今やすっかりメジャーになったSUUNTOのVECTOR。いつ買ったか定かじゃないけど、日本初上陸からそんなに経っていない頃だったと思います。ぶつけたり擦ったり、だいぶ年季が入ってきました。

購入直後は標準のウレタンストラップで使っていました。でも汗でヌルヌルするし、埃と混じって「黒い汁」状態になるのが気に入らず、布製バンドに換装して今日に至ります。最初別の時計に使っていたバンドを流用しましたが(写真左)ユニットがガタガタ動くので、結局純正ファブリックストラップ(写真右)に行き着きました。今は社外品含めて選択肢が広がってるんですね。

純正はごつい本体がさらに出っ張るのが難点ですが、それ以外は至って快調。特に冬場、ジャケットの上から巻いておけば、グローブや袖口を捲り上げることなく即座に確認できて便利です。
時計機能についてアラームが3つあるけど、これで起きられたことってまずないです(笑)。解除を忘れて下山翌日に鳴ってることもしばしば。こういう時に限って起きられるのは何故? 他にも機能があるけど使うことありませんね。
高度計について現在地の高度がわかると「あと100m登れば到着」とか励みになりますね。逆に「まだこれしか登ってないのかよ」と打ちひしがれることもありますが(笑)。登山口の標高をあらかじめ調べておいて、歩き出す前に補正する癖をつけましょう。「残り50m」と思ってから登らされる2-300mはマジ辛いです(笑)
温度計について腕に巻いている限り意味ありません。山行き記録を書く用かな。登山よりもキャンプで話のネタになるものかと思ってます。
気圧計について気圧傾向の表示は行動中意味無いですね、標高差で変わりますから。テン場でゆっくりしているときに見るものです。夜のテントで傾向グラフが水平だと安心します。
方位計についてコンパスを別途持つ必要がなくなりました。もっとも磁石が必要なシチュエーションに陥ったこともありませんが。山頂で地図を広げて遠くの山を特定する時と、テン場で入口の向きを決めるときくらいですかね。
ログ機能について使ったことありません。この機能をメインに考えるならGPSでしょうねえ。
照明機能について暗闇で外した状態だと、どっちのボタンかわからないです。点いても消えるのがちょっと早い。もう3秒くらい長く点灯していて欲しいですね。
その他電池の持ちが悪いです。低温下だとすぐに電池マークが出ます。前述の使い方と矛盾するけど、本当の厳冬期は肌に直接触れさせて温めるようにした方がいいのかも。最近売られている物は低消費電力化が進んでいるんでしょうか?
純正品の電池は高いので、家電店で予備を含めて購入しておくことをお薦めします。何回かに一回の割合で純正品のフタとパッキンを交換すればいいでしょうね。
山行きに過不足無いというのがインプレッションです。でも10年くらい経つのに値段が落ちないですね。電子機器だから部材費なんて今や何分の一になってると思うんだけど・・・。アナログ針が欲しけりゃプロトレックなのかな。完全アナログだと相変わらずREVUE THOMMENのALTIMARKが欲しかったりします。
追記使用ボタン電池はCR2430。ホームセンターだと置いていない所が多いです。家電量販店で300円前後でしょうか。
↑ のエントリを書くのに触っていたら完全な電池切れ。この際だからまとめて買うかと探したら、運良く送料無料で10個900円を発見。いわゆるバルク品です。多少電池寿命が短くても、これで3年分は確保です。