあったし・・・。

その点このテーブルはパーフェクトです。天板サイズは W 513 x D 310。ユニが 550 x 350 だから一回り小ぶり。
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高さが2段階調整可能で H 190(低) と300(高)。ユニより 7cm 低くできる。しかも重量が約 1,600g でユニより 1kg以上軽い。ユニフレームはワンボックス車に荷物満載で出かけるようなユーザ層向けの道具だから、軽さなんてどうでもいいんでしょうね。ただしこっちのアルミテーブルは雑な扱いをすると凹みます。

LOW 状態
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HI 状態
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で、このテーブル、スバルWRCラリーチーム正式採用のアルミケースを作っている中富工業が作ったもの。同社が運営しているアウトドア・ショップ『トミーワン』で購入できます。テーブル上で液燃ストーブを気にせず使いたい人には最適ですよ。もっと人気があって有名になっててもいいテーブルなんだけど、知ってる人が少なすぎるのかな。

カラーはシルバー(アルミ地)/ブラック/ブルー/レッドから選べます。黒を買う気で行ったら、Tentwing や Heptawing の下に置いたら映えそうに見えたので赤(ちょっとオレンジっぽいかな)に変更。地べた系、メインラウンジャー、カーミットチェアのいずれにも合うテーブルですね。

tables01.jpg
ラベル:テーブル
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2010年03月27日

Trangia MultiFuel X2

Trangia Multi-Fuel Stove が、Optimus 80 NOVA から Primus の Omni Fuel か Multi fuel へ変わって商品名も『Trangia MultiFuel X2』になりました。ホースのつなぎ方は omni だけど火力調整キーが付いてないみたい。
tr_omni.jpg
液体燃料だけでなくガス缶でドライブすることもできるようになったということ。その代わりさらなる爆音も漏れなく付いてくるようになってしまったわけですね。
ストーブとしての性能や使い勝手など NOVA が最高に良いと思うんですけど、Optimus が Katadyn グループに吸収されたことが、Trangia 社との関係に影響を与えたんでしょうかねえ。
ラベル:ニュース
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2010年03月20日

Tibetan Titanium 550 Mug / Pan / Pot

期間、時期、メニュー、人数・・・クッカー探しも永遠のテーマですね(笑) 最近の山食はホント湯沸しだけあればよくなってしまって、ラーメンすら kwsk3i さんに教えてもらったカップラーメン・リフィルになりました。
調理するなら、クッカーの素材はアルミでテフロンなどのコーティングしてある物がいいと思ってましたが、湯沸しだけなら素材に関係なくサイズと軽さだけ追求すればいいようになりましたね。

これが今もっとも気に入っているクッカーです。


昨年入手してから約半年に渡って山やキャンプで使ってきました。このサイズと形状がまさに絶妙なんですよ。初めて見た時は小さいかなと思いましたが、まったく過不足ありません。ソロなら 300〜400cc 沸かせれば充分なんですね。
ちなみに過去のアルコールストーブ動画で登場するポットはコレです。すりきりいっぱいで 550ml、湯沸し実容量で 400ml が最大、アルファ化米に湯を注ぎ、残りで珈琲を淹れるのにピッタリの容量です。あるいは 300ml くらい沸かして、その中にカップラーメン・リフィルを入れるとちょうど良い大きさです。さすがにインスタントラーメンは入りませんが、リフィルを使う限りジャストフィット。ポットの直径の方が高さより大きくて、底面全体で炎を受け止めてくれます。見た目にも安定感があるフォルムだと思いませんか?

これを見て、BackpackingLight.comFireLite 550 Titanium Cookpot with Handlesを思い出す人がいるかもしれませんね。見た目はソックリです。FireLite 550 の方は Tibetan より薄い素材で極限まで軽量化に徹しているそうですが・・・実物を一度手に取って見ましたがそんなに薄く華奢に見えませんでした。BackpackingLight.comでは常に品薄在庫無し状態が続き、あっても送料と合わせて6,000円程度とベラボーに高いクッカーです。
僅かに重くなるけど(その分バックパック中で変形しにくくなる)これが UK ショップで買える TIBETAN ブランドの品になると約3,400円、しかも ultralightoutdoorgear なら送料が無茶苦茶安い。他にいくつか同梱しても多分1,500円位であがります。

この TIBETAN というブランドは、上海の suzhou Kingsound Titanium-Tech Inc.(上海科尚钛制品有限公司)という工場オリジナル・ブランド。ここの製品にロゴだけ印刷したものがショップ・オリジナル製品やガレージメーカー製品として出回っているんじゃないでしょうか。
例えば Titanium Goatカルデラコーンとセットになっているクッカーや、Backcountry.comショップ・オリジナルのTitanium Pot w/ Lid - 700mlなどなども、この工場の製品にロゴだけ印刷しているものと思います。他に LifeVenture もあるかな。Backpackinglight.comの FireLite シリーズも同じじゃないかと思うんですよね。

まあ、ヤク(山羊)のマークが許せるかで評価が分かれてしまうかもしれません。同時に購入した 700ml ポットのコーティングを剥いでヌード・チタンにしましたが、見た目にも剥がないほうが良かったかなと感じています。何個数を揃えたらオリジナル・ロゴにしてくれるのか交渉しようとマジに思ったこともあるんですよね(やりませんよ!)。
そうこうしているうちに、日本のウルトラライト・シーンをリードされている方々のお一人だと思うんですが(残念ながら面識無いです)、MLV Factory さんがこの 550ml ポットを販売され始めました。FireLite より安く、UK から個人輸入する価格より少しだけ高めの価格設定ですから、海外通販ができない方にはいいでしょうね。

ちなみに 110 ガス缶がピッタリ収まります。
tibetancookers2.jpg

入手前は 500ml 位を沸かしたいと思っていて同時に 700ml 版も購入しました。しかし縦長スタイルはストーブ上での安定性がやっぱりイマイチ。それと今の山食に必要な湯量にはちょっと大きすぎて、まったく使うことがありません。
tibetancookers.jpg
左からコーティングを剥いだ700、500、450 (蓋無し)

700〜750ml だと、スノーピークのチタンポットを使っている人が多いようですね。でも SP 社の製品はチタンの特長を活かしていないと思うのです。同じ厚さだったら鉄より軽くて強いのがチタン最大の特長。だから性質を最大限活かすなら、薄く軽量に仕上げるべきと思うんですよ。ところが SP 社製品は丈夫さ優先で肉厚の素材を使い、こともあろうかハンドルに太い鉄を採用・・・道具の特徴を理解しないでラフな扱いをして、無茶なことやって壊れたら品質のせいにするような人たち向けの設計になってるように感じます。

自称ソロ・キャンパーの皆さん、ソロ活動にはソロに合うこんなクッカーを使ってみたらいかがですか?(笑)
ラベル:クッカー
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2010年03月07日

TK111 Oil/Gas Multi-Use Stove built-in pump & fuel bottle

これも長ったらしい名前だ。ウルトラライトの対極に位置し、どこかで見たことあるような怪しい雰囲気をプンプンさせている。デザインが「洗練されている」とは言い難い。
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タンクは往年のColeman Peak1 400系、バーナーヘッドはOptimus、MSRやPrimusのような形状で、当然のごとくうるさい。クリーニングニードルは内蔵されず、マルチツールに付いている。ヘッドキャップを外さないとクリーニングできないことと、ニードルが折れても交換できない構造なんで、早々に灯油ドライブは諦めた。
バルブは一箇所でいわゆる「シングルレバー」。ジェットの近くにバルブが位置しているので、レスポンスはそこそこ早い(MSR WhisperLite や Primus MFS のように、タンク側にバルブがあると火力調整のタイムラグが気になる)。バルブ形状は MSR のツマミみたいだ。
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コールマンは「マルチフュエル」と言っても赤白ガスが使えるだけの、ある意味"まがい物のマルチ燃料"。一方これは、世間一般で「マルチフュエル」と言えば思い起こすような油種を一通り押さえている。
白ガス 灯油 赤ガス 軽油 ブタンガス
今や完全に絶滅してしまったタンク一体型マルチフュエル・ストーブだ。生きる化石?・・・と言うかジェラシックパークみたいに新しく復活させたってところだろうか。しかしブタンガスと言われてもタンク内に充填するのかホースでつなぐのかも不明。実際使えないんじゃないか? ニップルも一種類だけで灯油/軽油でちゃんと動くかも甚だ疑問だ。この手に付き物のプレヒートはもちろん必要。

使い方はラベルに書かれているが、製品名とか型番の類はどこにも書かれていない。そのラベルも曲がって貼り付けられている。Peak1を真似た脚も一本曲がっていた。見た目より軽く感じる。バーナーヘッドはSVEA123 や Optimus 8R と同じ方式だが、燃料パイプに炎が当たるようになっているので、灯油も使用できるのであろう。お皿に燃料受け布も付いている。バルブは随分まわさないと燃料が噴出してこない。正直使いにくい。火力調整はあまり意味をなさない。「強火の大中小」が変えられる程度である。バルブを締め切っても、いつまでも"種火"が消えない。

このストーブ唯一の美点は、割と最後の方まで燃料を吸い上げてくれること。Peak1 ストーブは燃料がかなり残っているのにガス欠するけど、コイツは分離型ポンプの吸い上げチューブ式と同じらしく、残量は少な目。ただこれも Optimus みたいなウィック方式に遠く及ばない。
tk111_06.jpg

悲しい品質の収納バッグと使いにくいマルチツールが同梱されてくる。怪しさ満点で他人とかぶることの無いレア度が高いストーブかな。

ラベル:ストーブ
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2010年03月06日

Portable Camping Cyclone Strong Power Stove TK110



長ったらしい名前の中国製ガス・ストーブ。"Cyclone"なんて名乗っているから、「もしかして炎が回るの?」と気になって取り寄せてみた次第。

"サイクロン"とは、どうやらガス噴出口が放射状に捻って(よじって)あるところから来ているよう。これでガスが斜め上に噴出される。トルネード炎になるかと思いきや、微妙に巻いてるかなという程度。ネーミングは誇大かも。
作りは雑で品質も悪い。入手した個体はイグナイタ取り付け金具がひん曲がり、火花があらぬ方向へ飛んでいた。ホースも変な曲り癖がついていたり、連結部も心情的に信用できない。収納バッグも悲しい品質。しょせん香港という割り切りが必要。

火力は結構ある。ただし超五月蝿い。ロッキーカップで湯沸し競争をすると、プリムス EX-3233 を上回る。EX-3233 の方が火径が大きくカップ全体を炎で包む感じになり効率が悪くなるのが差が付いた理由だと思う。直径の大きなクッカーだと差が縮まるんじゃないだろうか。

うるさくない程度に火力を絞ると炎が一点に集中しやすくなる。そのせいでクッカーの底が部分的に熱変色したり、弱火で上がる黄炎(不完全燃焼)で煤が付く。当然炊飯のようにムラ無く熱を伝えたい調理には向かない。

安いから笑って許せる程度のストーブ。もちろん日本のガス検(*)を受けていない製品なので、個人輸入も勧めません。


* ガス検
「液化石油ガスの保安の確保及び取引の適正化に関する法律」(PSLPGマーク制度)の定めにより、「特定液化石油ガス器具等」を「カートリッジガスこんろ適合性検査規程」に則って実施される適合性検査。適合していることを表すマークの表示義務がある。
ラベル:ストーブ
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2010年01月30日

気になるスリーピングパッド
RidgeRest Solar

アウトドア関連で最大規模の展示会「Outdoor Retailer Winter Market 2010」が開催されて、そのレポートを載せたWEBサイトやBlogサイトを徘徊しています。自分の興味を引く物はほとんど無い中で(ウェアとかスノー関係が多いかな)、サーマレストの新製品に目がとまりました。

寝心地を優先させるとインフレータブル・タイプでしょうが、無体力軟弱ノボラーの私は軽さ優先です。春の残雪上でも RidgeRest で、しかも半身用で重さを削ってました。でも雪上だとちょっと寒いのも事実だったんですよね。

で、ORショーなんですが、今夏から重量同じで 13% 暖かいリッジレストがリリースされるという記事を見つけました。名前が「RidgeRest Solar」。詳細はわかりませんが、表面にアルミ箔が蒸着させてあって体温を反射させるそうで、安物銀マットのような感じになるのでしょうか?
RidgeRestSolar.gif
レポートによるとサーマレスト社が表示している R値という暖かさを示す指標が、3.1 から 3.5 に上がるとのこと。3.5 が本当なら、かなり高性能ですね。全身サイズ(51x183cm)で 540g らしい。
でも、現行 Ridge Rest の R値ってWEBサイトによると 2.6 なんですけど・・・? まあ数値がいくつでも今より一割以上良くなるのは事実なんでしょうから買い換える気がするな。

参考までに現行製品のスペック(半身用だけ)
R値重量サイズ
Ridge Rest2.6260g51 x 122 cm
Z-Lite2.2290g51 x 130 cm
NeoAir2.5260g51 x 119 cm
ProLite2.2310g51 x 119 cm

ラベル:ニュース
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2010年01月17日

テーブル補修

これまでキャンプへ持ち出すことが無く、ベランダに出しっ放しだったユニフレームの焚き火テーブルの補修。
「UNIFLAME」のロゴが気に入らず、入手直後にカンナで削ってニスを塗りなおしていたんだけど、それも剥がれ出して悲しい外観になっていたのです。今度はオイルフィニッシュしたろかと思ったけど、古いニスも取り切れないし木も腐りかけのところがあったりで、"ええい面倒だ"とばかりに赤い塗装で汚い所を隠してやりました。

uniflame_red.jpg

少し雰囲気が変わったけど似合ってないなあ・・・シックリ来ない。同じ赤でももっと暗い色の方が良かったか。両端の木だけ補修部品で販売してくれないかな。

ところで、先日知ったんですがこのテーブルにも「年代」があるんですね。最近のは天板のエンボス加工がかなり細かいそーです。
ラベル:テーブル
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