
2011年2月19日
鈍りに鈍った身体をほぐそうと武甲山へとハイキング。秩父市内を通る度に削られた山面を眺めては、今以上低くなる前に行っとかなきゃなあと思っていたのです。
自宅を夜明け前に出発するもいきなり事故渋滞。仕方なく圏央道川島ICへ逃げてR254経由で秩父市内へ。下道を走った方が30分早く着いたろうに・・・。
08:20 表参道と呼ばれる一ノ鳥居から歩き始めます。

数十メートルおきに丁目を表示する石柱が立っているんだけど、何番まであるか知らずに歩いた・・・結局山頂が52丁目。武甲山頂までで、最初のコンクリート道が一番しんどかったかな。
08:55 不動滝は氷結してませんでした。

不動滝の横にある滝は完全氷結。

09:35 大杉の広場。

表参道は杉林の中をダラダラ登るコースで、登山の雰囲気にちょっと欠けますね。
10:30 御嶽神社。

立派なお社の横を抜けて展望台へ。少し霞んでいましたがなかなかの眺望です。しかし真下に見える採掘現場と柵が悲しい。自然の山と違って仕事の山ということなんでしょうか。

しばし休んだ後に小持山を目指します。
11:20 シラジクボ。

見晴らしが良く気持ちいい、しかし急坂を一気に200m下ります。武甲山往復だけでは味わえない雰囲気の良いコースです。
下ってきた南斜面。登りは嫌だな。

小持山へ登り返す斜面。ここから小持山頂まで時折足首が隠れるくらいの雪が残っていました。下った分だけ登り返さなくてはなりません。かなり堪えた・・・。

12:40 小持山。振り返るとほぼ同じ標高の武甲山が大きく見えます。秩父市内から見上げる痛々しい姿とは対照的に優しい山容ですね。

さて昼食のラーメンと思いきや、事もあろうことか箸を忘れると言う大失態(笑) 予備で持参していたおこわご飯に変更です。

正面に武甲山を眺めながら食べるのは気持ち良かったなあ(ラーメンじゃなかったけど)。この後、小持山直下でアイゼンを装着して大持山へ向かいます。
14:20 大持山。広い山頂ですね。

右奥に武甲山が望めます。ずいぶん歩いてきたなあ。

時間があればゆっくり堪能したいところですが、昼食に時間を取られたし、陽も傾き始めているので先を急ぎます。
妻坂峠へ下る途中での景色。武甲山頂から妻坂峠までの稜線歩きが今回のハイライトでした。

15:20 妻坂峠に到着。時間的に寒々しい感じ。陽が当たっていたら明るく暖かいイメージなんでしょうね。ここから30分くらいで林道に出ます。

16:15 一ノ鳥居到着。

武甲山往復だと味わうことのできない尾根歩きもできてかなり満足でした。
林道手前でモチズキの滑り止め(軽アイゼン:mini-5)を拾いました。お心当たりのある方はご連絡ください。

やはり、年に何度かは雪のある山を歩きたいものです。
最近、12本アイゼンを欲しいです!
これくらいの低山って雪があるとかえって歩きやすいし、春は花粉だし夏はクソ暑くて、やはり寒い時期がいいですね。
最近の12本のアイゼンは軽くなったのかな。どうせなら着脱の楽なワンタッチ式が欲しいけど、そうするとブーツから替えなきゃならなくて、私は20年物のアイゼンで押し通すことになりそうです。
武甲山の段々は私も哀しい気持ちで見上げていましたが、
元々はお写真のような優しいお姿だったんですね。
そろそろ山歩きを再開しようと思っていた折、
ご紹介頂いたコースをトレースしてみたいと思いました。
裏と表でこんなに違う顔を持ってたんですね。まったく知りませんでした。
葉が生い茂る季節より晩秋〜初春の方が眺めを楽しめるコースと思いました。
そばらしい景色はあるものの、体力的にかなりハードな面もありそうですね。
登山、全く想像できませんが、憧れます。
累積標高差で1200mくらい、距離で10kmくらいになるんでしょうかね。
速い人は午前中だけで周ってきてしまうみたいですよ。
歩くのも遅いし休憩も長い私には、ちょうど良い一日コースでした。