2012年05月18日

理想のアルコールストーブ

はじめにお断りしておきますが、これは一般論じゃなくて個人の考えと好みです。各種各様なアルコール・ストーブを作って使って感じていること、開発の変遷がこれに凝縮されているかな。

● 給油が簡単
ドバドバと注ぎたい。ネジ式のフューエルキャップが付いた加圧型(チムニージェットなど)やペニーストーブみたいにチマチマ入れるのは面倒。手軽に給油できるのが一番です。

● 火達磨予熱不要
ペニーストーブやネジ式加圧型ストーブは、全体を火達磨にして予熱します。足らなくて消えたり、多過ぎて暴走するのは論外。当然テントの前室で使うのも躊躇します。加圧型の中でもチムニージェットは予熱がスマートな方ですが、それでも過不足することがあって万人向けじゃありません。

● 予熱時間の短縮
トランギアみたいなオープンジェット(副室加圧型)は、本燃焼に移るまで数10秒から1分程度かかります。これは燃料と時間を無駄に消費している以外何者でもないと考えています。加圧型も同じです。

● 少ない燃料で着火可能
カーボンフェルトを巻いたストーブは、例えば10ccだけ燃やしたい時(冷めた飲み物をちょっとだけ温めるとか)着火できないことが多いです。

● ポットを炎が包まない
ハンドルが熱くて素手でポットを持てないなんて面倒ですね。アメリカ人はサイドバーナータイプが大好きみたいですが、ポットの安定性を高めると炎の直径が大きくなって包んでしまうし、包まないようにすると安定感がなくなります。

● 中心から熱すること
熱効率は何と言っても鍋底全体を熱した方がいいに決まっている。この点でサイドバーナー・タイプは過去の遺物と思ってます。

● 風に強い
強いと言っても所詮アルコールストーブなんで、キャニスター型や白ガスストーブに比べたら断然弱いです。それでもできるだけ影響を受け難い方がいい。ゆらゆらと炎が上がるチムニー型やCF型は風の影響を受けやすいと思います。ジェット噴出のあるストーブの方がマシ。さらに Petal Stove や最新の Hoop Stove は、風を受けるとバスタブ炎がパイプ/フープを熱してジェットが強まる性質があります。パイプジェットは風で火力アップが図れるタイプということなんでしょうね。

● 暴走しない
加圧型は熱くなりすぎると暴走して火炎を噴上げます。加圧型の中でもチムニージェットは暴走しにくいタイプでした。熱くなるとジェット速度が上がり、それに引きずられて下から空気をより多く吸い上げるので、結果としてタンクが空冷されるというサイクルを繰り返します。しかし限度を越えるともちろん暴走でした。風防で完全に覆っても、暴走無しで使えるストーブが最高です。

● 火力が強い
目指すはアルコール・ストーブ界のJetBoil(笑) 基本的に湯沸し専用なので、炊飯とか考えていません。火力だけならチムニージェットの勝ちで、多分最強なんじゃないかと。暴走直前の臨界状態で動かすのが一番強いです。これを経験してしまったんで、他のタイプでもここを目指してしまうんですよね。

● ゆらゆら炎より噴出するジェット炎が好き
もう完全に嗜好の話です(笑)

● トルネードの魔力
取り憑かれました。完全に信者です(笑) やっぱり見て楽しい炎がいいですよね。

● 高燃費
火力と相反する命題。10cc を 4 分が個人的目安です。バスタブ燃焼の無い加圧型は総じて火力と燃費のバランスが高次元。本燃焼開始と同時にバスタブ燃焼が消えるのが理想なんだけどなー。


JSBさんなら軽量性とロープロファイルも課題に挙げられるんだろうなあと。わたしはどちらかと言うと「使える」ストーブより「遊べる」ストーブを指向していますね。
posted by tetk at 14:53| Comment(0) | TrackBack(0) |  アルコール沼 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック
Google+