3日目
北岳山荘―北岳―肩の小屋―右股コース―二股―広河原―芦安駐車場
04:00 起床。風が強いものの晴れています。遠方の雲で日の出はイマイチでしたが富士山も遠くに良く見えていますし、近くの北岳は威圧感たっぷりの姿です。気温はそれほど低くならなかったはずですが、風のせいかジッパー部が少し凍っていました。でも夜中の風でテントはほぼ乾いた状態です。

朝の富士山。

朝の北岳(頂上は左奥)
05:45 北岳山荘を後にします。いくつかある頂上へ向かう道の中で尾根筋を歩きますが、冷たい強風で夏の終わりを強く感じました。

07:00 北岳山頂。展望が効いて穂高もよく見えます。これで5峰目の3,000m峰を踏破です。山頂の風は大したことありませんでした。ザックも下ろさず写真を撮ってそのまま肩の小屋へ向かいます。

山頂からバットレスを見下ろす(数100mも落ち込んでるんですよ)。

北岳から見た甲斐駒ケ岳

北岳から見た仙丈ケ岳(奥は北ア)

北岳から見た間ノ岳(右に塩見、左に農鳥を従えています)
肩の小屋の前で行動食を一口。ここのテン場も盛況だったみたいで、"離れ"のスペースまで埋まってました。
小太郎尾根分岐を超えて稜線に別れを告げると風もなくなり汗ばんできます。右股コースを下って途中の湿原チックな場所で最後の大休止。熱いコーヒーで気合を入れ直して二股へ向かいますが、気合だけじゃ膝の悲鳴は抑えられませんね(笑)。

最後の1時間は、登るときは割りと平然としてるのに、なんでこんなに長いんだろうと一歩ずつ「ひぃ」とか「はぁ」とか嗚咽が出てしまいます。もう降参と思う頃ようやく広河原まで下山しました。毎回こうです(恥)。
11:00 広河原着。残念ながら次の定期バス/タクシーまで1時間30分もあいています。すると貸切で来たタクシーが戻るために客を集めていたので迷わず捕まえ、待ち時間無しで芦安まで戻ることができました。
12:15 芦安駐車場着。中央道の渋滞が始まる前にと思ってさっさと帰路につきましたが、笹子トンネルと小仏トンネルですでに渋滞中。痛い膝でクラッチ操作が辛くて、こんな時だけオートマがいいと思ってしまう軟弱者でした。
私も、一度くらい3000mの高さへ立ってみたいと思う気持ちはありますが、肝心な根性が・・・
けど、テントだけはmossで行きたいです。
3,000mで迎える朝は格別なものがありますね。
それと尾根筋で、下からの風が自分を通り越して反対側へ下っていく感覚に病みつきです。
根性なんて無くても景色を楽しんでいるうちに着いちゃいますから大丈夫ですよ。
自分も行ったつもりで拝見していました、が、なんだか途中で根性が途切れてしまいそうでした。
9月でテントのジッパーが凍るなら今年はもうシーズンが終わりですね。
3000m、高校生以来行ってません。10月に行ったら凍死しますね(笑)
10月だと氷点下まで下がりますけど、空気が澄んで見晴らしは最高ですよ。
来年はどこかの山でテン泊しましょう。