
オーソドックスから奇抜まで様々なアルコールストーブをyoutubeに投稿してきました。そんな私のところへ Ryan から打診があったのが 2012年の秋。彼が再現しようとしている横で私が次々新しいのを出すものだから、何度もターゲット・モデルが変更になるし(ご苦労様)、その都度細かい寸法などの仕様を問い合わせてくるし(大きさなんか好きにすりゃいいのにと思った)、本業が忙しくて音信不通になることもあったし(笑)。多分、恐らく、きっと、究極の燃焼メカニズムを持つ CHS に至って、やっと日の目を見ることができました。
彼は私のモデルを忠実に再現したかったみたいですよ。折り数から寸法まで細部に渡って訊かれましたし、工具や方法も当然。メートル法とヤードポンド法による誤解も途中あったし(笑)
プリプロダクション・モデルを送ってくれたんですけど、いや〜、アメリカ人を舐めてましたねえ。ここまで仕上げられるなんて予測してませんでしたよ。特にクリース処理は専用冶具を作っただけあって上を行かれた(悔しい) 良い意味で予想を裏切られました。
ストーブ本体の他に、ZPacks へ別注したキューベン製スタッフバッグ、贅沢にナルゲン・ボトルを切ったケースにスペクトラ製 Z-line、チタン・ロッドで作った V 字型ポットサポートがセットになってます。いやはや個別に手配したら幾らになることやら(降参)。
rtr_stoveworks
セット価格で US $55。日本だと送料が $19.25 が加算されて約 7,500円。感じ方は人それぞれだと思いますが、工作の手間を実感している身としては充分リーズナブルと思います。あっ、私は価格付けとかに一切関与してませんので。