キャップのできるトルネード・パイプ/ウィック・ジェット・アルコールストーブ with 組み込み型ポットサポート
Cappable Tornado pipe/wick Jet Alcohol Stove with built-in pot support
2019年10月にも五徳を組み込んだタイプを作りました。あの時はポットサポートの取り付け方を思い付いてそれを具現化するのに一生懸命だったんですよね。デキにはもちろん満足してるんだけど、唯一の難点が手持ちのクッカーへ収納しようとすると無理やり押し込むような感じになってしまうことでした。
そこでかなり以前からやっていた取付方法でリメイクしたというわけです。でもだいぶ材料関係で苦労しましたよ。
2mm 径のステンレス丸棒を切って曲げてポットサポートにしているんだけど、近隣のホームセンターからは綺麗さっぱり消滅しているんですよ。世界的鉄鋼不足の影響がこんなところにも!?
以前数十本単位で購入してたショップそのものがなくなってるし、1m モノの選択肢がホント減ってしまった。
また前回ウィックに採用したケブラー糸の手持ちが枯渇してて、今回はハンダ吸取線ーつまり銅網線ーを採用。ケブラー芯の性能は申し分ないけど赤(黄)火が目立つのがちょっとな・・・と思っていたのです。もしハンダ吸取線を使って模倣しようとされるなら、パイプへ入れる前にアルコールまたはガソリンに浸してフラックス(松ヤニ)をしっかり抜いておきましょうね。
姿かたちや燃焼の様子はyoutubeで見てください。
仕様:
最大燃料容量 : 45cc
燃焼時間 : 16分45秒 @ 無負荷
給湯時間 : 6分20秒 @ 400ml 13℃
重量 : 60g
高さ : 87mm
製作用備忘録:
缶底切断 : 16mm
缶上切断 : 58mm
パイプ : 4mmΦ 0.5t
パイプ切断: 90mm
ジェット孔: 0.7mmアングル0.8mmストレート
ブラケット: 30mm X 24mm
ネジ穴間隔:22mm X 16mm
ステン棒 : 2mmΦ
140mmカット
上側は40mmから曲げ始め
中間は80mm(下から60mm)から曲げ始め
底側は25mm
2022年04月21日
2022年04月12日
自己空冷機能付き密閉加圧型アルコールストーブ
Center Air Vent Pressurized Jet Adjustable Alcohol Stove ・・・実験/研究の備忘録。
ストーブ中央に通気孔を持たせ、下から吸い上げた空気によって内壁を冷やす仕組み。
@ストーブ本体温度が上昇して内圧が高まるとジェットの勢いが増す
A同時に通気量も増加するため空冷効果も比例して大きくなる
Bその結果単室加圧(密閉加圧)型の悪しき宿命でもある熱暴走への耐性が高くなる
簡単に言えば熱暴走し難い単室加圧型。
構造的には2010年頃に発表したチムニージェットと同じ。ジェット孔の位置を内筒から外周部へ変更しただけ。
密閉加圧型のアルコールストーブで火力調整が可能なものは、やはり12年前に発表したものと同じ。
火力調整というより、熱暴走のし難さをコントロールするものと捉えてもらったほうが良いと思う。そもそも密閉加圧で弱火を作り出すのが超難しいのですよ。
ストーブ中央に通気孔を持たせ、下から吸い上げた空気によって内壁を冷やす仕組み。
@ストーブ本体温度が上昇して内圧が高まるとジェットの勢いが増す
A同時に通気量も増加するため空冷効果も比例して大きくなる
Bその結果単室加圧(密閉加圧)型の悪しき宿命でもある熱暴走への耐性が高くなる
簡単に言えば熱暴走し難い単室加圧型。
構造的には2010年頃に発表したチムニージェットと同じ。ジェット孔の位置を内筒から外周部へ変更しただけ。
密閉加圧型のアルコールストーブで火力調整が可能なものは、やはり12年前に発表したものと同じ。
火力調整というより、熱暴走のし難さをコントロールするものと捉えてもらったほうが良いと思う。そもそも密閉加圧で弱火を作り出すのが超難しいのですよ。