2017年04月12日

高効率のアルコールストーブを目指して 改善

今回は改善版の炎柱ストーブです。前回よりさらに手が込んでいます(笑) このアルコールストーブ最大のデメリットは作り難さかも。
FirePillar2_02.jpg

改善点と変更点
  • トップピースの向き
    嵌合をしやすくするためにトップピースを逆向きに装着
    それに伴いM3ブラインドナット周りを凹ませて予熱用アルコール溜まりを創出
  • 燃料キャップ
    キャップ位置を変更してM6ブラインドナットへ大径化
    トランギアボトルから直接給油もできる
  • ウィック支持用ブラインドナット
    与熱用(予熱じゃないですよ)ウィックを支持するM3ブラインドナットのネジ山を、装着後に削ってウィックの出し入れを容易に
  • 風防
    デタッチャブルにすることで与熱用ウィックの調整/交換が容易に
    もう5〜10mmくらい長い方が防風効果があると思う

FirePillar2_01.jpg
この密閉型パイプジェットは、接着剤の耐熱/強度問題があって公開を中止した爆音系アルコールストーブと違って、パイプからジェット炎を取り出しています。ジェットがどこにも当たらないのでほぼ無音だし、パイプ温度も低くなるので接着剤問題を回避することもできます。ちなみに爆音系の接着剤問題をクリアして製品化されたのがBLAST BURNER ですね。しかしBLAST BURNERのジェット噴出速度に遠く及ばないので、火力がだいぶ劣るし耐風性も悪いです。

FirePillar2_03.jpg

パイプ/ウィックジェット型アルコールストーブのパイプへの与熱を必要最小限に絞ることで、無駄燃えを無くして長時間ドライブと点火の容易さを両立したモデル。与熱用ウィックのメンテナンス性と給油性の問題も解決できました。動画は追々・・・。

類似品を売ることはやめましょうね
posted by tetk at 09:31| Comment(3) | TrackBack(0) |  アルコール沼 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
いつも楽しく拝見させて頂いております。ここ数ヶ月アルコールストーブの自作検討をしている中で、このブログに辿りつきました。

丁寧な解説付きなので非常に勉強になります。

このお盆やすみにでもトライしてみようと思い、ここ数日アルミ缶の塗装剥がしをせっせとしています。そこでひとつ分からないことが出てきたのですが、ブログにアップされている写真などではボトル缶のキャップも綺麗に剥離されています。サンドペーパーでは凹凸部分の塗料を削りきれないのですが、溶剤か何かを使用して綺麗にされているのでしょうか?
Posted by せきふみ at 2017年08月04日 05:41
せきふみさん はじめまして
どうぞどうぞドップリはまってください(笑)

ボトルキャップの塗装剥ぎは、真鍮のブラシを使ってるんですよ。それで溝の中までやっつけてます。正確には軸付きブラスホイールブラシですけど、電動工具が無ければ柄つきの真鍮ブラシも使えますよ。

胴体部分もホイールブラシで大まかに落としてからナイロンヤスリで仕上げると綺麗です。
Posted by tetk at 2017年08月04日 06:19
ありがとうございます。

ブラシでしたか。早速試してみます。

Posted by せきふみ at 2017年08月04日 19:04
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