2013年07月20日

Japan Limited か パイプレス Ver.3 か?



そういやCapillary Hoop Stove Japan Limitedの映像を作ってなかったなあと思い、ストーブ自身も作り直して撮影しました。


ネーミングで悩みましたね(笑) Pipeless Hoop Stove Ver.2の毛管現象進化版でもあるし。ま、これでめでたくパイプレスフープは CHS へ収れんしたということにしましょう。


ちなみにスペック

0.7mm X 8 jet

20 crease

35cc fuel

Boot 10 sec

Burn 11 min

Height 40 mm

Weight 9 g


夏休みの自由研究にぜひどうぞ(笑)
posted by tetk at 09:37| Comment(25) | TrackBack(0) |  アルコール沼 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
名前付けは、開発者の特権でしょうから(笑)
仰るように、気化特性の良いウイックを求めて
採り入れたCF そしてカンブリア記の生物のように
あらゆる可能性を追い求めて各種ストーブが誕生しました
また、無理にお願いして試作していただいた事もありました。後を辿る人達に、アルストの進化の遺産として網羅されている驚きと種類の多さは役立つことでしょう。
CHSも、私物化せずに大きく発展して来ました。きっと
数年後には、テキトーに燃えるサイドバーナーと異なり、
理論的にも優れたストーブ群になると思います
個人的には、ニューヨークの近代美術館の収蔵品に相応しい高熱効率の優れたストーブに成りうるものと思います。
私は織部の路線を突き進みますが(笑)来年5月が募集期限です、挑戦してみてください。押せば扉は開くと信じています
Posted by JSB at 2013年07月20日 22:05
JSBさん
3年くらいになりますかね、アルコールストーブを作り始めてから。五萬と作ったかもしれないけど、ホントにオリジナルと呼べるのは無いかなあ。何かしら過去作の流れだったりヒントを、順列組み合わせ宜しく試してガッテン、いろんな最適化を図る中で見えてきたものをさらにガッチャンコ、はたまた上下ひっくり返してドンブラコ(笑)
こんなことの繰り返しですかねえ。きっとこれからも同じでしょうね。

とりあえず、ヤンキー達が愛して止まないサイドバーナーを、瞬速化してギャフンと言わせて見たい・・・。
Posted by tetk at 2013年07月21日 08:52
tetkさま
師匠(すみません、勝手に師匠と呼ばせて頂いております)の動画はいつも細かい部分まで解説して下さり、とても勉強になります^^。ありがとうございます。

Capillary Hoop Stove Japan Limitedの協力なジェットの勢いを見ていると自作意欲に駆り立てられますね〜。

前回、師匠が掲載されたmicro CHS。ウコン缶サイズのキャピラリフープをつくりたくてどうしようかと思っておりましたので非常に参考になりました。

是非とも近日、挑戦したいと思います。
Posted by しの at 2013年07月23日 00:02
しのさん
コイツで強ジェットを得るポイントは、フランジ部を内側からオートウェルドでシールドしてからジェット孔を開けることです。フランジ部って板を折り曲げて形成されてるんで、少し隙間があって漏れちゃうんですよ。

ウコン缶で燃費云々にこだわらないなら、16〜20クリースで0.8mmX7〜8ジェットくらいが安定してるんじゃないかと思います。

是非是非
Posted by tetk at 2013年07月23日 09:34
補足
、jetの穴の長さを長くする理由
ライフル銃のように方向安定性が良くなる。
という利点があります。フランジ部位を活用する理由の
ひとつでもあり、横剛性を強く作れます

逆に、フランジ部位をあえて使わない選択肢もあり
それが、FREVO stove です。横剛性は比較的弱い(涙)
それでも採用する理由は、hoop周辺の熱容量を減らすこと!
端的に言えば、すぐに熱くなる→瞬間的に噴射開始する
噴射開始4秒以下を狙う目的で開発されました
  実際には1.5秒以下です(笑)

いずれにしても、基本的に高温燃焼の青い炎で燃えることを
必須として開発されて来ました。其処がVARGO、EVERNEWなどの
レキトーに赤い炎で揺ら揺ら燃える熱効率悪い量産品との
大きな違いです。

フェラーリやポルシェの最新エンジンのエッセンスを抽出して
巧みな燃料噴射と渦流燃焼を超軽量で実現しています。
 さらにカセットコンロの雄、IWATANIの旗艦機種
プレミウムだけに投入された孤高なテクニック
 ”内向き炎”熱効率が一段と優れた燃焼として業界で有名。

これらすべてを Chapillary hoop stove は採用しています
炎の乱れなどは工作レベルで多少変化しますが
基本的に燃焼理論の三拍子が揃った卓越した燃焼手法を持つ
ストーブです。構造的には
40種類以上のバリエーションを数えるほど種類があります
Posted by JSB at 2013年07月25日 17:26
JSBさん
ジェット孔周りを分厚くしておくと、確かに穴あけの失敗がリカバーしやすいですね。

「液面から浮いた場所へ中空環状の気化室を設置してジェット炎を出す」というのを”HOOP”の定義とすれば、Hoopへの燃料の送り方から始まって、ほんと様々各種各様なHoop Stoveの可能性があります。
基本的に内炎だけど別に外炎でもHoopの恩恵を受けることができるし、Hoop Stoveの可能性はそもそも始まったばかり。いろんな人のアイディアで、いろんなタイプを見せて魅せてもらいたいものですね。
でも、Hoopを名乗るなら基本5秒内起動、最悪でも10秒未満の性能のヤツにして欲しいなと。
Posted by tetk at 2013年07月26日 11:55
新幹線列車が、ホームから離れた線路を全速力で
通過するのは、さほど時間を感じないのに

Chapillary hoop stoveが噴射するまでの遅れは
とても長く感じて、気に掛かる。9秒だって長風呂だ
スパゲティじゃないし五右衛門ほど我慢も出来ない(バキッ)

☆フランジを簡単に取り外せる方法を、現在考え中
タートルネックセーターを思い浮かべると
更に、汗が噴出す始末で盛夏にやることじゃないかも(苦笑)
小さなスイスアーミーナイフ、安全ピン、Tiピンペグ
だけで作れるようにも考えています。UL装備なので
Posted by JSB at 2013年07月27日 16:12
JSBさん
この暑さ、自作最大の敵かも。構想があってもとても作り出す気になれないです。自作も夏休みかなー・・・否、作り続けることに意義がある。
太缶でやってくれってyoutubeのコメントでリクエストもあったし、ちょっと試したいこともあるので、牛歩の如く歩きます。
Posted by tetk at 2013年07月28日 09:41
盛夏の暑さのなか、Red Bull Can を飲みながら
天板無しの、キャピラリーフープストーブ:FREVO stove
を5個作って実験しました(失敗作3個を除く、苦笑)
一度完成させてから、高さを4mmシャコタンにする
荒っぽいテクニックは少し上達したかも、うふふ

☆フランジの直下で輪切りして、作ると30mm高さまでが
  熱帰還が掛かる限界点のようです。

☆フランジのほとんどを活かしてフープ容積を稼ぎ出して
  約3倍の容積を得ると、36mm高さまで熱帰還が掛かる
  ことを確認しました。
   ただし、比翼無しの限界点と思う。6gr

考察
φ53mm缶のCHS に於いて、バスタブ燃焼は弱い。
従って、液面からhoopまでの距離はシビアに燃焼に影響する
直径が小さくなるほど、この傾向は強まるように思う

φ65mmでは、ほとんど高さの違いで熱帰還が掛からない
現象は体験していない。
バスタブ直径→二乗で面積比になるためかもしれない

hoop容積
充分に炙れるなら 3*1.5mmの縦横寸法でも熱帰還は掛かる。
推奨寸法は→縦7mm*横2mmです/36mm全高の場合

容積不足が原因なのか?
小さすぎると、初期の噴射は鋭いがすぐに噴射が弱まって
再び復活することがない(涙)
hoopと気化路の繋がりもかなり影響するようだ。
あまりにも隙間を追い込んでしまってもダメな気もするし
 ★追試をやりたいが、昨今の暑さで気力は低下 :-)
Posted by JSB at 2013年07月29日 23:56
自分なりの作り方で固定されてしまってる私では、到底到達できない領域まで掘り下げられてますね。うーん、さすが研究者だ。間違いなく世界で一番フープの特性を理解されてますね。

こちらはFullscreen社に7月一杯時間を盗られ(あえてこの字で)、すっかり止まってしまってます。再開は一週間後か?
Posted by tetk at 2013年07月30日 09:29
下手な鉄砲も、数打ちゃ当たる!
 っていう諺を地で行っているだけ(笑)
以前から、ストーブの継ぎ目は、少ないほうが良さそうと
考えています。量産化へ向けて?あれこれと試作中
製缶業者にコネが効くなら、蓋する前の缶本体が最適です♪
 大きなhoopは、熱帰還の必須条件ですから、、、

以下は進化を振り返った道筋です
CHSについて、まずは理論的に三つの高い熱効率を得る技術。
燃料噴射、渦流燃焼(トルネード、サイクロンなど)を
具備して、さらに都市ガス機器で採用済みの、"内向き炎"を
導入。隙間を利用した毛管現象で吸い上げて着火前に
気化させて高位置の蒸気貯め(dry hoop)に蓄えておく。
缶は冷えたままで、ここまでの燃焼準備が既に完了!

次に、駿足立ち上がりの技術。空の薬缶は直ぐ熱くなる理屈
 直火でhoopを炙ると、すぐに噴射開始する
               これこそ肝です↓
☆tetk師匠の凄技、技術の極限まで展開→(dry) hoop

オチ
極限まで小さくしたら、やはり噴出しなくなった(爆)
Posted by JSB at 2013年07月30日 15:04
はじめまして
ヒロです。

アルコールストーブを作ってみました。 (^^)

素晴らしく良いものです!

何度か軽登山にも使用し、300mmぐらいのお湯が簡単に沸騰しました!!
本体は軽いし、また火力も凄いですね〜。

質問なのですが、このアルコールストーブは、高所でも使用可能でしょう?
Posted by ヒロ at 2013年08月10日 10:23
ヒロさん はじめまして
コメントありがとうございます。
自作仲間が増えるのってうれしいですね。例えばジェット孔の位置が1mmずれたり径が0.1mm変わるだけで炎の出方が変わるところが面白くて、それでここまでのめり込んでしまいました。

日本の山岳の標高ぐらいならまったく問題無いと思いますよ。標高より気温の方がシビアでしょうね。極寒の環境じゃ、やはり立ち上がりが何秒か遅くなるんじゃないかと思います。それでも燃料全部が沸点近くまで熱くならないとジェットが出ないオープンジェット(副室開放型)より、段違いに速いはずです。それこそ1ccくらいが沸けばOKなのがキャピラリフープですからね。

これからもよろしくお願いしますね!
Posted by tetk at 2013年08月10日 14:09
ヒロです。
作るのって楽しいです!

炎が綺麗で◎!!

自作のでも十分だと感じてはいるのですが、風の影響をかなり受けますから・・・
屋外で使うから、風防に工夫をしないと〜でした。

100均で、ステンレスの大き目のカップを買ってきて、穴を開けたり切り欠いたりして使っています。

皆さんは、風防ってどんなのを使っているのでしょう??
Posted by ヒロ at 2013年08月10日 17:43
ソロ系の人は、最終的にカルデラコーンに行き着くようです。組み合わせるポットが専用になってしまうんですけどね。

市販だとTrailDesignsの風防を、自分用に切って合わせるのがいいと思います。

コスト重視なら、100均の天ぷらガードを切るというのが一番ですね。
Posted by tetk at 2013年08月10日 19:07
誤解を恐れずに言うと
、カルデラコーンは格段に熱効率が高いです。理由は
底よりも遥かに表面積広い側面のほとんどを
一緒に加熱できるため。その点は正解です。

ただし、首吊り風防の弱点も有ります
嵩張る、高価、は不問にしても
ケースのほうが2倍も重たい、とか煤が付くとか
鍋に収納にはエスビットの、あの怖い臭さと
メラメラと赤い揺ら揺ら炎が大嫌いです
  そして、内緒ですが、、、

炎が見えない詰まらなさ、これが意外と
 くるくるパー尊王派の
   ナイーブなハートに堪えます
赤い炎でも苛立つほどで
 青い完全燃焼に見とれていたい。

特に自分の場合、頻繁にポットを乗せ降ろしする。
まず5分間加熱して、玄米焼き米を保温調理&ホットスープ
松屋式抽出での珈琲に逝かれてしまっているから
 3分沸かして途中で火を4分間休止する始末で、、
再び40秒加熱して抽出など。残燃料は直ぐに消火を出来て
青火のままでΔtコントロール可能は 必須!
ポットの抜き差しで、モタツキは有り得ない(爆笑)



Posted by JSB at 2013年08月11日 01:07
JSBさん
そうなんですっ! カルデラは炎が見えないのが我慢できない!!
火を使う楽しさを奪われている気分になるのです。
Posted by tetk at 2013年08月11日 09:36
ヒロです。

先週末に木曽駒ケ岳に行ってきました。
もちろんアルコールストーブを持って!!

2956mmでも、300mlの水が数分で完全沸騰しました!

(^^)v

Posted by ヒロ at 2013年09月24日 17:42
ヒロさん
西駒へ行かれたんですね!
濃ヶ池まで脚を伸ばされましたか? 山頂やカールから一変、とても静かに山を堪能できる休憩ポイントで、好きな場所のひとつです。そこで音も無く珈琲を淹れて飲んだら極楽ですね。
Posted by tetk at 2013年09月25日 10:08
北御所からの登山です。

山頂の山小屋で一泊して、宝剣岳をまわってきました。

サンセットとサンライズが最高に感動的でしたよ〜

2956m  mが一つ多かったです・・
Posted by ヒロ at 2013年09月25日 10:20
あっそのコース、中学生のとき登りました。ちょうど「聖職の碑」の空撮をしていた年でしたよ。撮影されるかもと聞かされてたけど、天候の関係で別の中学が撮られたみたい。懐かしいですねー。
Posted by tetk at 2013年09月25日 10:31
はじめまして。 長崎の いけしん です。
アルコールストーブを作りたくて、さんざん参考にさせて頂いています。

一つ質問させて下さい。
動画では燃焼中にも筐体は熱くならないとの事ですが、僕が作ったのは触れないくらい熱くなります。
炎の立ち方はトルネードにはならないまでも、
ある程度は燃え上がります。
この現象の原因はどの辺りにあるのでしょうか?



Posted by いけしん at 2013年10月08日 22:36
いけしんさん はじめまして!

いやいや、やっぱり熱くなりますよ。でも他のタイプのジェット式ストーブと違って、燃料全部が沸点(70数℃だったかな)に到達しなくても、それこそタンクが2-30℃の内にジェット噴射が始まります。その時熱いのは油面より上の部分だけなんで、素手で持ち上げることができるんですよ。

液体の燃料が残っている状況なら、油面より下は高くても7-80℃なんで、ちょっと我慢すれば持てないことはないんですけどね。燃料が少なくなって燃焼終盤になったら流石に持てません。もしかして投入燃料が少ないのに持とうとしていませんか? 

あるいは、ジェット炎がストーブのどこかに当たっていたりかすめたりしていると、筐体温度が上がりやすくなります。

ジェットがかなり弱いんですか? もしかしたらですけど、内外缶の隙間から漏れているってことはないでしょうか? 縁からユラユラ炎が出ていませんか? それだと缶全体が熱くなりやすいかもです。

少しはヒントになったでしょうか? これからも気軽に聞いてくださいね。
Posted by tetk at 2013年10月09日 09:59
ご丁寧な回答ありがとうございます。

言われた通りに燃焼試験で少なく燃料で試していました。
スキマからの漏れは初号機では酷かったのですが、今は縁を折り返してるので解消されています。

これからも鱒増す真似をさせて頂きますので
宜しくお願いします。
Posted by いけしん at 2013年10月09日 10:35
いけしんさん
少ない燃料とのことで了解です。良かった良かった。
燃焼に至るまでの理論的な部分では理に適った方式で、究極で終着点という風に自負してます(まあ、いまのところですが)。
ゼヒゼヒ色々試してバリエーションを増やしていってください!
Posted by tetk at 2013年10月10日 11:06
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