ファミリー登山だけどあわよくば3,000mを踏みたい気持ちもあって、10数年前に登ったことのある塩見岳を目指しました。
1日目
大鹿村鳥倉林道の駐車場へ夜明け前に着いて仮眠。AM6時前に舗装された林道を歩き始めて、1時間弱で鳥倉登山口へ到着。ここから登山開始です。
8歳坊を登攀隊長に指名して、重荷の親はえっちらおっちら着いていきます。下山してきた人の話では、毎日午後に雨があって2日前が最も酷くPM1時に雷雨・・・しかし少しづつ良くなってきているという話に少し安堵と期待をしながら登行。濡れて滑りやすい木道(ハシゴ)などでは先行して子供達をサポートです。
結局コース図の2倍近い時間(休憩込み)をかけて12時頃に三伏峠小屋 2,560m へ到着。きょうの行動はここまでにします。
三伏峠のテン場

ここの幕営指定地はそれほど気持ちいい所ではないことが残念ですが、ガスが切れた瞬間に、遠く塩見岳が見えます。写真手前の山は15分くらいで行ける三伏山(2,615m)です。
2日目
夜の雨も上がって気持ちいい空が広がる中をAM5:40スタート。きょうは長丁場なので、往路にかけるタイムリミットを設けて歩きます。
三伏山から南面を望む(クリックで拡大)

時間との勝負でもあるので親父が先行。しっかり着いて来てくれる子供達をたくましく感じながら登下降を繰り返します。
本谷山(2,658m)から南面を望む

塩見小屋から見上げる塩見岳

塩見小屋を過ぎると森林限界を超えた岩場の登りが待っています。時間的にはギリギリ頂上まで行けるかどうかという状況でしたが、険しくなった岩にへばり付く子供の様子を見て中止を即決。上写真の左奥が塩見岳山頂、右手前の岩稜を回り込んだ標高 2,900m 弱までの登高でした。元寛大な妻は、昔の春山チャレンジ失敗に続く登頂断念・・・ついてないねえ。塩見小屋まで戻ってゆっくりお昼。来た道を延々と戻り、PM3:30にテントへ帰着です。
さすがにきょうは、水場までの往復35分に誰も付き合ってくれません(泣)。10時間近く弱音を吐かずに行動したんで許してあげましょう(笑)
3日目
昨夜の雨に続きAM4時頃にも雨が・・・。雨中の撤収は嫌だなあとテントの中でズルズル引き延ばし。きょうは下山だけの予定だからできるワザで、他の皆さんは雨の中を出発されていてホントご苦労様です。
AM5時過ぎには青空も覗き、濡れて重くなったテントを撤収。水滴を拭き取ることができたので、捨てて帰りたくなるほどではなくて良かった(笑)。AM7時過ぎに出発し、危険地帯を過ぎた後12歳娘の下降隊長を先頭に無事登山口までAM10:45下山。最後のアスファルトの林道歩き40分は苦闘でした。
赤石荘

赤石荘で温泉に浸かって汗を流し、駒ヶ根まで行って有名らしい明治亭でソースカツ丼をたらふく食べ、中央道の渋滞に突っ込んで帰宅。
塩見岳の山頂を踏めなかったのはパパの山選択がまちがったせいだけど、たくさん高山を堪能できたのは子供達ががんばってくれたおかげの山行きでした。
最盛期過ぎだけど迎えてくれた高山植物たち



きっと、お子さんが大人になってから・・・
良く父に山へ連れて行かれたなぁ〜なんて思い出に残るでしょう。
それにしても、この温泉は気持ち良さそうです。
景色も良いし、湯船も広い。
登山の後の温泉は超!気持ち良いですよね!
子供達がホントがんばってくれました。
1泊だとそのまま帰ってしまうことが多いですが2泊した後は格別でした。
誰もいない温泉独占はいいものですね。
自然を満喫できるのは、最高ですね♪
なんか、暖かい気持ちになりました^^
今回、下の子には厳しすぎるコース選定になってしまいました。上の子が小さかった頃より大丈夫なような気がしちゃうんですよね。
ずっと親父に付き合ってくれるか心配な年頃です(笑)