旧「TEPCOひかり」サービス終了に伴う回線変更その後で紹介したKDDIの旧Tepco光サービス停止に伴う回線変更がいまだに完了していません。先月末でプロバイダであるDTIの停止期限を過ぎてしまっているのですが、フレッツ光ネクスト・マンション・タイプへ申し込んだものの空きポートが無く、機器増設に時間がかかっていたのが一番の理由です。(移行完了までDTIを使い続けることは可能)
先週、ようやく機器増強(VDSLの親機をMDF室に追加する作業)が終わったらしく、Tepco光環境から切り替える工事日程を調整する連絡が、NTT東日本から入りました。
ところが・・・ところがなのです。よりによってNTT東日本は、電話線を追加配線する工事をしなければ提供できないので、5,040円余分に払えと言って来たのです。その理由は、他社の電話回線上にフレッツ光ネクストの信号を重畳できないとのこと。
これはおかしい! 我が家の環境
@固定電話はかなり昔にドライカッパー利用の直収電話サービスであるKDDIのメタルプラス電話に変更している。
Aインターネットは旧Tepco光マンション・タイプで、自宅からマンションMDFまではマンション資産の電話線。
現在の接続イメージ(クリックで拡大)
切替後の接続イメージ(クリックで拡大)
ようするに、今Tepco光のVDSL親機に接続されている電話線を、NTT東日本のVDSL親機に接続しなおせばいいだけなんです。技術的にまったく何も問題無い構成。そもそも普通の家では、電話回線がNTT東西でVDSL装置がNTT以外という、私と逆パターンのケースが数多く存在します。
最初の電話は工事アポ取り係のお姉さんだったから埒が明かないんで、翌日上司だか別の詳しい担当からコールバック。ところがそこでも「他社サービスと重畳すると切り分けができなくなるから」と言う。馬鹿も休み休み言いなさいって! 切り分けできないなら何で逆パターンが広く使われているの? 切り分け作業の手順も同じなら、所有区分/責任区分も明確だから、それは全く理由にならないでしょ? という話を延々してあげる。
すると、どーもマンションとGC局(最寄の局舎)を結ぶケーブル上を重畳してると責任区分がどーしたあーしたなんてことを言っているらしい。ちょっと待て。そもそもVDSL環境だから、マンション〜局舎間のケーブルは、メタルプラス電話用電話線とフレッツネクスト用光ケーブルは別々で重畳なんてしてないでしょ・・・と始まって、局舎からのケーブルとマンション内の配線/結線/信号の流れを講義してあげた。
もちろんNTT東日本とフレッツ光のWEBサイトで提供不可条件に記載されていないこととサイト内のどこにも記述が無いこと(顧客の目の届くところに情報を公開していない)、KDDI側で何も問題ないこと、ISPとホールセール契約を結ぶ際に提供不可条件として通知されていないことは確認済みです。
ココまで来てようやくNTT東日本の主張がおかしいことに本人が気づいてくれました。社内で確認・調査して再度連絡してもらうことに。
で、きょう現在まだ完全な結論が出ていません。いろいろ調査してくれているようで、障害切り分け部隊に確認したら特に問題ないという回答だったそう(そりゃ当然だ)。しかし埼玉支店だから本社の意向に沿わなきゃいけないらしく、本社へ問い合わせているが回答が来ていないらしい。まさか本社の連中が
タコって事無いよね?
さてNTT東日本本社の連中は、自分のまちがいに気づいてこのまますんなり切替工事に移れるか。それともやはりダメの一点張りで、MDF〜自室間の電話線追加工事をやると言うのだろうか?
かなり詳しくないとNTT東日本の矛盾点を論破できないはずで、普通の善良なユーザはわからないまま払わされてるんだろうなあ。もしこんなことが日常茶飯事に発生しているとしたら、余計な費用負担に加えて余計な時間と手間もかかっているし、NTT自身も余計な工事と費用が発生しているはず。そうだとしたら無駄ばかりでなんとecoから遠いことよ(哀)