2023年01月28日

ダンロップ山岳テントのショックコード交換

確か1985年か86年頃だったと思う。初めてのマイテント。神奈川県鶴見にあるIBS石井スポーツで展示品を購入した。購入時はハーフフライ仕様で、後からフルフライシートを買い足しポール長を自分で調整した。10年くらいは登山でもオートキャンプでもこいつばっかり使っていたと思う。
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南ア仙丈ヶ岳山頂直下のテン場で大型台風の直撃を食らったとき、周りのテントがバタバタと倒壊したりポールが折れたりしている中で、朝まで安心して眠っていられた経験もあって、絶大なる信頼を寄せています。

ザックの横へポールを挟んでいくために、落下防止のループを自分で取り付けました。当時たまに見かけたんですよ、テン場に着いて「ポールが無いっ!」と慌てているパーティーが。
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もう40年近く昔のものだから、当然ショックコードは伸びきってしまってます。
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メンテナンスということでショックコード交換をします。
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ダンロップのポールは、石突きに固結びしたコードを通しているだけです。石突きの中で固着した砂・土・小石などを取り除いて、ピンセットやラジオペンチでショックコードをつまみ出します。そしたらコードを切って、抜いて、新しいショックコードを通せば終わりです。詳細はyoutube動画を見てください。


で、交換し終わったポールがコチラ。
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ついでなんでダンロップのテントについてちょっと。

張り方は至って簡単。4隅にペグダウンして
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ポールをグロメットに挿して
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フックを引っ掛けるだけ
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冬季用に吹き流し型出入り口を装備。実際ここから出入りしたことなくて、閉じた状態で外側に放り出して、そこへザックなどを放り込んでストレージにするという使い方ばかりでしたね。
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前後に装備されている通気孔。メガネや時計などの小物置きとして便利でした。
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床の穴。ここから雪をすくって水を作るとか、用を足すとか、掃除の際に使うとか言われてるけど、活用経験ありません。
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フルフライ仕様にして雨でも安心。そうそう、このダンロップはPUコーティングとか一切無いんで、基本的に劣化しません。だから今でも現役でテン場で見かけるんでしょうね。ちなみに雨漏り経験は無いですよ。
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流石にフライシートのゴムは伸びきってしまってます。気になるなら外側へペグ打ちゃ済む話です。
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山岳テントだから視認性重視のドギツイ青。早朝出発を促すために朝寝できない目に痛いオレンジ。とってもよくできたテントです。
posted by tetk at 16:44| Comment(2) | TrackBack(0) | Diary | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
このOTM−32O2は私も初めて買ったテントです。
1979年に購入しツーリングに野宿に活躍してくれ
MOSSやMSRに混ざって今も現役です。

ショックコードはいままで2回交換しておりまして、
厳寒期は通常のショックコードでは低温で弾性を失うので今はシリコンのショックコードに変えています。
年代の差か、私の石突き先端はドーム状で
コードは石突きを抜いて交換します。

吹き流しの出入口は荷物置き場ですが
虫の多い野営地の出入りにも役立っています。

加水分解もなく今の多くのテントに比べたら永続性と管理の楽さはダントツです。

長々と失礼いたしました。



Posted by ORION at 2023年01月29日 12:28
ORIONさん
厳冬期は未経験なのでショックコードの現象は知りませんでした。そんなことがあるのですね。教えてくださりありがとうございます。

年代でポールも変わるのですね。最近のアルミティップと同じような方式だったのかしら。だいたいメーカーごとに決まってるもんですけど、マイナーチェンジがあったんでしょうかね。

コーティングが劣化の元凶ですから、それが無いだけで寿命が何倍も伸びる最たる例ですね。
Posted by tetk at 2023年01月29日 12:59
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