やはりアラームじゃ起きられず、隣の話し声で目覚めました(笑)。そこそこ冷えたようで、フライシートの結露が凍っています。AM 5 時過ぎのテント内温度は SUNNTO 計測で 5℃でした。
BA FlyCreek だと室内で火器を使うのにかなり注意が必要ですが、広い Starlet なら楽々。朝飯と珈琲で活力注入して、湿気を含んだままのテントを撤収します。
06:40 高谷池ヒュッテ出発
木道から振り返ると、朝日に北アが輝いていました。

茶臼山(2,171m)を超えると黒沢池の広い湿原が俯瞰できます

07:30 黒沢池ヒュッテ(2.000m)
サブザックを持っていかなかったのが失敗でした。ここへ荷物をデポして妙高山を往復するのが楽ですね。仕方が無いので全部背負ったまま先へ進みます。
大倉乗越(2,096m)を越え、ロープがあるような急な下りをやり過ごすと、しばらく平行移動のトラバース道となって長助池分岐へ至ります。
08:30 長助池分岐(2,035m)

ここから妙高山頂まで、標高差 400m を一気に上り詰めます。手を緩めてくれない急登の連続。樹林帯の中で展望も効かない登りは堪えます。きのう見た急な山容どおりの厳しさでした。
10:00 妙高山北峰(2,445.9m)

広い山頂がたくさんの人で賑わっていました。きのう登った火打山もよく見えています。

妙高山南峰(2,454m)から見た北峰

三角点は低い北峰側にあるんですね。標識も大きいから、そっちに人が多く集まって賑わっています。
静かな南峰の風裏で、北ア、八ヶ岳、遠く富士山を眺めながら昼食タイム。燕温泉側からも続々登頂してきます。駐車場に戻らなくて済むならこのまま反対側へ下りてしまいたいですね。
11:05 妙高山頂出発
一歩一歩足の短さを痛感しながら大きな段差を下ります。ここを降り切っても大倉乗越への急な登り返しと十二曲りが待ってるんですよね。先が長いです。
12:50 黒沢池ヒュッテ到着。ジュースを買って一休み。
13:00 黒沢池ヒュッテ出発

黒沢池から富士見平へ向かう道は、どこで足を止めても素晴らしい景色ですね。

黒沢の源流を渡り湿原と別れて富士見平へ向かいます。
後は先行者を追いかけ、後続者に追い立てられながら、ひたすら下ります。沢の音が大きくなると、やっと急な下りから開放されました。
14:45 黒沢橋で最後の休憩

15:30 笹ヶ峰登山口帰着

2,000m中盤の山だろうと少し舐めてかかってましたが、なかなかハードでした。でもそこかしこに存在する湿原の光景は行って見る価値がありますね。南ア北部ばかり歩いている自分には新鮮な光景でした。
帰路の高速道路は乗った途端に渋滞。関越道も酷そうだったので、上信越道下仁田で下りて上野村経由の峠越えで帰ってきました。帰宅後に気付いたんですけど、神流川は20日でシーズン終了でした。
それにしても、素晴らしい風景ですね!
こんなに良い風景が多いと写真ばかり写して先に進めないですね〜(私だったら)
はい、写真撮影を言い訳にたびたび止まって休みました(笑)
急登の時はそんな余裕すら無くひたすら前進です。