2012年01月31日

【KAIZEN】Petal Stove II −ダミアンパターンの検証−

ダミアン・パターン「6 パイプ 6 レッグ 6 ジェット」を提唱した責任をとって検証です。


ジェット噴出速度を抑えるために、最終的に 0.8mm へ拡大しました(噴出が速過ぎると炎が千切れてしまうので)。バスタブがグツグツ沸き立つことも無くなり、無駄な蒸発を抑えています。ジェントルだけど力強い燃焼を両立できました。

最大燃料: 45cc
燃焼時間: 16分 00秒 @ 無負荷
        14分 30秒 @ ポットを載せた場合
給湯時間: 5分 00秒 @ 点火から
        4分 20秒 @ 最大火力から

火力・燃費・容易性・速効性・安全性・トルネード・・・全部満たしていると自画自賛。今のところこれ以上のアルコール・ストーブは存在しない・・・と思いたい(笑)
posted by tetk at 21:08| Comment(13) | TrackBack(0) |  アルコール沼 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年01月28日

【KAIZEN中】Petal Stove

私の理想にかなり近いペタルストーブですが、燃費性能と燃料が減った際の燃焼がイマイチです。6 ペタルだと逆 U 字型パイプが 6 本、都合 12 本もの"熱帰還棒"が刺さっているのが主な原因。帰還熱が大き過ぎて、タンクのアルコールがグツグツ沸騰しているのです(逆に言えばこのおかげで強火力になっているのですが)。
パイプを 3 本に減らせば熱問題を解決できます。しかしこれじゃトルネードを楽しめない。トルネードを維持した上で帰還熱を低減し、タンクからの気化量も減らす構造を試しています。

下写真のストーブは、試行錯誤してたどり着いた個体。
PetalStoveII_07.jpg
● パイプをトルネード燃焼の下限である 5 本に削減
● パイプを J 字にカットして片脚だけ燃料に浸す
● 短い方のパイプ端を密閉

ここに至るまでの失敗
■ バスタブ燃焼炎がパイプに直接当たらない構造
  これはダメです。情けないジェット噴出になりました。
■ パイプあたり 2 個のジェット
  1 個の方がジェット炎が長くなってトルネードに有利です。

結果
○ 「大人しい燃焼」で燃費が向上
30ccで無負荷12分以上、ポットを載せて9分燃焼
○ 標準的な火力を維持
400mlを点火から5分10秒で沸騰
○ ポットを置くと火力が増加、下ろすと熱帰還が減って減少
○ ほぼ最後まで安定した燃焼
パイプ短端を密閉したことで、燃料が少なくなっても長端側が浸っている限り通常燃焼をする(オリジナルのペタルストーブでは、中心に近い方の脚が先に浮いて、圧不足の燃焼になっていた)

先に豪快な 6 ペタル 12 レッグを見てしまってるんで、若干の物足りなさを感じます(笑) どっちがいいかは嗜好の問題ですね。標準程度の燃費と燃焼時間を維持しつつ、使い勝手と素早い立ち上がり&トルネード・・・なら 6 ペタル 6 レッグ 6 ジェットがベストかな。悪魔の組み合わせ「ダミアン・パターン」と名付けよう(笑)
posted by tetk at 13:34| Comment(6) | TrackBack(0) |  アルコール沼 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年01月24日

五徳ジェット・ラージ

前作を細缶で作りカップの安定性に欠けてしまった反省に基づき、太缶でリメイクしたもの。中心穴は直径30mm。チムニー型の実験から立ち消えしない最小直径とした。全高も5cmに抑制。この構造じゃこの辺が限界です。
tripod-jet_L_01.jpg

作り方はほぼ同じ。パイプを3本から4本へアップ。ジェット数が8個。炎成長の面で熱帰還過多でした。
tripod-jet_L_02.jpg

火力は強力。パイプ下に予熱燃料を数滴垂らし、クッカーを載せてから着火するのが一番良い。予熱が必要などのタイプより、予熱に消費するアルコール量が少ないんじゃないかと思う。点火から 3 分 50 秒で 2 カップ 400ml が沸騰するが、燃料消費率が悪すぎる。五徳の安定性に欠けるものの 3 パイプが現実的バランス・ポイントです。

作ってみたものの何となく面白みに欠けるというか感動が足らない(笑)。だからビデオを撮る気が失せました。
posted by tetk at 20:08| Comment(3) | TrackBack(0) |  アルコール沼 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年01月15日

五徳ジェット

ペタルストーブのパイプを伸長して、五徳機能まで持たせてしまおうというストーブに挑戦しています。「五徳ジェット」と呼んでもいいかな(笑) もちろんこのカテゴリも JSB さんが先行者で、「All in One stove 1」や「Stand,act as a generator ver0.8」をすでに公開済み。

私はパイプを曲げないストレート型で開発をスタートさせました。Twitter でチラ見せした「コロシアム型」ですが、クッカーに当たって跳ね返る炎がパイプをさらに熱して、載せたケトルを包むほど大きな炎に発展・成長してしまう。"熱帰還棒"が 6 本も刺さっているわけですから当然と言えば当然でした。ウィックジェットのパイプに五徳を兼ねさせる構造は、この熱帰還を少なくすることが肝要と思います。

そこであっさりストレート型から方向転換。「逆 J 字」で熱帰還棒を 3 本に抑えつつ、ジェットが噴出する縦棒を 6 本確保。
tripod-jet_04.jpg
燃料が沸騰して炎がガンガン大きくなってしまうのを防ぐつもりで燃料注入穴を小さめに設定。同時に缶底の凹を反転させて凸にして、パイプ直下で予熱燃料が保持できるようにしています。給油を楽にするために注入口を再度凹ませる加工もしました。

逆J字パイプの短い方は、スチールウールを通した後Autoweldで密閉。(真ん中の燃料口をもっと大きくする必要アリ)
tripod-jet_01.jpg
tripod-jet_02.jpg
tripod-jet_03.jpg

突き出した6本の柱に穿つジェット穴を、炎が別のパイプを直撃しない角度に開けます。
tripod-jet_05.jpg

「多副室加圧型」みたいな動作ですね。パイプ一本一本を副室と考えるならもっと太いパイプでいいかもしれない。あるいは単室加圧型(ペニーストーブ)の予熱が超簡単なバージョンか?

ただし燃料口はある程度の直径が必要で、小さいと点火時に「ボッ!」と小爆発音がします。さらに塞がない方が良かったです。

この作例は、細いペプシ缶で作りました。そのため五徳直径が小さく不安定。太缶で作った方が良さそうですね。

JSBさんと私のノウハウ満載のストーブでした。

燃料 最大 30cc
重量 15g
燃焼 9分20秒 @ 30cc
給湯 4分50秒 @ 400ml
posted by tetk at 15:50| Comment(4) | TrackBack(0) |  アルコール沼 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年01月12日

ミニ 4 ペタル・ストーブ

petal_logo_small.gif

オリジナルのペタルストーブの小型版。細缶で作った 4 ペタルストーブです。火力を落とすことを考えて、細いペプシ缶にパイプ 4 本で構成しています。

最大 30cc で 11 分 20 秒燃焼
400ml が点火から 6 分で沸騰

花弁数を減らしたせいでトルネードに迫力がありません。ギリギリ回ってるくらいかな。パイプ数を減らした上でトルネードさせるには、直径を小さくすると良い結果が得られます。それがあって細缶で作ったんですけどね。

今のところわかっていることを備忘録として;
● 花弁数(パイプ数)が 1〜5 本までなら火力がほぼ正比例
● 5 本を超えると増加率が下がる
● 燃費と燃焼時間重視なら 5 本が限度
● パイプ突出高を抑えないと、パイプと缶の隙間(半円のところ)
  から炎が上がって美しくない
● 花弁 1 枚で熱帰還棒が 2 本も燃料に突っ込まれているので、
  燃費は帰還棒の数に反比例
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2011年12月29日

シリコン・リストバンド

親爺ですからファッションの話ではありません。シリコンバンドが 350ml 缶にピッタリという話です。

アーティストが販売したり、企業がノベルティで配布したりするシリコンバンドですが、サイズがいくつかあるみたいですね。入手したのは直径64mm、高さ11mm、外周202mmです。
silicon_band0.jpg

このサイズが太缶にピッタリ。以前作ったビア缶クッカーを素手で持てるようにハメたり、超軽量マグに組み合わせたり。
silicon_band.jpg

US の UL 系サイトでちょくちょく見かけるので、有名な TIPS なんでしょうね。どこか日本のショップでもオリジナルを作って小売りしてくれればいいのに。あるいは仲間内でチーム名入れるのもいいかもしれないですね。でもこんな物を欲しがる人の方が希少か(笑)
posted by tetk at 12:13| Comment(2) | TrackBack(0) | 道具系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年12月21日

1983年 moss カタログ

US の Josh さんが、1983年 Moss Tent Works のカタログを送ってくれました。
Josh-san who living in US, sent me a catalog of moss tent works 1983.

83_sideB_420.jpg

83_sideA_420.jpg

今まで半端なデータファイルしかなくて釈然としなかったことが判明。
● FLAGSHIP がカタログ・モデルだったことを知って驚き。
● 魅力的に映らなかった LANDMARK が 1 年で消えているのが確認できて納得。
● OEM 以外でスイスブルーのトリムを使っているモデルがあって意外。
● etc.
いくつかの「へぇ〜」が生まれました(笑)

Special thanks, Josh-san.
例の場所にもう少し大きな画像を載せてます。
タグ:Moss テント
posted by tetk at 20:49| Comment(4) | TrackBack(0) | 道具系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年12月19日

Moss Kingdome

この景色いいよなー。
kingdome02.jpg

我が家で最も長く出番の無いキングドーム。スッゴイ久し振りに張ってみた。
kingdome01.jpg

今から10年前、2001年の1年間だけ販売された超短命モデル。5角形で5本の等長ポールで自立する、スペック的には6人用の大型テントでした。テーブルを中に入れたまま4人でゆっくり寝ることもできます。大き過ぎて外からだと5角形と判りにくいかもしれないですね。

カラーリングと生地素材の違いで往年の『moss』のイメージから逸脱していますが、単純にテントとしてみた場合は、非常に完成度の高い良いテント。全部のガイラインを引けばかなりの暴風雨に耐えられます。そのせいでしょうね、吊下げに変わってしまったけどMSRブランドでも継続してるのは。

もう10年経つのか・・・。
タグ:Moss テント
posted by tetk at 22:08| Comment(8) | TrackBack(0) | 道具系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年12月12日

アルコールストーブオブザイヤー

今年もいろいろ作ってきたけれど、一番の作品はトルネードウィックジェット=TWJで決まりです。


@ 充分な火力
A 美しいトルネード
B 素早い立ち上がり
C 容易な給油


数字は重要視する順番で、特に@「使って納得の火力」とA「見て楽しい炎形」が外せない。この方針は来年も変わらないかな。上位二点だけならプレッシャー型サイコー。しかし燃料補給の手間、外部予熱の難しさが・・・オープントルネードじゃターボ装着でも巻き方が緩いし、リンゴは予熱時間が長過ぎた。しかし TWJ なら全部解決。ワタシ的2011年アルコールストーブオブザイヤーです。

追記
このストーブの正式名称を検討中です。パイプを花びらに見立てて「ペタル・ストーブ」(仮)。6 本なら six petal。動作的に表現すると Valveless Pressurized Cyclone Stove になるそうです。
petal_logo_small.gif
posted by tetk at 21:40| Comment(33) | TrackBack(0) |  アルコール沼 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年12月04日

H.M.E 3.0g キューベンファイバーウォレット

前に取り上げた 1.2g 版決戦用ワレットに続き、グッと実用性を上げた 3.0g 版ワレットをご紹介。ビデオの中で 1.2g 版との比較をちょっとやってます。


採用しているキューベンファイバ生地はそれぞれ以下のスペック
 3.0g 版  1.43oz/sqrd   48.4852189g/u
 1.2g 版  0.51oz/sqrd   17.2919312g/u


生地の重さがそのまま完成重量に反映されてますね。ズボンのポケットに入れっ放しにするのを 1.2g 版だとちょっと躊躇しますが、3.0g 版ならそんな使い方も平気です。実際に一週間毎日持ち歩いてみましたが無問題。

1.2g 版との比較で重量以外の欠点を強いてあげるとすれば、コインの出し入れがちょっとやりにくいかな。生地の硬さが仇となっている部分でしょうね。そうかと言って一部だけ 0.51oz/sqrd の生地を使うのも構造的に無理っぽい。フラップの縫い目に最もストレスがかかるので、数日使った後にSilNETを塗って補強しています(ほつれそうになったわけじゃなくて、あくまで転ばぬ先の杖ですよ)。

そんなことより軽すぎて落としても気付かなそうなのが難点か(笑) 軽さに普段使いの実用性までプラスされたワレットです。

興味ある方は H.M.E さんへアクセス!
タグ:アクセサリ
posted by tetk at 00:14| Comment(2) | TrackBack(0) | 道具系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする