2012年01月28日

【KAIZEN中】Petal Stove

私の理想にかなり近いペタルストーブですが、燃費性能と燃料が減った際の燃焼がイマイチです。6 ペタルだと逆 U 字型パイプが 6 本、都合 12 本もの"熱帰還棒"が刺さっているのが主な原因。帰還熱が大き過ぎて、タンクのアルコールがグツグツ沸騰しているのです(逆に言えばこのおかげで強火力になっているのですが)。
パイプを 3 本に減らせば熱問題を解決できます。しかしこれじゃトルネードを楽しめない。トルネードを維持した上で帰還熱を低減し、タンクからの気化量も減らす構造を試しています。

下写真のストーブは、試行錯誤してたどり着いた個体。
PetalStoveII_07.jpg
● パイプをトルネード燃焼の下限である 5 本に削減
● パイプを J 字にカットして片脚だけ燃料に浸す
● 短い方のパイプ端を密閉

ここに至るまでの失敗
■ バスタブ燃焼炎がパイプに直接当たらない構造
  これはダメです。情けないジェット噴出になりました。
■ パイプあたり 2 個のジェット
  1 個の方がジェット炎が長くなってトルネードに有利です。

結果
○ 「大人しい燃焼」で燃費が向上
30ccで無負荷12分以上、ポットを載せて9分燃焼
○ 標準的な火力を維持
400mlを点火から5分10秒で沸騰
○ ポットを置くと火力が増加、下ろすと熱帰還が減って減少
○ ほぼ最後まで安定した燃焼
パイプ短端を密閉したことで、燃料が少なくなっても長端側が浸っている限り通常燃焼をする(オリジナルのペタルストーブでは、中心に近い方の脚が先に浮いて、圧不足の燃焼になっていた)

先に豪快な 6 ペタル 12 レッグを見てしまってるんで、若干の物足りなさを感じます(笑) どっちがいいかは嗜好の問題ですね。標準程度の燃費と燃焼時間を維持しつつ、使い勝手と素早い立ち上がり&トルネード・・・なら 6 ペタル 6 レッグ 6 ジェットがベストかな。悪魔の組み合わせ「ダミアン・パターン」と名付けよう(笑)
posted by tetk at 13:34| Comment(7) | TrackBack(0) |  アルコール沼 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ダミアンパターン・・・ナイス!!(笑)
今オートウェルドの到着をまってます。
5ペタルを作成中ですが、アルミパイプ曲げるのって
難しいですね〜練習で50cm必要でした(笑)
Posted by takapon at 2012年01月28日 22:15
takaponさん
挑戦してくれてるんですね! 555なら「ファイズ」パターンですよ(笑)
ジェントルな燃焼になるはず。クッカーとの距離で燃費が変わります。

パイプを曲げるのは馴れですねー。私も今まで何m曲げてきたことか(笑)
Posted by tetk at 2012年01月28日 23:19
四半円火器(8jet)が、まるで 火事騒ぎのようだった

ペタルストーブの変遷を観て
廻れる限度は、5jet over
と言及していたので、次作は
このようなモデルに帰結するだろうなぁ、と
想像していました。

先端を行くひとの悩み事は
判断基準そのものが見当たらないことです
そして、パラメーターが多すぎること(爆)
Posted by JSB at 2012年01月29日 00:19
JSBさん
過激なタイプが好きなんですけどね。大人しくて万人受けする物もラインアップしとかないと(笑)

複雑化路線まっしぐらなんで、シンプルな構造が恋しくなりました。
Posted by tetk at 2012年01月29日 09:18
缶のカットが波打っていて、大変そうですね。
6ペタル9レッグ6ジェットとかバリエーションは豊富で、試し甲斐がありそうです。
パイプの曲げは、相変わらず上手く行かず、断念してしまいました。
治具が必要かもしれません。
Posted by けい at 2012年01月30日 23:33
けいさん
意識して波型カットしたわけじゃないんですよ。
完成後の改造で、軸付きヤスリで削ったんです。だからたまたま(笑)

バリエーションはいろいろ考えられますねー。でも実用的なのはそんなに多くないと思います。とりあえずダミアンパターンを検証すべく、接着乾燥中♪

パイプ、もしかして肉厚1mmですか? それだと難しいですね。
Posted by tetk at 2012年01月31日 00:04
パイプの肉厚は0.5mmです。
ようするに、コツを掴めていないのです。
Posted by けい at 2012年02月01日 22:04
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