ジェット孔と燃料面との距離が、最短で 1cm くらいがベストかなあと、今まで感覚的に思っていました。先日とある CHS で、注入した燃料と起動/連続燃焼時間について、実験する機会がありましたのでその結果を共有させていただきますね。多少の違いが缶種・製法・作者などによって生じるでしょうが、全体的な傾向を掴んでいただけるんじゃないかと思います。
ある人が作った CHS-U での実験結果

ピンク:起動時間 ブルー:燃焼時間
燃焼時間が、燃料の量に正比例して伸びていることがわかります。
起動時間が、35ccを超えるあたりからより長くかかっていることが見て取れます。
毛管現象で油面より上へ持ち上げられた微量のアルコール(液体)を、バスタブ炎が熱して気化させるという動作をしていますから、受熱面積が狭いと起動時間が長くなるという性格を反映した結果ですね。
赤丸○で示したあたりが、やはり効率が良いみたいです。